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ここはゴミ箱です
本日の一編

チェーホフ,小笠原豊樹訳:決闘・黒衣の僧,1981.4.10,4刷,東京,新潮社 pp.279-326

嘘はつくまい.チェーホフ読んだって言ったら格好良いかもしれないけれど,本当に読んだのは4編の短編のうちひとつだけ.「黒衣の修道僧」として2010年に発刊された本を新刊案内で見つけて,丁度カドフェルシリーズを再々読していたわたしは「あ、読まなきゃ」と思ったのです.

でも新刊買うまでもなく「黒衣の僧」として新潮社で出ていたので,それを読んだという次第.新刊案内にも解説があって,内容的にはカドフェルとは全く違うジャンルのお話なのは分かってましたので,修道士萌えを期待してはいませんでした,よ?

人と違うこと,他人よりも高くにいるのだという主人公の選民思想というか.それを僧は優しく,だがどこか狡そうに支持して煽り,見捨てり.

僧はコヴリンの思い上がりを形にしたものだったのでしょうか.思い上がって落ちなければ,ある意味で選ばれたというか……突き抜けた人間になっていたかもしれませんが,支持者がいなくなった(治療によって黒衣の僧を見失った)コヴリンはみるみるうちに落ちていって,最後の最後に僧が現れた時,僧はもはやコヴリンの支持者ではなくなっていたという.……そういう解釈でいいのか? う〜ん.あんま頭使って読んでないから,いつも感想が微妙ですが,こういう躁鬱気味の小説けっこう好きなんだな,自分.
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