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ここはゴミ箱です
篠田真由美:失楽の街;建築探偵桜井京介の事件簿,2004.06.07,第1刷,東京,講談社

これで建築探偵シリーズは第2部が完結らしい.第3部は京介も30代から40代にかけてということになるのでしょうか.就職しちゃったりするんでしょうか.

今回は私にとって幸なことに,神代先生がメイン視点だったので読みやすかったです.蒼も嫌いじゃないですが,建築探偵の中では一番神代先生にシンパシーを感じるというか.
はぁ,そういう野心的な……というか先駆的なアパートがあったんですね〜.団地住まいとか,想像できないんですが.今回の事件は建物自体がどうこうというわけではなく,爆弾魔を追うとかそういうお話でした.
故郷って帰りたいと思うかどうかはその人次第で,帰るべきと考える人もいれば,故郷なんてないと思う人もいる.当然ですね.屍鬼でも思いましたが,それに縛られていると感じるかどうかは,感じ方次第なんですよね.
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小野不由美:屍鬼(五),2002.3.1,東京,新潮社

最終巻の解説は宮部みゆきさん.ハードカバーを買えということなのですが,自分は読み返すことがあってもそれはずっと後のことになるのでは? と思いました.

沙子の甘さを打ち砕くような静信の結論とか,なにをしても元通りにはならないことを知っていた敏夫が,最後までそれに目を向けることなく”何かをし続けること”に熱心だったこととか.自分なら……と考えさせられるけれど,考えても決して良い気分にはなれない.そういう意味では読後感がサイアクの部類に入るのではないかと思います.

むしろ最後まで⚪︎⚪︎は大丈夫と思っていた自分がイタイ.すごい作品.すごい問題作という褒め言葉になるのではという物語でした.
小野不由美:屍鬼(四),2002.3.1,東京,新潮社

事態はもはやのっぴきならないところまできていて,敏夫にはどうしようもなくなってきています.静信は”どうしよう”という気はないようで,静観というか,人々がどうなるかではなくて,屍鬼達がどうなるかという方向に心を向けてしまっています.
正直なところ,単純に夏野とかが生き残って,みんな火葬にしてしまうとか,最後はお寺が……とか甘い考えを抱いていたのです自分は.でもこの話,単純どころではなく,問題作と言ってしまってもいいのではないでしょうか.
登場人物が落ちるだけ落としてやるっていうような展開にちょっと呆然とします.
宮部みゆき:淋しい狩人,2003.1.20,第26刷,東京,新潮社

田辺書店という親友が残した古本屋を引き継いだイワさんと,孫の稔,そしてアルバイトで切り盛りしている.そんなイワさんが関わった人と古本について書く短編6本.
これの「うそつき喇叭」について,何かの本で本当にあった本なのか,そうでないのかということが書かれていたため,機会があれば借りてみようと思っていました.

「六月は名ばかりの月」「黙って逝った」「詫びない年月」「うそつき喇叭」「歪んだ鏡」「淋しい狩人」.最初イワさんと稔の関係は良好で,しかし稔が年上の女性と付き合いだしてから悪くなっていく.まぁ,悪く,という表現が正しいかどうかわからないですが.
好きとか嫌いとか,本音とか建前とか難しいですからね.でもそういうのを経験だっていうなら,自分はすごく単純で面白みがないのかもしれないです.宮部さんの作品を読むとそう思います.
小野不由美:屍鬼(三),2002.3.1,東京,新潮社

夏野が一番真相に近づいたせいで危険な状況に陥ってしまうわけですが,読んでいるこちら側としては非常にもどかしく.何故って敏夫と静信と夏野たち子どもが協力すればずっと近道なのです.いっそ公表して墓を全部開けてしまえと思うのに.
兼正さん家無関係説は全く的外れでした.夏野も怖くて大人に泣きつくタイプであれば話は早かったのかもしれないですが,とにかく先が気になる.夏野は助かると,予想はしてみます.
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