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ここはゴミ箱です
ウィリアム・シェイクスピア生誕450周年のため,各地でシェイクスピア劇が演じられています.http://agnus.blog.shinobi.jp/Entry/656/ でテンペストを観てきましたが,「少なくとも年内にあと一二個は……」と思っていたところ,本当は7月の海の日に開催の「子供のための……」に行きたかったんですが,その日出勤で……(泣).でもまだ池袋でやると分かって,仕事上がりでも池袋なら行ける……!! と.

案の定仕事ぎりぎりまで引っ張りましたが,急いで出て,電車と地下鉄を使えば余裕で行けました.とりあえず会場の前で何でもいいからお腹に入れておいて……「ハムレット、ハムレット!!」とそれだけを目当てに行ったので,二時間休憩なしの公演であることを当日に知ったという……(笑).「子供のための……」だからそんなに長くはないだろうと思っていたんですが,二時間あっという間でした.

初めてのハムレット公演がこれで良かったな〜という感じで,家に帰ってきてからもほくほく興奮して夜眠れませんでした(子供か).前情報なしで行ったのも良かったのかもしれません.見てからパンフレット買うかどうか決めようと思って,結局見終わってから買いました(笑).20周年だったんですね〜.来年はロミオとジュリエットかぁ.それも見たい.

訳は小田島雄志.つまり白水社版ですね.ところどころ原作にないギャグが入り,それが全体悲劇を最後まで飽きずに持たせるのに一役買っていたように思います(ただちょっとネタが古いかな?).特に「子供のため……」とした時に,通常の言葉遊びの部分だけでは集中力が保たないだろうと思うので.初めてでしたので,舞台に机と椅子だけのセットというところにまず驚きました.テンペストも段ボールを効果的に使った舞台でしたけど,こっちの方がもっと小道具的なものなしでいってて,でもちゃんと王と王妃が並んで座れば王座に見えるんだこれが.

黒子好きの私には,黒いコート&黒い帽子の彼らの効果はとても嬉しくて,それも本来台詞を喋るべき人の台詞を分担したり,山彦したり.本で読んでいても思いましたが,舞台で見ると余計にハムレットって「マザコン……」.いや,ファザコンでもあるのかもしれんが.

残念なのは私の好きな墓堀さんの出番がなかったこと……!!(←いや変わった趣味だという自覚はありますが).全体に笑いどころが挟まっているので,本来ハムレットに不在の道化の役割を担う墓堀さんは必要なくなってしまったのでしょうし,時間的にも抜いて問題のあるシーンではないので……わかっちゃいるが,でも悔しい.

あと「おや?」と思ったシーンが,オフィーリアの狂気のシーン.手にしたローズマリーを渡す相手が兄のレアティーズではなく死んだ父ポローニアスだったこと.「ものを思うて忘れるな」だったか.本来受け取ったレアティーズが「狂気にも教訓がある」というような流れですが,もうものを思うこともできないポローニアスに渡すのも面白いかもなと思いました.クローディアスには凄い口汚く渡してましたが(笑).
あとそのポローニアスが,本を読んでいた時には「このおっさん,色々余計な口が回る……」と思ったのに,劇でみれば単なる娘想いの人で,(息子には忠告が多すぎて適当な感じで返事されてた)殺される理由は少しもなくって,「あれ、いい人?」って思えて.そんなだからオフィーリアの悲しみの場面に本来いないはずのポローニアスが死体として出て来るのも,唐突すぎる印象なく受け入れられたのかも.

時間より早く席に座っていたので,イエローヘルメッツの歌も聞けました.初めてだから驚いちゃいましたが,パンフレットには早く会場入りすると良いことがあるかもって書いてあった(笑).

しかし夜の公演だったせいか子供の姿はまばらでしたね.う〜ん,もし自分が小学生とか中学生でこの劇見ていたらどんな風に感じていたんだろう.いまの自分なら見ておいて欲しいなと思うけど.

