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ここはゴミ箱です
本日の一冊

山室静編著:新編世界むかし話集6;ソ連・西スラブ編,1977.2.28,初版第1刷,東京,社会思想社

いくつか,女の子(三人の娘の末というパターンは有名どころで,リア王を思い出す塩の話が多い)が男装して兵士になるお話が収録されていますが,最終的には女であることがバレて,結婚するパターンなのです.でもコーカサス・アルメニアのお話として紹介された「アレグナサン——男になった娘」はなんと最終的に魔法で男になって,姫と結婚しちゃうっていうびっくりするような展開.やるな(何が)と想いました.

あとは「悪魔とケーテ」がとんでも展開というか.悪魔を脅かすケーテこそが悪魔だったのではないだろうか.

ここまで6巻読んできましたが,ハウルの動く城でソフィが言うように,どうして物語の中では三人兄弟,三人姉妹はいつも長女,長男にいい役が回ってこないのでしょうか.三番目のもしくは二人の場合はいつも弟か妹で,兄や姉は意地悪だったり失敗したりする役目.うーん,たまには年下から始めればいいのにな.
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本日の一冊

高殿円著:シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱,2014.7.25,[初版第1刷],東京,早川書房

そういえばまだシャーロックのシーズン3を観れていません.どうやら本書はそのシャーロックに影響を受けて書かれているようです.女版シャーロック・ホームズ.ワトソンもレストレードも女性.そして表紙の可愛らしい絵からして,年齢をティーンエイジャーだと勝手に思うておりましたが,ジョー・ワトソンなんと三十一歳.そうだよね,学園ものじゃない限り,ティーンは無理だよね.別に残念がっているわけではなく,むしろ安心したというか.

惜しむらくはタイトルである程度推測されてしまうような内容だったか,と思わなくはありません.まぁ,思いつくにしてはちょっと特殊な殺人方法というか.こんなことやられたら正直恐ろしくてたまらんわぁと思いました.しかしこれ,果たして男子は読んで面白いだろうか? 食事がパンケーキの描写ばかりでちょっとお腹いっぱいになりました.パスカヴィルもやるのかな〜.

あ,シャーロック同様,ここでもハドソン夫人は天使でした(本気).
本日の一冊

山室静編著:新編世界むかし話集5;東欧・古代編,1977.3.15,初版第1刷,東京,社会思想社

南欧に続いて,東欧もフランスとかドイツとかと違って,お話が素朴で,そして時折ピリッとくるスパイスが効いている感じがしました.お話の終わり方が,結婚式や宴会で終わるものは,話し手が「自分はその宴から帰ってきたところなので(本当のお話なんですよ)」という終わり方をしたり「そんな宴があったのに、自分はなにももらえなかった」という終わり方をするものが多いように思いますが,今回のギリシャのお話として収録されている「けしの花」では,「わたしもあなたもその場にはいなかった(だから信じなくてもいい)」という形になっていて,おお,斬新(昔話なのに)と思いました.こうまではっきり信じなくてもいいと言ってくれる話はなかったな〜.

あと聖人の出て来るお話では,聖ペテロっていつもなんとなく三枚目な役割をあてられている気がしますね.今回のではハンガリーの「なぜ百姓は働かなければならないか」では,五時から七時までの労働時間を,逆に伝えてしまったから七時から五時まで働くことになったと,労働時間の長さが聖ペテロのせいになってしまっていました(笑).ちょっとビジュアルを聖☆おにいさんでイメージしてしまって笑える.
本日の一冊

時海結以著,波津彬子原作・イラスト:小説小説雨柳堂夢咄;はかなき願いは時間をこえて,2013.11.30,第1刷,東京,朝日新聞出版

漫画を文庫版で読んでいるので,古本屋で見つけた小説版も読んでみました.骨董屋「雨柳堂」の話で,小説版オリジナルストーリーです.

グラント先生が好きなので,出てきてくれて嬉しいです.おじいちゃんも好きなんですが,あんまり出番がありませんでした……ってあれ,好きなキャラの年齢層が高いですね.

それぞれ短編が最後に繋がっていくというお話.骨董品としては櫛とか、文箱とか、油彩画とかでした.あの物の怪達の独特の存在感というかキャラが,小説になるとうーんってところがあるんですよね.うまくいえないけど,小説は小説として描写を漫画寄りにしなくても良かったんじゃないかなーと思いました.ちょっと文が読みづらい印象だったので.

表紙で蓮が描いているのは源氏香の図ですね.
本日の一冊

レイ・タナヒル著,栗山節子訳:美食のギャラリー;絵画で綴る食の文化史,2008.11.25,初版第1刷,東京,八坂書房

絵に描かれたパンのおいしそうなこと……ごくり.でも食人の歴史なんかも綴られておりますので,おいしそうな絵ばっかりではないんですが.感動したのはモザイク画ですね.他の細密画とかよりよっぽどリアルで,床に捨てられた食べ残しやかすがだまし絵になっているって,この床掃除する人はぎょっとするんじゃないかしら.佩いても佩いてもゴミがなくならない(笑).

それにしても食の文化は衛生の文化だけど,昔は悪いのなんのって感じで,食べかすを床に放るって……うん,犬とかが食べてくれるのならそれもひとつのリサイクルだけど…….日本の畳ではちょっと……って感じですね.
平たいパンをお皿にしていたっていうのに驚き.いや,考えてみれば最後に食べられるお皿ってとってもエコで,それこそ紙皿に比べたら断然いいんですが,そういう発想がなかったなって.いまで言うバケットみたいな? でもあれは更にお皿に載せているわけですが.

甘いお菓子の絵が少なかったので,お菓子だけでこういう本を作ったらいいんじゃないかと思いました.腹減った.
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