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ここはゴミ箱です
本日の一冊

エリス・ピーターズ,大出健訳:聖ペテロ祭殺人事件;修道士カドフェル4,2003.7.20,初版1刷,東京,光文社

ラドルファス院長のおかげで出番の減ったロバート副院長.同情なんてしないぜ.カドフェルの所属しているシュルーズベリ大修道院の正式な名称は聖ペテロ・聖パウロ大修道院ということで,聖ペテロ,聖パウロの両聖人の名前を冠しているのに,どうも聖パウロの方はしばしば軽くみられてしまっていたのだとか.この修道院に大きな利益をもたらす祭も,聖ペテロ祭であって聖ペテロ・パウロ祭ではありません.

話は祭の市に参加したある商人が殺され,その周囲でさらに窃盗や殺人が起きるというもので,ラドルファス院長のお墨付きをもらって,前巻よりカドフェルが自由に修道院の外まで出歩きます.マークは相変わらずの茶目っ気と真面目さでもって,カドフェルのよい助手,よい同僚でありますし,出産をひかえたアラインと,その夫ヒューもカドフェルのよい友人であります.私はこの巻の中で,カドフェルとヒューが事件の話をしている側で,マークが薬草園の草取りをしているという場面が大好きです.

今日はちょっと晴れ間も見えましたが,明日からまた雨のようですね〜.週末くらいは晴れて欲しかったのですが……布団干したいよ〜.
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本日の一冊

エリス・ピーターズ,岡本浜江訳:修道士の頭巾;修道士カドフェル3,2003.5.20,初版1刷,東京,光文社

一巻では二人の助手があれやこれでいなくなり,二巻では舞い込んで来た助手は舞い込んで来たと同じように飛び去ってしまったため,助手に恵まれなかったカドフェルでしたが,三巻目にして初めて運命の(笑)助手に巡り会います.愛情に恵まれない幼少期を送り,決して自ら望んで修道生活に入ったわけではないけれど,カドフェルの元で様々なことを学びながら成長するまだ見習い修道士のマークです.

初登場のまだ子どもっぽさ全開の頃から,「不老の司祭を思わす」微笑みを見せるマークを,カドフェルはこの頃からちょっと神聖視している感があります.それにしても,目指すところは法皇か枢機卿だなんて,結構野心家ね,マーク(笑).

題名の「修道士の頭巾」はカドフェルも育てているトリカブトのことでありますし,物語中修道服も(多少)活躍しますのでそれを含めてもいるのかと思います.

追記:忘れていました.明日はサイトの7周年記念日なんですよ.何にも用意していないんですが…….
本日の一冊

エリス・ピーターズ,大出健訳:死体が多すぎる;修道士カドフェル2,2003.3.20,初版1刷,東京,光文社

我らがヒュー・ベリンガーの登場巻.読み直すたびにこいつってこんな怪しい,悪そうな役柄だったっけと思います.とにかくカドフェルとの腹の探り合いが,その後の連携っぷりを読んでからだとなおさら面白くももどかしくも感じられるのです.ふふっ,しかし青二才がカドフェルに敵うと思うなよ,と心の中で意地悪く考えて読んでました.

でもまんまと騙されたと知った後のヒューがもう……すごくいいんですよね〜.逆にちょっと「こいつには敵わない」とカドフェルが思ったくらいなんじゃないかな.一気に距離が縮まったというか.あ,私は腐ってますがヒューとカドフェルについては純粋に友愛で.家族愛に近いけど……でも息子というよりはやっぱり友かな.年齢差なんて問題なく,信頼できる友人.たまに助言者(お互いが).決闘を見守るアラインも大好きですけど!

そう言えば,初読の時は確かにヒューより年下だった自分が,もうとっくに追い抜いているあたり……ちょっと再読してショックだった.アラインなんかもっと若いでやんの(時代のせいもあるけど).
本日の一冊

エリス・ピーターズ,大出健訳:聖女の遺骨求む;修道士カドフェル1,2003.3.20,初版1刷,東京,光文社

本当に好きなものは何度紹介しても足りない,と個人的に思います.ので! 何度目か分からないけれども,読んだからには紹介を!