今年中にあとひとつくらい何か観れないかな!
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本日の一冊

山室静編著:新編世界むかし話集4;フランス・南欧編,1977.2.28,初版第1刷,東京,社会思想社

フランスは,有名なペロー童話集からとられていて,最後の教訓を含めてお話が整っている感じ.でもイタリア,スペイン,ポルトガルと段々話が突拍子もなかったり,唐突だったりしてきます.むかし話としては後者の方が個性的で面白いようにも思えます.実際に語られたら味があっていいのではないかな.

イタリアの「ソルファリナという女」は,男をぴしゃりとやる女が他にない印象で面白いです.「ソロモンの忠告」はソロモンじゃなくてもある形式の話らしく「三つの忠告」ということで別の国でも語られていました.
ポルトガルの「恥ずかしがりの王子」は終わり方が秀逸だと思いました.ちゃんと醜いお姫様も幸せになっているのですから.
本日の一冊

山室静編著:新編世界むかし話集3;北欧・バルト編,1977.3.30,初版第2刷,東京,社会思想社

デンマークの「つぼがトコトコ」が無機物大好きな私にとってはまさに”つぼ”.トコトコ出掛けていくつぼが可愛くて(悶え).前半貧乏なお百姓が牛とざまざまなものをとりかえっこする(しかも等価交換ではなくて,価値の低いものと取り替えてしまう)流れは,よくあるパターンなのですが,最後に取り替えたただのつぼと思われるものが,「そろそろ出かけるかな」と言って,貧乏なお百姓さんの家から地主や牧師のところへ出かけて,まんまと良いものをせしめてくるという.

あとスウェーデンのお話「トーレ・エッペの幽霊」は,こういう怖いもの知らずのお話は大体が男の子主人公のところ,女の子が主人公で幽霊を連れてきたご褒美に仕立て屋さんに服をもらうっていう流れが面白かったです.
ノルウェーの「パンケーキの話」は所謂,「しょうがパンぼうや」http://agnus.blog.shinobi.jp/Entry/15/ 、「ねんどぼうや」http://agnus.blog.shinobi.jp/Entry/617/ 系統のお話です.しょうがパンぼうやが最後キツネに食べられてしまうのに対して,このパンケーキはブタに食べられてしまいます.こういう風に狡賢く最後にいいところをさらって行くのはキツネのような気がしていたので,面白いなと思いました.
本日の一冊

山室静編著:新編世界むかし話集2;ドイツ・スイス編,1976.12.30,初版第1刷,東京,社会思想社

イギリスに続いて,ドイツ・スイス編ですが,オーストリア,オランダもあります.ドイツはグリム童話集から採った話があるため,他より多めです.「カエルの王子」から始まり,「いばら姫」や「白雪姫」などのメジャーなお話がありますが,「歌をうたう海の夫人」なんかは初めて読んだような気がします.

カエルの王子を読むたびに思いますが,お姫様はカエルを壁に投げたり酷いことしてるんですが,王子に戻れたからそのことについては不問なのか…….すごくモヤモヤします.オランダのお話は海,船乗りの話が多いかな.さまよえるオランダ人みたいな? 収録されているのは「飛びゆくオランダ人」ということで,船ごと飛んでぶつかるという迷惑な幽霊船のお話でしたが.
本日の一冊

如月ゆすら:リセット6,2014.5.31,初版,東京,アルファポリス

ジーン兄さま出ずっぱりなのに,表紙にはいないのよね(遠い目).基本がチート+なので,読んでいてハラハラすることがないのであっさり読めるシリーズですよね.精霊達も段々多くなって,火が出たら土も出るんだろうからチート率も高くなり…….いいのか? 主人公がまだ年齢的に子どもなのでラブの展開でドキドキすることもなく……このまま皆のアイドルで終わる方が意外でドキドキするかもなと考えたりします.

なんだか,暑さがぶり返すのかと思いきや,朝夕は涼しいので過ごしやすくて嬉しいです.このまま秋になってくれんかな(再び遠い目).
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