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ここはゴミ箱です
本日の一冊

井上勝六著:食と健康の文化史;薬になる食べものの話,2000.5.30,東京,丸善

とにかく何だかいっぱいいっぱいなほどの豆知識が詰め込まれているため,頭がおっつかない.食べものから見た文化史なので,漢字の成立とかが面白かった.
そして健康のための食は「何事もほどほどに(食うのも飲むのも)」「肉より野菜多め」「お酒もちょっとね」は昔からなんだなと思いました.なんとなく自分も最近食い気が多いような気がするので,腹八分目ができるようになりたい(遠い目).

『神農本草経』の神農さんは,一日百回毒に当たって倒れて,百草で生き返って薬を発見したという.

なんか茸の本を読んだとき

http://agnus.blog.shinobi.jp/Entry/320/

に研究者達が毒を確かめるために食べてみたという危険な食事会(研究?)を思い出しました.皆さん体はりすぎですが,古代の人達はそうやって体当たりで自分達とか動物が食べている様子で見分けて生き抜いてきたんだろうなぁと.

本書では「薬食同源」という言葉が使われていて,あれ「医食同源」はよくきくけどなぁと思っていたら,最後の方でちゃんと解説がありました.未病という言葉もよく聞かれますが,身近な療法は食事なんだなぁって改めて感じた一冊.実施できるかは別としてね…….
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本日の一冊

西村暢夫著:イタリア食文化の起源と流れ;シエナ・イタリア料理学院レシピ集付,2006.5.8,東京,文流

食事と健康についてって,ギリシアの時代から考えられてきたことなんだなぁって.そしてワインというかアルコールの効毒についても.「酒は飲んでも呑まれるな」ですね.

レオナルド・ダ・ヴィンチが菜食主義者だった説は面白かったです.なんとなく『薔薇の名前』のキリストは笑ったか論争を思い出しました.ダ・ヴィンチは肉を食ったか否か.まぁ,お買い物メモが残っているし,食べてたみたいですけどね.イタリアの料理は地方色が豊かで,北と南ではやはり違うのだとか.日本だって北と南でずいぶん違うし.

本場で食べて,ワインを飲んでみたいわ〜.

ところでレシピ集にある「黒キャベツ」ってなんだ? 黒いキャベツ?

あ、『イタリア民話集』

http://agnus.blog.shinobi.jp/Entry/431/

に出ていたリコッタチーズですが,11月の頭くらいにパスタと一緒に食べました.白いクリーム状のチーズ.味もクリームみたいにほわんとしていて,癖は感じませんでしたが,ちょっと味気ない? でもイタリア民話集ではリコッタを「切って」いたので,今度は固形のまま食してみたい……是非!

あと上記と関係なく,書店で我がバイブル『ファーザー・ステップ・ファーザー』が,

鋼の荒川さんの絵が表紙の文庫

で出てた!! なんだよそれ.俺もう文庫で持ってるし! 一瞬買い替えようか迷ったじゃん! ズルイ! キーッ! ってなった.
本日の一冊

高殿円著:トッカン;特別国税徴収官,2010.6.25,東京,早川書房

ぶっちゃけ泣きました.ぐー子(言葉に詰まって「ぐっ」と言ってしまうところから)と自分,正直被る.いえ,公務員というわけではないですが,企業から遠いところにいるので.口も上手くないので「ぐっ」とは言わずとも「あー」はあるな.それとは別に,女独り身で安定求めるところとか,おそらくそういう努力をしている人から見れば,”努力をしていない”化粧っけとか,分かっているくせに卑屈な部分とか?

だから読んでてうわーとなったし,でもぐー子はトッカンという仕事に体当たりで,車使わない上司に追いつくのに必死に走ったり歩いたりするし.その点は自分と”違う”.読む人が読んだらぐー子はすごく甘いのかもしれないけれど,考え方とか似ている部分が多くて,でも”違う”ってところが自分的にはとても羨ましかった.

特別国税徴収官という仕事本としても読めるし,ミステリマガジン掲載で,まぁ謎解きみたいなものとしても読めるし,基本的に高殿さん文章が上手で読みやすいから,だから余計”ぐっ”っときたなぁ.でもまた泣きそうだから続き読むの怖い(笑)

それとハスキーは最後の最後でものすごく可愛くて,その点でも「このやろ、うまいぜ」と思いました.
本日の一冊

伊藤章治著:ジャガイモの世界史;歴史を動かした「貧者のパン」,2008.1.25,東京,中央公論新社

某擬人化漫画の芋兄弟が好きで,ジャガジャガいうものだからジャガイモの本を読まなくてはいけない気がして…….うん,錯覚です.でもこんなどうでもいい興味で色々とおかしな知識を手に入れるんだと思います,自分.

「貧者のパン」って呼び名,何を思い出すって「貧者の聖書」を思い出すんですね.いまタイトル打ってて気づいた.ジャガイモは大変優秀ですが,「貧者のパン」として活躍する時代は”異常な時代”なのだと念押しする著者にぐっときた.色んな資料と取材内容を使って新書一冊を書き上げているところに,地味に感動.いい本だな,と思った.

クラインガルテンというドイツの貸し農園制度にΣ(○ω○)となりました.そこまで広くなくてもいいから,わたしも欲しい.実際,市民農園とか日本のはもう少しやる気のある人に広く提供できればいいのになぁ.でも日本も屋上でジャガイモ栽培とかやっているらしい.葉っぱが重なって遮熱効果が高いらしい.へぇ〜.

あと,4巻から全然更新されてね〜と思ってたバチ官公式サイトが更新されてて,ローレンのキャラ紹介に絵がなくて笑った.いっそ絵が出てからキャラ紹介作ってくれれば良かったのでは……? と思いつつも,彼はちゃんと1巻から出ている(電波介してなんだけど)ので,確かに普通のキャラ紹介なら載せるよね.いっそみんなNo Imageにしてしまえ! ローレンに合わせろ! とローレンファンである自分が主張.
本日の一冊

ニール・ゲイマン,金原瑞人訳:墓場の少年;ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活,2010.9.30,東京,角川書店

幽霊に育てられた少年ということで,新刊案内を見た時から借りよう借りようと思っていて,結局一年後.てっきり墓場に捨てられたのかと思いきや,最初からハードな展開で驚きました.

オーエンズ夫妻(幽霊です)の息子として,ボッドという愛称の少年はすくすく育つわけですが,墓場の幽霊達は墓場から(特定の場合以外)出ることはできないようで,では生きている少年の食べ物はどうしようって,飴買い幽霊のようなこともできず,生きても死んでもいないというイレギュラーなサイラスが後見人として食べ物を持ってくるということに落ち着きます.

いやぁ,このサイラスが謎あり,影ありの素敵キャラでして.ボッドは墓場で暮らしつつ,少しずつ外の世界と接点を持つのですが,ラストがまた…….単純にヒーローで終わるわけではないところが捻りなのでしょうか.個人的にサイラスのあれやこれをもっと詳しく!! と言いたいところ.まとまりのあるお話で良かったですよ.
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