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ここはゴミ箱です
本日の一冊

シェイクスピア著,松岡和子訳:リア王;シェイクスピア全集5,2006.2.20,第5刷,東京,筑摩書房

おや,奥付けはシェイクスピア全集1になっているぞ?

さて,今年も劇を観に行く前に,予習のために本を読んだのですが,記憶の中にあったよりも冒頭のリアが嫌な奴やなーと感じてしまったのはどうしてだろう?

この老王は,本当に娘二人の言うような横暴さはなかったのだろうかと思ってしまうのです.まぁ,地位に応じた,そして年を重ねた人に対する相応な態度ってもんもあるとは思うのですが.それに後半エドマンドにころりといった二人の娘にも共感はできないわけですが.

やっぱりこのちくま文庫のシリーズは訳注が面白いな〜.昔読んだ時は,エドガー扮する哀れなトムに心奪われたわけですし,今回もエドガーとグロスターのやりとりにはぐっときましたが,道化とコーディリアが同一の場面には出てこないとかさ.狂気に落としていく道化と,狂気から救う(とも言えないように思うけど)コーディリアの対照的なところ,興味深かったです.

リア王の話は,「塩みたいに好き」の民話と前半は似通っていて,父王への愛を問う形から入って,末娘の心が伝わらず追い出されるところまでは同じなんだけど,リア王の話ではその後末娘の話じゃなくて,リアの話になるんですよね.

うーん,劇で見た時の印象がまたどうなるのか,楽しみです.
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