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ここはゴミ箱です
本日の一冊

山室静編著:新編世界むかし話集5;東欧・古代編,1977.3.15,初版第1刷,東京,社会思想社

南欧に続いて,東欧もフランスとかドイツとかと違って,お話が素朴で,そして時折ピリッとくるスパイスが効いている感じがしました.お話の終わり方が,結婚式や宴会で終わるものは,話し手が「自分はその宴から帰ってきたところなので(本当のお話なんですよ)」という終わり方をしたり「そんな宴があったのに、自分はなにももらえなかった」という終わり方をするものが多いように思いますが,今回のギリシャのお話として収録されている「けしの花」では,「わたしもあなたもその場にはいなかった(だから信じなくてもいい)」という形になっていて,おお,斬新(昔話なのに)と思いました.こうまではっきり信じなくてもいいと言ってくれる話はなかったな〜.

あと聖人の出て来るお話では,聖ペテロっていつもなんとなく三枚目な役割をあてられている気がしますね.今回のではハンガリーの「なぜ百姓は働かなければならないか」では,五時から七時までの労働時間を,逆に伝えてしまったから七時から五時まで働くことになったと,労働時間の長さが聖ペテロのせいになってしまっていました(笑).ちょっとビジュアルを聖☆おにいさんでイメージしてしまって笑える.
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