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ここはゴミ箱です
本日の一冊

吉屋信子:花物語:上,2006.4.10,新装版第10刷,東京,国書刊行会

鈴蘭からはじまり露草まで,少女達の美しく儚い物語を書き集めた本……だと理解してみました.全編に渡って詩的でちょっとそう……花色めいている.花物語だから当然のこと,と言える形で綴った,これは作家さんの力量でしょうか.
少女が憧れるのは美しい人,美しく儚い花のような人.ということで憧れの”マドンナ”が現れ,時には母のように,時には姉のように,時には理想の女神のように現れては消えていくという.読んでいてむず痒くなるというのも確かにありますが,ちょっとそう……憧れるというか.そんな”女の子の世界”ってあるもんなんだなぁという一種の感動.文章は美しいですし,ちゃんとお花も題だけではなく,話に関わってきますしね.私は服の描写にどきりとしましたね.同性が着ている服の半襟に美しさを感じるって,う〜ん.
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