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ここはゴミ箱です
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本日の一冊

内田洋子:モンテレッジォ小さな村の旅する本屋の物語,2018.5.25,第1版第2刷,東京,方丈社

北イタリアの小さな村,モンテレッジォ.そこでは露天商賞の授賞式が行われる.本の村というより,本当に露天商の村.出版社があるわけでも,有名な作家が出たわけでもない.特に売れるものもない村が,人手を売ることができる農繁期ならまだしも,農閑期には何を売ることができるかということを考え,たどり着いた結果が,自身の足を使って本を売り歩くこと.

そして露天を開き,稼いだ後は村に戻る.そのままその土地にいつくこともあり,そのまま本屋を商う場合もあるという.人々の欲しがる本を手に入れて,欲しい人に売って歩く.時には禁書でも.そうやって暮らしてきた人たちの足取りを探って,まとめた本.

内容はとても面白いのに,間に入る写真にキャプションがないのが地味に困る.
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本日の一冊

宮部みゆき:おそろし;三島屋変調百物語事始,平成24.4.25,初版,東京,角川書店

あんじゅうと逆になってしまいましたが,読みました.おちかが三島屋にやってきた原因については,この1巻目で語られていたことなのでしたが,あんじゅうの方も背景が分かっていれば話は分かったのでよかったです.

しかし,おちかと兄が会う場面は泣いた.そして1巻目から結構なラスボス感があったのですが,3巻以降どう続いていくのでしょうか.楽しみ.
本日の一冊

北杜夫:どくとるマンボウ航海記,平成30.6.25,改版初版,東京,KADOKAWA

今更ながらに読んでみました.水産庁の漁業調査船に船医として乗り込み,約半年の航海に出た著者の行きと帰りの(行きが長いか)旅行記.
今ではかなり「むむっ」となる表現の言葉がありますが,それは時代ということで.
それにしても,陸に上がれば酒ばっかり,いや,船の中でも酒ばっかり飲んでいるなこの医者.

元昆虫少年らしく,昆虫の話になると専門用語を使いつつだけれど,全体としてはもうしっちゃかめっちゃかな感じ.まともに医者もしていたんだろうか?
本日の二冊

宮部みゆき:あんじゅう;三島屋変調百物語事続,2010.7.25,初版,東京,中央公論新社
ジョゼ・ジョルジェ・レトリアぶん,アンドレ・レトリアえ:もしぼくが本だったら,2018.3.2,初版1刷,東京,アノニマスタジオ

あれーと思ったけど,最初読み進めてようやく「続」であることに気づいた宮部さんの本でした.次は遡って1巻目を読もう…….でも話の背景は分かるし,百物語らしくひとつひとつは緩やかに繋がりつつ独立しているので,読むのに困ったりはしませんでした.それどころか「あんじゅう」のくろすけの可愛さにやられた…….くそ,かわいいし,お年寄り夫婦との組み合わせは泣けるでしょこれ…….

後者はじゃあ「もし自分が本だったら……?」を考えて,ああでもない、こうでもないと楽しく時間を過ごせる本だなと思いました.
本日の一冊

坂木司:アンと青春,2016.5.15,初版4刷,東京,光文社

「和菓子のアン」の続き.読もう読もうと思っていて機会を逃していてようやく.昨年とんと本を読めなかったので,今年こそは! と思って借りました.

http://agnus.blog.shinobi.jp/Entry/524/

でも書いたけど,相変わらず和菓子は美味しそう.でも今回の各お話は,グサグサと心に刺さるような,青春とは違うひねりの効いた客人ばかり.そんなんで,アンちゃんも元々心の中に抱えていた不安や悩みがグラグラと揺さぶられて,読んでるこっちも揺さぶられて…….ううっ,痛いわ.青春っていう年ではないけど,分かる,分かるよ,アンちゃん.

ちょっと字面でしたイメージが「ほんまにこんなお菓子が?」となったので,思わず検索して画像で確認したのが「蓬莱山」.本当に言葉からイメージした通りのお菓子が出てきて,ちょっとびびった.
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