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本日の読書

いぬいとみこ:ながいながいペンギンの話.1977,6.東京.理論社.(特装版)

いや,暑くなってきましたね.今回もうろ覚えの童話話です.むかし親に読み聞かせしてもらった本って覚えていますか? ”休み日の算用数字”は題名を覚えていないという話でしたが,今度のは逆.題名だけ覚えていて中身をまったく覚えていない.確かに布団に入って読んでもらった記憶はあるくせに,内容についてはさっぱり.題名が分かっているのですから,探すのは楽ですけれどね.
題名だけ覚えているというのは”題名が印象的”だったから,”題名以外は特別面白くなかった”から,どっちだろうなと思って読み返しました.普通に面白いです.ペンギンの兄弟,ルルとキキ.主人公は兄のルルの方っぽいですが,キキも好きです.
あとがきによると,この話に出てくるペンギンはアデリーペンギンをイメージして書いたもののようです.この当時にはまだペンギンの生態がわかっていなくて,後から親ペンギンが卵を温めるシーンなど,本来は皇帝ペンギンの姿のようだと分かったということを書いていらっしゃいます.

そこでついでにペンギンに詳しくなってやろうと

上田一生:ペンギンの世界.2001,7.19.東京.岩波書店.

を読んでみました.確かに,卵を足の上に乗っけて,その豊満な腹で温める形をとるのは皇帝ペンギンの方だそうです.あとキングペンギン.卵が大きく,一度の産卵で一個の卵しか産まないそうです.アデリーペンギンは一度に二個卵を産むので,巣を作って卵を温めます.つまりルルとキキはアデリーペンギンだから兄弟として生まれたんですね~.”皇帝ペンギン”ってドキュメンタリー映画ありましたね.過酷な環境下で卵を温める男親はハドリングといういわゆるおしくらまんじゅうをして寒さを乗り切るわけです.見ている方は大変癒される映像でしたが,ペンギン達は大変です.足に卵乗っけたままのハドリングは危険だけど,動いていないとやってられないし,奥さんが戻ってくるまでは絶賛絶食キャンペーン期間中だし(常時延長開催!).
「何でこいつらこんな寒いとこ住んでんだろ」と思いますが,南極にいるペンギンは皇帝ペンギンとアデリーペンギンで,他は南半球,時にはちょっと北半球にはみ出したところに住んでいるガラパゴスペンギンもいるとか.だからペンギンはみんな寒い氷の世界が好きとは思わないでくれ,と著者は言っております.寒さに強い体であることは確かみたいですが,ペンギンについて知りたくなったら是非読んでみて欲しい一冊.岩波新書なのでぱらっと読めますしね.

あ,上と全然関係ないですけど,図書館で暴れるニホンカモシカの記事は飛びつかないとアカンですよ!
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