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ここはゴミ箱です
本日の一冊

米澤穂信:折れた竜骨,2010.12.10,再版,東京,東京創元社

珍しい設定の一冊ですね.架空のではありますが,全体の時代設定は十二世紀末.魔法や呪いが跋扈する世界なので,特殊な条件が設定されますが,形はちゃんとミステリ.面白かったですし,大変読みやすかったと思います.

私は普段からミステリはよく読みますが,別段ちゃんと自分で見破ってやろうとは思わないでさくさく読み進めるタイプですので,物語的にも面白い本作は本当に読みやすかったですが,その分「物語的に」この設定だと,犯人はアレかしら? と思ってしまって,うん,それで当たってましたね.

まぁ,そんなことより何よりも! 途中でモードとか,グロスター伯とか出てくるもんだから「あら……?」と思って,ぱっとみたあとがきに「カドフェル」の名前があったものだからそれだけでテンションが↑↑.それだけで「この本は良作決定!」と自分の中で決まってしまったあたり,評価は正当ではないかもしれません.

本文中の十字軍の体験を話してくれた”尊敬する老人”(p.114)とは彼のことですね分かります.

あ,ちゃんとニコラも可愛かったですし,最初から最後までアミーナ嬢も勇気ある女性で大変好感が持てましたです.
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