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ここはゴミ箱です
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本日の読書

堤未果:ルポ貧困大国アメリカ,2008.1.22,東京,岩波書店,

出版社の小冊子で”今年読んでよかった岩波新書”みたいな(うろ覚え)特集をしていたのですが,そこで多くの人に挙げられていた本が上記の「ルポ貧困大国アメリカ」でした.9.11後にジャーナリストとなった著者が,アメリカの医療制度,教育制度,ワーキング・プアの問題を取材したことを元に原稿を書き上げたもの.のっけから今日本で(というか世界中で)影響が出ているサブプライムローンの問題が取り上げられていて,開いた瞬間にドキッとしました.
読んでいけばいくほど「うわぁ……日本はこれを追っているよ、確実に」と思わずにはいられませんでした.大学の独立行政法人化,公共図書館への指定管理者制度の導入とか,郵政民営化もそうか.競争原理を取り入れるって「本当にそれでいいのか?」とじっくり考えなくてはいけないところ,この十年でばかばか進んじゃっている.ぼんやりしているから,この本を読んでそれを初めて「恐ろしい」と思いましたよ,私.
何か教育史とか見ても,日本てアメリカの後を追って進んでいるところがあるなと思っていたのですが,先例があって色々問題点も分かっているのに,どうして同じ道進んじゃうんだろ.「自分は大丈夫」という心理なんだろうか.まぁ,今更恐ろしさを実感しとるような奴が偉そうに言えることではありませんが…….

中学生から大学生,社会人まで広く薦められる本かな.ほとんど「私は思った」系の発言が出てこないような気がしました.取材の成果としての事実報告部分が多くて,「ここが問題で、だから誰が悪くて、こうしなければ」という押し付けがましく感じられる言葉がないので読みやすい.

「保障」っていうのは「自己責任」では決してカバーできないところ.「おてて繋いで仲良くゴール」には抵抗あるけれど「転んだときに手を差し出す」というのは無くさないようにするべきだと思う.

うん,今日はちょっと真面目だな.きっと長くは続かんが(オイ!)
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