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ここはゴミ箱です
本日の一冊

オーマー・カイヤム著;森亮訳:ルバイヤット;クラテール叢書3.1986.12.20.初版第1刷,東京.国書刊行会

江神さんが口ずさんでいたのを読んでから,ルバイヤート(ルバイヤット)は読んでみたいなと思いつつなかなか手を出せずにいたのですが,書架で見つけて,吉日と言わんばかりに借りて帰ってきました.

ルバイは四行詩のことで,複数形でルバイヤート.本当は四行詩は皆ルバイヤートなので,オーマー・カイヤム以外の人が読んだ詩もルバイヤートなのですが,この人の詩みたいな印象になっているようです.エドワード・フィッツジェラルドが訳した(一時期流行った超訳にも似たものだったような印象ですが),初版75篇.本書ではそれを口語訳したもののようです.

挿絵も入っていましたが,中身を読むと,「この人はお酒が好きだったんだなぁ」と.あと陶器というか,人が土から作られたということから,死して人は土に還り,陶器になっている(酒を入れる器になっている)という考え方なんだなと.享楽と諦観が上手く融合しているというか.フィッツジェラルドの略伝のようなものも巻末にありましたが,それを読むとフィッツジェラルドがこの四行詩を好きになった理由がなんとなく分かるような…….

実際はオーマー・カイヤムは詩人というよりも学者さんだったようで,詩人として有名になった(というかルバイヤートが有名になった)のは,フィッツジェラルドの訳が始まりっぽいですね.うーん,原典に基づく日本語訳も読んでみたくなりましたな.この本には江神さんが呟いた詩が載っていないように思うんですよね〜.
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