ここはゴミ箱です
本日の二冊
デボラ・インストール,松原葉子訳:ロボット・イン・ザ・ハウス,2018.6.6,第3刷,東京,小学館
山田宗樹:代体,2018.5.25,初版,東京,KADOKAWA
続きが出たなぁということは書店で見て知っていたのですが,買おうかどうかは微妙なところ,と思っていました.そうこうしているうちに,前巻を貸していた方が続きを買って,貸してくださったので読みました.前巻より冒険度が下がったけれど,家族の話としてダメ男度が格段に減って,読みやすくはありました.タングはちょっと(?)成長したのかな.それにしてもこのお話の中のAIっていうのはトンデモだなぁと正直思う.
それよりは後者のテクノロジーの方が,SF感がないのではないだろうか? 論理的に構築して,延々と組み立て直していくのはAIの本領発揮できる部分かと思うし.しかし,お話としてはどうなのかなぁ.結局友達欲しいまんまの子どもだったってことなのか? ちょっともやっとするなぁ.
デボラ・インストール,松原葉子訳:ロボット・イン・ザ・ハウス,2018.6.6,第3刷,東京,小学館
山田宗樹:代体,2018.5.25,初版,東京,KADOKAWA
続きが出たなぁということは書店で見て知っていたのですが,買おうかどうかは微妙なところ,と思っていました.そうこうしているうちに,前巻を貸していた方が続きを買って,貸してくださったので読みました.前巻より冒険度が下がったけれど,家族の話としてダメ男度が格段に減って,読みやすくはありました.タングはちょっと(?)成長したのかな.それにしてもこのお話の中のAIっていうのはトンデモだなぁと正直思う.
それよりは後者のテクノロジーの方が,SF感がないのではないだろうか? 論理的に構築して,延々と組み立て直していくのはAIの本領発揮できる部分かと思うし.しかし,お話としてはどうなのかなぁ.結局友達欲しいまんまの子どもだったってことなのか? ちょっともやっとするなぁ.
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本日の一冊
白川紺子:後宮の烏,2018.7.29,第6刷,東京,集英社
姉が買ったのか,実家にあったので借りてきて読みました.ちょっと中華風な世界観のファンタジーで,”後宮の”とはありますが,そんなに女子があれやこれやしているわけでは(?)なかったです.ツンツンしている烏妃とガツガツしてない系の帝で,短編で話が進むごとになんとなく打ち解けていく二人の関係が微笑ましかったです.星星(シンシン)という名前の鶏は,もう頭の中ででっぷり太った丸っこいボールのイメージになってしまった.でも首を捕まえられるくらいは,首が残っているってことか…….
帝の側近の宦官は裏切るに違いないと思いながら読んでしまった私は,多分八咫烏シリーズに毒されているのだと思う.誰も信じちゃいけないよ.……という話ではまったくありませんでしたね.
白川紺子:後宮の烏,2018.7.29,第6刷,東京,集英社
姉が買ったのか,実家にあったので借りてきて読みました.ちょっと中華風な世界観のファンタジーで,”後宮の”とはありますが,そんなに女子があれやこれやしているわけでは(?)なかったです.ツンツンしている烏妃とガツガツしてない系の帝で,短編で話が進むごとになんとなく打ち解けていく二人の関係が微笑ましかったです.星星(シンシン)という名前の鶏は,もう頭の中ででっぷり太った丸っこいボールのイメージになってしまった.でも首を捕まえられるくらいは,首が残っているってことか…….
帝の側近の宦官は裏切るに違いないと思いながら読んでしまった私は,多分八咫烏シリーズに毒されているのだと思う.誰も信じちゃいけないよ.……という話ではまったくありませんでしたね.
本日の一冊
ニック・ジャンズ著,田口未和訳:ロミオと呼ばれたオオカミ,2015.3.31,初版第1刷,東京,エクスナレッジ
書店に並んでいたのは,もう三年も前のことだったんだなぁと改めて出版年を見て思いました.オオカミ続きで本を借りようと思った時に,タイトルが浮かんだのがこの本だったのです.でも貸し出し予約して,届いた時に「ん?」と思ったのは,書店に並んでいた時は犬と向き合っている黒いオオカミの写真が前面に出ていたように思ったからです.
ああ,帯だったんだなと思ったのと,そういう装丁なら,帯ごとカバーかけても良かったんじゃないかなーとちらりと思ったのです.いや,図書館の仕事知っているし,カバーだってかけたことあるから分かるけど…….
中には,あの印象的なロミオとダコタの写真が白黒で入っていたのですが,カラーは帯しかなかったんだよね〜.ロミオがどういう風に現れて,どういう風に消えていって,何が残ったのか.淡々としつつも,その時々で振り返ったりしながら書いている文のせいか,置ききれない距離が滲み出る文でしたね.
ロミオは特別なオオカミであったようで,それはこの著者の方だけのものではなかったようですけれど,不穏な気配を感じさせつつ長生きはできた方なのだなというところが,ひとつほっとしたこと.だからと言って,当然ながら撃たれて終わっていいということにはならないけれど.それにしても,どうして犬と仲良くなりたかったのかぁって,それはもうロミオにしかわからないことなんですよね.不思議.そして写真で見るロミオはとっても格好いい.黒い毛並みとまっすぐ見つめる瞳.ふさふさした尻尾.孤高の一匹オオカミではなかったようだけど,高潔さを感じさせる姿だなぁと思いました.
野生動物と近くで暮らしていくっていうのは,共生と保護と忌避と対立と,どうしてもぶつかり合う瞬間があって,でもそれらは当の野生動物と人間という形より,人間同士なんだなっていうのがとてもやるせない気分になりました.
