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本日の一論文(という言い回しはどうなのか?)

名和小太郎:孤児になった著作物,情報管理,Vol.48 No.12,2006.3,pp.838-840

カレントアウェアネス・ポータル:http://current.ndl.go.jp/

の記事を読んでいて,「孤児著作物(orphan works)」という言葉にあたり,勉強不足のため「?」と疑問に思ったため説明をしているような記事を検索.ちょうど上記の雑誌が職場にありましたので確認してみたところ,どうやら「権利を有している著作権者が誰でどこにいて、今もその著作権が有効なのか(つまり期間が過ぎて権利が消滅しているかいないか)ということがはっきりとしない著作物」のことらしいですね.

これの何が問題かというと,今進められている古い文書などをディジタル化する場合に,著作権を今だもっている人がいるなら許可をとらんといかんけど,それが誰でどこにいるか分からない.調査をしてみたけれど,時間はかかるしお金もかかる.んで,実際「どこまで調査したらいいのか?」.

これに対する策を考えようって動きが2005年頃に米国であったらしく,色々な機関が意見出して

1. 著作権を登録制にしてしまえ(登録申請しなければ著作権フリーだ.文句は言わせねぇ)
2. うちはあんまり現状で不便感じてないから,このままでいいよ

という極論も出ていて面白かったです.でもインターネットで……匿名で……なんてやっているうちに「孤児著作物」はたくさん出てきてしまうんでしょうね.ディジタル化も著作権の消滅した古いものをやり終えたら,一気にその流れは緩くなってしまいそうな気がします.
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