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ここはゴミ箱です
本日の一冊

有栖川有栖:闇の喇叭,2010.6,初版,東京,理論社

装丁とイラストが素敵……! これほんとに有栖川先生の本か(←失礼)と思った正直.

「密室キングダム」と続いて偶然にも昭和の(「闇の喇叭」は架空の召和ですが)時代を強く意識させる本でしたね.こういう架空の舞台を持ってくるのは珍しいかなと思いましたが,最後の少年メールに関しては(あ,メールって言わないのか)有栖川先生だな〜と思わせる青臭さ(悪口ではありません念のため).ちょっとほっとした.あ,待てよほろりとしたと言うべきか.

連日暑い日が続きますね〜.ニュース聞いていると(テレビないのでラジオで)家の中で熱中症も洒落にならないです,ほんと.
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本日の一冊

柄刀一:密室キングダム,2007.7.25,初版1刷,東京,光文社

本の厚さに怯んでなかなか手が出せなかった一冊ですが,とうとう手を出しました.読んでいて冗長に感じるようなものはなかったのですが,とにかく重いし長いしで,手が疲れ尻が痛くなりで姿勢をころころ変えながら読むしかないという辛さはありました.

手に麻痺が出て一旦は表舞台から姿を消したマジシャンが,復活公演をするというので,そのマジック教室の教え子である南美希風と姉の美貴子は会場へ.会場での公演は成功し,第二ステージであるマジシャンの自宅へと舞台が移る.そこで連続する死の謎.三重の密室から始まって,茶室の密室,図書室の密室と続いていく.偉大なマジシャンを貶めるかのように,アンチ”壇上のメフィスト”の犯行は止まらない.

というのを923ページ.私は最初のガラスの時点で,まさか舞台大回転の大仕掛けではないかと本気で疑っていたのですが.ある程度柄刀さんに慣れていて,ちょっと長めでも苦にならない人は是非お試しあれ.私は最後のアレいらないんじゃないかと思いましたが,全体的に退屈しない密室だらけのお話でしたよ.
本日の一冊

メアリー・ノートン,林容吉訳:床下の小人たち;岩波世界自児童文学集,1993.8.6,第1刷,東京,岩波書店

1952年発表の作品で,他にも小人たちシリーズがあるようですね.先週末に公開されたジブリの「借りぐらしのアリエッティ」を観たので,原作も読んでみるかと手を出しました.

映画の方は,大きな盛り上がりはないんですけど,私は好きだな〜と思える作品でした.あの蔦が這う家とか,アリエッティの部屋とか,切手が貼ってある廊下の壁とか.一番はあのドールハウスですね.女の子はドキドキするんじゃないかなぁ.男の子は分かんないけど(笑).あとパパがすごく格好良いですね.惚れる.

それにしても「あぁ、男の子だな」と思ったのは,台所を引っこ抜いて,がしゃんと嵌め込んでしまうあたりです.女の子ならあのドールハウスをもってそんなことしないな(多分).原作ではそこまで乱暴なことはせずに,ちゃんと少しずつ運んであげてたみたいですけど.

映画も原作も最後がちょっと気になる終わり.病弱少年の台詞と場面はちょっと「耳をすませば」を思い起こさせるし,原作は結局男の子の空想だったのかどうなのか分からないあたりがね.
本日の一冊

キャロル・オーティス・ハースト文,ジェイムズ・スティーブンソン絵,千葉茂樹訳:あたまにつまった石ころが,2002.7.1,第1刷,東京,光村教育出版

題名だけ見た時,内容はもしかしてとってもシュールなのかもしれないと思っていたのですが,そうではありませんでした.子どもの頃から石を集めるのが大好きで,大人になっても石を拾い集め,自分で分類し,ラベルをつけて大切にしていた一人の男の人の話.

とにかく頭の中にもポケットの中にも常に石のことがあって,石ころなんて役に立たないだろと言われて「そうかもね」と答えつつ,ずっと手放さなかった人で,結局石好きが認められて,博物館の掃除夫から鉱物学部長へ,そして館長にまでなってしまった,と.

他の人に何を言われようとも,彼は石が好きで,役に立つとか立たないとかではなくって,ただ好きなんだな〜.それを認めてくれる人がいてこそこの成功話なんだろうけど,素敵な話だと思いました.夢を,好きなことを諦めなくてもいいんだよと言われているような気分です.

あいつの頭ん中には石ころがつまっているんだよ,というのは彼にとって褒め言葉ですね.わたしなら書誌がつまっているって言ってもらえたらいいのかな.本は入りきらんからね(笑)
本日の一冊

柏枝真郷:絆;ニューヨーク1897,2009.4.25,初版,東京,中央公論新社

ミステリかファンタジーか迷いましたが,一応事件らしきものを追っているのでミステリに分類.

タイムスリップもので,現代ニューヨークから1897年のニューヨークに,おまけに体ごとではなくて意識だけが飛び,体は自分の高祖父のものときたもんだ.でも体ごと移動するよりはエネルギーも少なそうか……?

現代と当時のニューヨークの街並を丁寧に比較描写する(主人公の性格的なものも考えてのことでしょうが)のに,著者の愛を感じました.名前見たことあるような……と思ったらパートナーの方なんですね.そっちは読んでいないのですが,あれもアメリカの警察じゃなかったでしたか? こっちは表紙にいる髭の兄さん(いや読むまではおっさんだと思っていた正直)に惹かれて借りました.結局似合わん髭は当時の流行だったのか……?

さて,アイアンフェザーでプレゼントコンプリート目指していたのですが,一周目ではコンプリートがそもそもできないことを知り,その間にFEの新作(新作?)がきてしまって,二週目はちょっとおあずけ状態.ところでわたしはワイズがヒロインだと信じて疑っていないので,フライは優しい子だしヒーローだから,ヒロインにだってプレゼントあげるはずなんだ! と妄想していました.
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