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ここはゴミ箱です
本日の一冊

ドーロテ・ゼレ他著,併戸昇空訳:絵画でたどる聖書の中の女性たち,1994.5.20,初版第1刷,京都,同朋舎出版

旧約聖書から新約聖書まで、聖母マリアを除いた22の項目で聖書中の女性たちを取り上げる本書.多数の絵画図版はカラーで,豪華と言えば豪華.そして大きい.文字は小さいのでちょっとちかちかしましたが(年ですか),そこは絵に目を反らして耐えました.

聖母マリアが抜いてあるのは,それだけで一冊の本ができあがってしまうから.ボリュームで言えばマグダラのマリアも多いとは思いますが,桁が違ってしまうのかもしれませんね.

それにしてもこの本,誤字が多かったり段組みが奇妙だったりして読み辛かった.間に絵を入れているせいなのか,しかし絵を挟んでも上から下というならそれに統一してくれれば良いのに.突然右にいってみたりしないで欲しい.
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本日の一冊

エリス・ピーターズ,岡本浜江訳:聖なる泥棒;修道士カドフェル19,2006.1.20,初版1刷,東京,光文社
エリス・ピーターズ,岡達子訳:背教者カドフェル;修道士カドフェル20,2006.3.20,初版1刷,東京,光文社

マークの再登場から2巻で,このカドフェルシリーズは著者の死去によって終了となりました.次巻の構想もあったようですが,改めて全体を読んでみるとこの「背教者カドフェル」は20巻として区切りの巻であったことは間違いないような気がします.もしかしたらモードとスティーブンの争いに決着がつくまで話を続けたかったのかな.

改めて読み直すと,背教者となったカドフェルが修道院を出る際にラドルファスに言った言葉を,ラドルファスは最後にきちんとなぞってくれるんです.優しくも,厳しくもなく,ただ「もうよい!」とその一言だけ.「許す」でも「よく帰ってきた」でもないんです.「もうよい!」それだけ.

惚れてまうやろー!!

修道院長の役目は,そう可愛くもない修道士達羊の群れを,すべて保護することだと彼は言います.最終巻となった「背教者カドフェル」では男女の仲よりも親子の関係が書かれていて,一組はカドフェルとオリヴィエ,もう一組はグロスター伯ロバートと末息子のフィリップです.

しかし個人的にはもう一組あると思いました.そう「ファーザー」と呼ばれる修道院長と「マイ、サン」と呼びかけられる修道士です.まるで放蕩息子の例えにあるように,という風にはいきませんが,戻ってきた放蕩息子を父親は再び家に迎え入れるのです.例えのように手を伸ばし,抱きとめることもせず「もうよい!」の一言だけで.そうしてちょっと長い期間はぐれていた羊を迎え入れて,再び群れを伴って歩き出すラドルファスの背中はとっても大きいのだろうなぁと思います.そう,彼は”父親”なのですよ。ちょっと年をとりすぎた息子もたくさんいますけどね(笑)
郵便受けに入っていてなんだろうと思ったら,
いつだったかの献血で応募していたものが当たったらしい.
本人すっかり忘れていたのですが,ミニカー好きなのでもらっとこう.

献血カー
本日の一冊

深沢梨絵:悩める助祭の緑の季節,2010.4.5,初版1刷,東京,講談社

「ウブな神父に恋の洗礼!?」って正直この帯にはドン引きだぜ…….
レジに持って行くまでの間に帯を剥がすかどうか本気で悩みました.

これって一応BLなんですかね〜.著者はそのつもりとのことでしたが,どんだけ「恋の洗礼」だったのか聖職者マニアとしては読んでおかないと駄目かと(つうかそのマニアが駄目だね)思って.表紙も綺麗だったし(モノクロ絵はちょっとイメージ変わる).

中身はね,いや結構真面目ですよ.地味と言われても仕方ないくらいに真面目ね.というか,身につまされる……(?)とりあえず東京教区に本当に杉並南教会があるかどうか検索しちゃったじゃないですか(笑).やけに具体的だったからびっくりしてさ.

一時期吉祥寺と杉並の真ん中あたりに住んでいたので,なんとなく身近に感じてしまった.この本は航平の方に視点を置くともっと悶々とした感じだったんでしょうね.頑張ってイエッサと争ってください(HP短編の話).

私は好印象な本ですけど,一般受けはしなそう.何しろコアだ.のっけから「漁師ペテロの召命」ですか? これでO.K.出した編集すげぇと思う.

ちなみに五島行きたいな〜ってもう十年近く思っているのに,今だ実現せず.
本日の一冊

エリス・ピーターズ,大出健訳:陶工の畑;修道士カドフェル17,2005.9.20,初版1刷,東京,光文社
エリス・ピーターズ,岡達子訳:デーン人の夏;修道士カドフェル18,2005.11.20,初版1刷,東京,光文社

ここまで来るともう,再々読のためマークの再登場が分かっていて17巻とか気もそぞろな感じなのですが,改めて読み直すとこの「陶工の畑」ってものすんごい女同士のやりとりなんですよね.カドフェル・シリーズって男女の甘いロマンスみたいなイメージもあるのかもしれませんが,結構ドロドロしている部分もあって,それだけ多様な人間が生き生きと書かれるわけです.その重厚さは他のミステリシリーズには感じられないものだと思います.

さて真面目なコメントを書いたから存分にマークの再登場で浮かれていいですよね! 「デーン人の夏」では助祭マークが司教のお使いでシュルーズベリの修道院を訪れます.もうね,入って来た姿をカドフェルと一緒に見ている感じで,何度読んでも再会が嬉しいの.一時的な助手として出て行ってしまった人達を除いて,マークほどカドフェルに薬草園以外のところでも関わって(つまりあの放浪癖と推理過程ね)くれた助手はいないんですよ.修道士として残ったオズウィンや,ウィンフリッドはね,働きは良いけどマークとは違うんですよね.探偵助手みたいなことはしてないの.ウィンフリッドに至っては台詞も極端に少ないし(笑).

マークはカドフェルにとって特別な友人で,優秀な助手で,愛する兄弟であり息子で,そしていずれは尊敬すべき父になるんですよ.なんでしょうか,この……年齢を超えた関係は.ヒューとも年齢を超えたよき友人なんですが,それとは別のものですよね.う〜ん.とにかくもう……いい子なんだ,マークは.読み返すたびに絶賛しているな,私(笑).
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