ニック・ジャンズ著,田口未和訳:ロミオと呼ばれたオオカミ,2015.3.31,初版第1刷,東京,エクスナレッジ
書店に並んでいたのは,もう三年も前のことだったんだなぁと改めて出版年を見て思いました.オオカミ続きで本を借りようと思った時に,タイトルが浮かんだのがこの本だったのです.でも貸し出し予約して,届いた時に「ん?」と思ったのは,書店に並んでいた時は犬と向き合っている黒いオオカミの写真が前面に出ていたように思ったからです.
ああ,帯だったんだなと思ったのと,そういう装丁なら,帯ごとカバーかけても良かったんじゃないかなーとちらりと思ったのです.いや,図書館の仕事知っているし,カバーだってかけたことあるから分かるけど…….
中には,あの印象的なロミオとダコタの写真が白黒で入っていたのですが,カラーは帯しかなかったんだよね〜.ロミオがどういう風に現れて,どういう風に消えていって,何が残ったのか.淡々としつつも,その時々で振り返ったりしながら書いている文のせいか,置ききれない距離が滲み出る文でしたね.
ロミオは特別なオオカミであったようで,それはこの著者の方だけのものではなかったようですけれど,不穏な気配を感じさせつつ長生きはできた方なのだなというところが,ひとつほっとしたこと.だからと言って,当然ながら撃たれて終わっていいということにはならないけれど.それにしても,どうして犬と仲良くなりたかったのかぁって,それはもうロミオにしかわからないことなんですよね.不思議.そして写真で見るロミオはとっても格好いい.黒い毛並みとまっすぐ見つめる瞳.ふさふさした尻尾.孤高の一匹オオカミではなかったようだけど,高潔さを感じさせる姿だなぁと思いました.
野生動物と近くで暮らしていくっていうのは,共生と保護と忌避と対立と,どうしてもぶつかり合う瞬間があって,でもそれらは当の野生動物と人間という形より,人間同士なんだなっていうのがとてもやるせない気分になりました.
本日の一冊
如月ゆすら:リセット12,2018.9.5,初版,東京,アルファポリス
冒頭が,前巻のことを引き継いでいなかったので,「あれ? 一巻飛ばしてる?」と思って一回棚に戻してしまいました.でも,出版日を見るとその間に二冊も出るような刊行ペースじゃないよなぁと思って,やっぱり借りてきました.
時間経過があったようで,うん,別に一巻飛んでいたわけではない模様.神宝を巡って,あまりに調子よく話が転がり,ルーナはヴィントス皇国へと向かうことに.あれー,そうするっていうと庶民(?)だったはずの彼が,やっぱり皇族の端くれみたいな扱いになって…….どんだけ逆ハ状態やねん.
なんだかんだとルーナは荒事にまで強いわけではないので,お兄様方がお怒りになる展開になってきましたな.
如月ゆすら:リセット12,2018.9.5,初版,東京,アルファポリス
冒頭が,前巻のことを引き継いでいなかったので,「あれ? 一巻飛ばしてる?」と思って一回棚に戻してしまいました.でも,出版日を見るとその間に二冊も出るような刊行ペースじゃないよなぁと思って,やっぱり借りてきました.
時間経過があったようで,うん,別に一巻飛んでいたわけではない模様.神宝を巡って,あまりに調子よく話が転がり,ルーナはヴィントス皇国へと向かうことに.あれー,そうするっていうと庶民(?)だったはずの彼が,やっぱり皇族の端くれみたいな扱いになって…….どんだけ逆ハ状態やねん.
なんだかんだとルーナは荒事にまで強いわけではないので,お兄様方がお怒りになる展開になってきましたな.
本日の一冊
キャサリン・ランデル,原田勝訳:オオカミを森へ,2017.9.25,第1刷,東京,小峰書店
今から百年ほど前のロシアを舞台にして,オオカミ預かり人の少女フェオドーラと四匹のオオカミ,そして彼女とオオカミ達と出会った少年兵イリヤが,連れ去られたフェオの母親を助けに雪深い世界を走る話.
革命をしきりに訴えて,フェオをその旗印にしようとするアレクセイを胡散臭く感じたものの,フェオがそれに容易には乗らず,あくまで自分の守りたいものをはっきりとさせて踏み込み過ぎないように,引っ張られすぎないようにしていたのが良かったです.後半がさっと終わってしまったの物語としてはちょっと物足りない気にもなりましたが,彼女の,そしてオオカミ達の生き方としてはその方が妥当なのかとも思って納得.
今,別のオオカミの話を読んでいるので,オオカミの背に子どもが乗るっていうのも,大きさ的には可能なんだなぁと実感(?)している次第.
キャサリン・ランデル,原田勝訳:オオカミを森へ,2017.9.25,第1刷,東京,小峰書店
今から百年ほど前のロシアを舞台にして,オオカミ預かり人の少女フェオドーラと四匹のオオカミ,そして彼女とオオカミ達と出会った少年兵イリヤが,連れ去られたフェオの母親を助けに雪深い世界を走る話.
革命をしきりに訴えて,フェオをその旗印にしようとするアレクセイを胡散臭く感じたものの,フェオがそれに容易には乗らず,あくまで自分の守りたいものをはっきりとさせて踏み込み過ぎないように,引っ張られすぎないようにしていたのが良かったです.後半がさっと終わってしまったの物語としてはちょっと物足りない気にもなりましたが,彼女の,そしてオオカミ達の生き方としてはその方が妥当なのかとも思って納得.
今,別のオオカミの話を読んでいるので,オオカミの背に子どもが乗るっていうのも,大きさ的には可能なんだなぁと実感(?)している次第.