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ここはゴミ箱です
本日の一冊

リュドミラ・ウリツカヤ,前田和泉訳:通訳ダニエル・シュタイン;下,2009.9.30.東京,新潮社

下巻も読み終えました.解説を読むと,実在の人物をモデルにしたフィクションなんですね.エピソードの多くは本当の出来事で,最初はノンフィクションを目指して取材していたそうですが,結局そっちは諦めたということ.

年号が書いてあるので,表にでもしたらもっと繋がりが明確だったかもしれませんが,とにかく順番に読んでいったので,ちょっと人名で混乱が起きました.しかし人の名前よりもエピソードで,人を見分けて(読み分けて)いたので,そう滅茶苦茶にはならなかったですね.

これも先に読んでいた本に助けられ,ブラザー・ダニエルの目指した教会について,歴史的な変遷が分かった上だったのは幸いでした.人生も思想も,行動もすべてが濃密に詰まっていて,それがまた,ブラザー・ダニエルを中心に他の人々の視点でぐるぐると回るものだから,読んだら引き込まれて一緒にぐるぐる回るしかない,みたいな.濃密な本で,消化が難しい本ですが,興味を持って読む人が多いのは納得です.

それと,解説の部分にこの著者について,「ペンギンの憂鬱」http://agnus.blog.shinobi.jp/Entry/12/ の著者のエピソードがあってビックリ.このクレストブックスで他に読んだ本ってこれと「ペンギンの憂鬱」だけなんだけど,よく引き当てたな(笑)
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