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ここはゴミ箱です
本日の一冊

阿部智里:玉依姫,2018.5.10,第1刷,東京,文藝春秋

現代と山内を結ぶ一冊.どうやら一番最初に書かれたのはこのお話だったみたいですね.
山内に引きこもった烏が,その前に大猿達と仕えていた神に再び仕えるようになったのはいいが,どちらも肝心な記憶が曖昧で,鍵となるのは現代から神に仕える巫女的存在として異界へ捧げられた,玉依姫だったというようなお話.

主体性がなく,ふわふわしているというのが周囲の評価なのだろう主人公の志帆.でもだからこそ受け入れる器としては最適なものを持っていて,それを維持しているのは頑固に自分の”信じる”ものを”信じ抜く”,うーん,信仰のようなもの.だから頑固なんだろうと思います.

シリーズ最初の「烏に単は似合わない」を彷彿とさせる,こう,読後のモヤっと感.このシリーズっぽい流れといえばそうでしたね.犬が活躍していたのでよいとしよう.
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