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ここはゴミ箱です
本日の二冊

ヒュー・ロフティング作,井伏鱒二訳:ドリトル先生航海記;岩波世界児童文学集3,1994.1.12,第1刷,東京,岩波書店
松岡享子:子どもと本,2015.2.20,第1刷,東京,岩波書店

岩波世界児童文学集の赤と青のクロス地の本.1994年が初版ということは記憶違いではないと思うが,私がこどもの頃に連れて行ってもらっていた町立図書館に,その新刊が配架されたのを覚えている(ような気がする).まだ新しい青と赤の箱に入った『トムは真夜中の庭で』は,確かこの全集で読んだのではなかったか.図書館の中でも別格の,スツールが置いてある一角の本棚だったような気もする.

その時には,全集をすべて読むという読み方はしなかったので,ドリトル先生をこの歳になるまで読まずに来てしまっていたのですが,格好いいですね,ドリトル先生.最後は「んん?」と思わなくもないですが,霧深いイギリスに戻っていく方法が巨大なカタツムリって,すごいわぁ.実在する動物と,しない動物と全く違和感なくするりと出てくるので,子どもの頃に読んでいたら間違いなく博物学者に憧れていたでしょうね.

そんな子どもと本の関係を,アメリカの児童図書館員として学び勤務した経験を軸として東京こども図書館の松岡氏が書いた本が後者.見知った顔がいつもいることに安心できるように,児童図書担当の司書は異動するべきでないと,そう書いていたのは確か石井桃子さんの本ではなかったかと思います.この本では昔話の分析も書かれていてとても興味深かったですね.なかなか,方言がでてくると尻ごみして読み聞かせには持っていけないのですけど…….もっと他の方の語りが聞けるようなところがないか,探してみようかな.
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