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ここはゴミ箱です
本日の一冊

谷泰:カトリックの文化誌;神・人間・自然をめぐって,1997.3.25,第1刷,東京,日本放送出版協会

大きく三つの章を立ててカトリックについて考察していく本書.

「文化表象としてのカトリック」では,犠牲とミサ聖祭の形式についてや,一神教であるはずのカトリックが,何故聖母マリア崇拝や,聖人崇拝を許しているのかということ,そして他の宗教との比較をしてカトリックを位置づける試みがなされる.

「地中海世界とカトリック」では,聖なる空間としての教会が,人と自然とどう関係して位置づけられているのかを,地中海世界の気候風土的特色を踏まえて考察される.

「歴史のなかのカトリック」では,主に一章で明確に仲介者としての位置づけがされた司祭達の権威と権力,出来上がり度々批判改革される教会制度の流れを追う.

カトリックよりも,形式として仲介者・聖所を必要としない祈りという共通点でイスラムとプロテスタントを見るのは面白いなぁと思いました.物理的に集まる必要のない祈りは,これからも広がるのかそれともある時点で回帰するのか.それとこれを読んでパウロという人物にすごく興味がわきました.この人の力は凄かったんじゃないかなって,今更だけど.
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