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ここはゴミ箱です
本日の一冊

[イータロ・]カルヴィーノ,河島英昭編訳:イタリア民話集;上,1984.8.16.第1刷,東京,岩波書店

下巻を先に読みましたが,ちゃんと上巻も読みます.下巻が南イタリアなので,上巻は北イタリア中心.それにしても,これらの民話は三人の娘がいたら一番下の娘が一番美しかったり,賢かったりするのが当然なのだろうか.ハウルのソフィーではないが,何故長女ではいけないのか……? というわたしは末娘ですが.

そして結構酷い目にあわされたとしても,結局くっつくのね…….その点でいうと,「ミラーノ商人の息子」の終わりは画期的というか,ユニークだと思いました.「(略)幸運も不運も終わりを告げた。p.188」という”幸運”の部分.大体が不運だけが終わり幸運のうちに物語が終わる中で,”幸運”さえも終わるというのは.

あとキャラクタとしてとても魅力的だったのは「プレッツェモリーナ」のメメという魔女の従弟.そもそも魔女の従弟が出てくるのが珍しいのではないでしょうか.お話の前半はラプンツェルによく似ているので,そう思うとメメは王子さまの役割なのか……? けれど肝心の女主人公には二度もキスを断られているんですよね.しかも本人その断りの言葉が”なかなか上手だから”という理由で女主人公を助けてあげちゃう.わたしは結構痛烈に拒否されていると思うんですけどね……?

他にももう一編ラプンツェルと同じ妊娠中のお母さんの異常な食欲のエピソードがあるのですが,どちらもパセリなんですよね,食べたがるのが.パセリ……それだけそんなに食うの? っていう.いやぁ,面白いです.
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