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ここはゴミ箱です
本日の一冊

レイモンド・クーリー,渋谷正子訳:ウロボロスの古写本,2009.6.25.東京,早川書房 上下

こういう(ハリウッド映画的なノリの)歴史ミステリーは続けて読まない方がいいのかもしれないな,と思いました.「テンプル騎士団の古文書」と同じ作者さんの書いた本でした.

前回よりは主人公がムカつかなかった……かな.というか……主人公は誰だろう.登場人物の視点でそれぞれ切り替えて書かれる文章だったため,あえてこの人,という人物はいなかったように思いますが,ある意味それで「うわ、こいつウゼエ」っていう人が(もし)いたとしてもすぐに他に切り替わるから良かったのか? 内容については……あぁ……エリクサーなら今FF3でラスボスのためにためてあるよ? みたいな.

確かに不老の薬とか長寿の薬は,昔から求められているけれども実際に手に入ったら多いに困惑するというか.ひとつ一人だけってんなら,どうにでも消化できるかもしれないけれど,明日以降全人類の老化を遅くすることができます! って薬ばらまかれてそれで世界が回るのか? ……その点,この本のラストは希望があるようなないような.正直そんなフェアリー物語的な終わりをするとは思っていなかったですよ.
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本日の一冊

高田高史:図書館が教えてくれた発想法,2009.3.10.第2刷,東京,柏書房

帯には「2009 若い人に贈る読書のすすめ選定図書」とあります.中学生から大学生まで使えそうな内容.あかね市立図書館という架空の図書館を舞台に,一夏を図書館のアルバイトとして過ごす少女が,図書館司書の男性について図書館の仕組みを教わるという内容.少女の日記形式で話が進みます.少女になった気分で,実際に図書館を回りながら内容を確認できそうなあたり,図書館に興味のある子にとっては面白く学べるのではないでしょうか.

はん? なんだかいつになく真面目に感想を書いているような気分ですね.公共図書館が舞台ですが,大学でも使える内容なので,読みやすいし……読んで欲しいなと思える一冊でした.図書館が「素晴らしき世界」(2009/06/08参照)なのかどうかはやはり使い方を覚えてみて「おぉ! なんとこんなことまで……!」という感動体験をしなければ言葉では伝わらないような気がします.その点,若い人に読ませるなら素晴らしさ云々ではなく,素晴らしさを見つけられる方法なのではないかな,なんて.……年寄り臭ぇ.

でも中学・高校図書室に一冊くらいそっと置いて行きたい気分になりました.
本日の一冊

ジェニファー・リー・キャレル,布施由紀子訳:シェイクスピア・シークレット,2009.5.30.初版,東京,角川書店 上下

原題はInterred with their bones『骨と共に葬られて』だそうです.

書店で平積みになっていたものを,買うか買わないか悩んだ挙句図書館で借りました.シェイクスピアは中学生から高校生くらいにかけて読んでいて,今でも文庫版で持っていますが,そう言えば最近読み返してないなぁと.

結論から言うと,買わなくてよかったかな,と.いや,そうですね過去の謎を追うという意味で「テンプル騎士団の古文書」よりは壁本ではなかったのですが,買って保存しておくほどでもないか……と.シェイクスピアの正体については以前テレビでも云々と議論されていたような気がしますし,秘密を追う主人公が別の誰かに追われるっていうのもダ・ヴィンチ・コード以前からよくあるよねぇという展開なので.ただ読みやすくはあるので,これをきっかけにシェイクスピアを読む人も出るかも?

唯一絡める要素としてオリジナルというか,面白い部分はファースト・フォリオに収録されなかった幻の戯曲を持ってきた部分かしら.個々の謎解きに必要な蘊蓄部分は楽しかったです.でもストーリーは…….
本日の一冊

森ビンゴ著,カプコン原作,安井健太郎小説ストーリー協力:Devil May Cry 4 -Deadly Fortune-1,2009.4.1.初版,東京,角川書店
森ビンゴ著,カプコン原作,安井健太郎小説ストーリー協力:Devil May Cry 4 -Deadly Fortune-2,2009.7.1.初版,東京,角川書店

PS3を買うのが嫌で,ゲーム自体はプレイしていません.でも小説それまでのも買っていたので買いました.私のメインはトリッシュなので,出番が多めで満足です.先日バチカン奇跡調査官で柴本さんの絵を拝見したばかりなので,続く時には続きますね.

ダンテ叔父さんになるの巻.……それよりもお兄ちゃんが子づくりしていたことに驚いたんですけどね,私は.ネロはダンテではあり得ない素直っぷりでした.う〜ん,公式サイト見ていた限りではもうちょっと生意気なのかと思っていましたが.ちゃんとラブにも素直だし?

それにしてものれん分けして,今後はネロ単体主役のゲームが出たりするんでしょうか.ダンテ壮年ヴァージョンとか,それでも十分ついていきますよ? PS3でなければ.老年でもいける.
本日の一冊

レイモンド・クーリー,渋谷正子訳:テンプル騎士団の古文書,2009.1.25.初版,東京,早川書房 上下巻

ハヤカワ文庫の上下巻を読みました.メトロポリタン美術館で行われたヴァチカンの至宝展に乗り込んできたのは馬に乗った四人のテンプルナイツ.美術館を荒らして展示品を回収して消えて行った騎士を追いかけて,その場に居合わせた考古学者の女性テスが,その秘密をテンプル騎士団の歴史の中から見つけ出す.

というような内容.まぁこれらの展開で大体想像がつきますが,そのテンプル騎士団の秘密はカトリック教会にとって好ましくない内容のものでして…….ダ・ヴィンチ・コードの出版と前後して原稿を書き上げたそうな.冒頭部分の騎士団コスプレが美術館に乗り込む部分は映像向きかと思いましたが,他は……どうかな.

とにかく考古学者もどき(発掘や研究から離れているのでそう呼ばせてもらいますが)のテス,本作の主人公がまったく理性的でないというか,ぶっちゃけ共感できねぇムカつく.おっと,下品でした.娘母親置いて,事件を追っかけたい,オーケー.ちょっといいなと思ったFBI捜査官を裏切って逃げてみました,オーケー.

それならそれで,うじうじす・る・な(怒).

美人だから許されるのかあぁん? FBIの捜査官も最終的に許しちゃうんだから……はぁ.こっちの方が人の弱さというか感情の軌跡は現実的って言えばそうなのかな? とにかく物語としては面白くないというか,全然ノれない感じがしました.全部読んだけど.

古文書ってタイトルから感じるなんか秘密めいた,埃っぽいけど暗く光るエデンの林檎的なロマンがなかった……!(←理解しなくていいですよ〜)冒険サスペンス巨篇とあるけれど,過去のテンプル騎士団部分の冒険は認めても,現代のサスペンス部分は認められない気分でした.
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