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ここはゴミ箱です
本日の二冊

松岡享子文,蔡コウ画:花仙人;中国の昔話,1998.1.31,初版,東京,福音館書店
内田莉莎子文,ワレンチン・ゴルディチューク絵:わらのうし;ウクライナの昔話,2002.8.15,第5刷,東京,福音館書店

前者は岩波新書で読んだ『子どもと本』の中で,松岡氏が自らの読書体験として語っていたものに興味を持って借りました.あわよくば読み聞かせで,と思ったのですが地の文が長すぎて,おそらく読むと二十分超えるんじゃないでしょうか.幼心に義憤を覚えたという老人と大切に育てた花への仕打ち。それに対する報いの結果が逆さに土に埋められてって……ちょっと金田一耕助の世界だと思ったのは,私が大人だからでしょう.この話でいいところって,老人はちゃんと自分の庭を秘密にすることなく,反省して皆にも開放するんですよね.

後者は読み聞かせで使うには丁度いい長さの昔話.子どものいない老夫婦が,作り物の子ども(この場合は牛)をつくってっていうのは『しょうがパンぼうや』の系統のようです.さて,牛は坊やみたいに逃げ出したりはせずに,その身に塗ったタールで熊や狼,狐を捕まえてくれます.そしておじいさんがその動物たちを開放してやる見返りに生活に必要なものを得るというお話.
熊や狼,狐の腹を食いちぎった犬がこの話の裏にいるわけで.すげぇな犬……と変なところに関心してしまう嫌な大人.あ,お話は単純かつ読みやすくていい本だと思いましたよ!
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