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ここはゴミ箱です
本日の一冊

柚木麻子:本屋さんのダイアナ,2014.8.25,5刷,東京,新潮社

表紙のデザインが可愛くて。でも黒地にぽつんと佇む女の子は寂しそうというか辛そうというか,孤独そうな印象でこっちを見てくるのです.タイトルも本屋さんだったので借りてみたのですが,本屋さんより図書室とか図書館の方が前半は多いですね.

ダイアナ「大穴」と書いてそう読ませる名前.ラッキーに恵まれるようにって,思いいれは何でもせめて当て字はもっと考えようよ……と思ってしまう.そんな名前のせいでからかわれて,その上子どもの頃から金髪に染められてますますクラスの中で浮いた存在になってしまったダイアナと,それでも孤高を保っているように見える彼女に惹かれて親友となった彩子.二人の視点で交互に書かれていく物語は,彼女達の成長と共に現実の壁にどんどんとぶつかっていく.

本が好きで,本を語る友達がいて,二人はお互いにお互いのものに憧れを持っていて.そして揺れ動く成長の過程で過度な期待や理想を知らず相手に押し付けあっていたのか.

それでもこの二人は押し付けあった理想をそれぞれ少しは投げ出し,少しは吸収して,少しは取り下げつつ,互いに尊敬するところを残したまま再会できて良かったのだと思いました.女の子だなぁって思う箇所が多くて,無愛想で常に緊張気味のせいで失敗する,自意識過剰気味の働くダイアナに共感してしまった.
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