と言いつつ,正直大学生の頃に公立の図書館で借りて初めて読んだ(その頃はまだ光文社で出ていなかった)このカドフェルシリーズの初巻は,さほど「いい!」という印象ではありませんでした.なんせまだヒュー・ベリンガーもマークも出てこないお話でして,主人公であるカドフェルに好印象を持ったものの,ちょっとラストがあれなこともあって訳も多少古いし……でも個人的にはブラウン神父よりはましな訳だったので続きも読んでみるか,という程度のものだったと記憶しております.

でも初巻からシリーズの方向をしっかり見据えている感があって,若い男女の恋愛模様と,カドフェルの視野の広さ,薬園を愛する仕事っぷり.後々に活躍の場が用意される各修道士達の名前.一回シリーズを通して読んだ後だからこそにやりとできる部分が多くあります.題名に出た聖女も後の活躍がある一人.もう骨ですけど.

ことあるごとにマーク,マークと言っていますが,こうしてマークの出てこない初巻を読むと,カドフェルもちゃんと好きだわ私,と思います.テレビシリーズを見たことがなくて,DVDの中古が出回らないか探しているのですが(←多分無理.皆好きで買っているだろうから),私のイメージはもうちょっとずんぐりしていて,肩の張っている感じなんですよね〜.俳優さんかっこ良すぎるかな(笑).カドフェルとは一緒に仕事したくて(修道院ですけど),ラドルファス院長は上司にしたい.

これから順次再読していきますよ,むふふ.
本日の一冊

松岡利次翻訳:ケルトの聖書物語,1999.4.26,第1刷,東京,岩波書店

ケルトの〜というよりはアイルランド文学の中の聖書物語として個人的には理解しましたが.そもそもアイルランド文学に詳しいわけではなく,これが初めてかもしれない未知との遭遇的心境.

聖書物語ですので,聖書を物語風にしたというか,新約正典,外典,偽典,註釈から聖人伝などから引っこ抜いて面白く興味深いように組みあげさらに自分の創作まで加えてしまったという,一種の二次創作とでも言うべきか.妄想が暴走してしまった感がなんとなく親しみを感じさせ,けれど元となった聖書及びアイルランドの英雄伝などはしっかりと盛り込まれているという……知識の多い二次創作? それがまたアイルランド文学特有の(といっても詳しくは分からないのですが)文章でもって表現されていると.

本書で翻訳されたのはほんの一部分ですが,文章的にどうやら「形容詞を多用し,物事を切り刻んで列挙するのが好き」な傾向が見られるようです.短くできない箇条書きみたいなところ.何でか親近感を覚えるのですが…….

面白いなと思ったのが「アダムとイブの物語」の蛇とイブの会話ですね.私は旧約を読んでなんとなく誘惑する蛇はオスだと思っていたのですが,ここでは堕落に誘う構図として悪魔→メスの蛇→イブ→アダムとなっているようでした.誘惑に弱い女の蛇とイブが騙し騙されしているわけです.

さて,上記の話から飛びまして,本日の不幸話.私はそもそもストッキング(タイツも)が長持ちしない人間なんですが(つまりすぐ破く),本日も見事に穴をあけました.歩いていてブーツのチャックに引っかかったのです.見事に穴が空いたのですが,「靴下上から履けば隠れる位置か?」と帰宅するまでは思っていました(←どうしようもない貧乏性).しかし帰宅してから部屋に飾ったガーベラの茎を切った後,その花切り鋏を足の上に落としまして…….

えぇ,流血ですがなにか?

先っちょが足の爪のあたりにガツン.……あ,また破れた.これは流石に再起不能かと思いました.冷静にストッキングを脱いで捨て,足は絆創膏を貼っています.うん,半分は爪に当たったため,プチ不幸話ですんでよかったです.
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