ここはゴミ箱です
本日の二冊
早川純子さく・え:あずきまる;わくわくたべものおはなしえほん12,2008.10.25,第1刷,東京,農山漁村文化協会
アーノルド・ローベル作,三木卓訳:とうさんおはなしして,2008.2.14,第58刷,東京,文化出版局
今週の読みきかせで読んだ本2冊です.2008年の新しい絵本と,1973年第1刷の古い絵本.「あずきまる」はいしいしんじの「トリツカレ男」の挿絵を描いた方の絵本で,色使いのはっきりとした遠目のきく絵本です.ちゃんと裏表紙の絵まで見せて終わりたい本.
そしてもう一冊は小さくて,絵を見せて大勢の前で,というには向かない本ですね.だからあえて絵は見せず,7編ある短いお話の中の「ねずみとかぜ」を読みました.ねずみの乗った舟が,風に吹いてもらって家の上,木の上,山の上と舞い上がり,それらごと湖に落ちて最初に戻る……みたいなお話.繰り返しが楽しいお話です.
さてGW終わってから体調崩し,足を痛めと散々な感じです.まぁ仕事に行けるレベルなので問題はないですが,重なる時って重なりますねぇ.そういう年なのかな…….
早川純子さく・え:あずきまる;わくわくたべものおはなしえほん12,2008.10.25,第1刷,東京,農山漁村文化協会
アーノルド・ローベル作,三木卓訳:とうさんおはなしして,2008.2.14,第58刷,東京,文化出版局
今週の読みきかせで読んだ本2冊です.2008年の新しい絵本と,1973年第1刷の古い絵本.「あずきまる」はいしいしんじの「トリツカレ男」の挿絵を描いた方の絵本で,色使いのはっきりとした遠目のきく絵本です.ちゃんと裏表紙の絵まで見せて終わりたい本.
そしてもう一冊は小さくて,絵を見せて大勢の前で,というには向かない本ですね.だからあえて絵は見せず,7編ある短いお話の中の「ねずみとかぜ」を読みました.ねずみの乗った舟が,風に吹いてもらって家の上,木の上,山の上と舞い上がり,それらごと湖に落ちて最初に戻る……みたいなお話.繰り返しが楽しいお話です.
さてGW終わってから体調崩し,足を痛めと散々な感じです.まぁ仕事に行けるレベルなので問題はないですが,重なる時って重なりますねぇ.そういう年なのかな…….
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本日の一冊
クロード・ブージョン文と絵,末松氷海子訳:おばけニンジン,1990.6.25,第1刷,東京,セーラー出版
朝読みしてきました〜.本日は二冊で,一冊目は以前に絶賛した↓
http://agnus.blog.shinobi.jp/Entry/214/ 「だいこんどのむかし」を読みました.だいこんだからもう一冊も野菜にするか〜ということで,行きつけの公民館図書室で以前から気になっていた「おばけニンジン」で人参をチョイス.
朝読みの時に低学年のクラスは大体机を少し後ろにやって,目の前に座ってくれるので読みやすい(そしておそらく子ども達も見やすい)のですが,冬は床に直接座るの寒そうだなぁとちょっと気になります.床暖房でもあるまいし…….
でも本日は特に小さめの絵本だったので,前に来てくれるのは大歓迎.私も椅子に座らせてもらって,まずは私の好きな大根の話だと言って「だいこんどのむかし」を.そしてだいこんどのの哀愁漂う背中を見送って,次は問題の「おばけニンジン」.
この絵本……凄いっすよ.よくあのジンジャークッキーとか食べ物が走って逃げて,それを追うというパターンのお話しが型としてありますが(最後は知恵者のキツネとかに食べられちゃう),これは逆に人参が追いかけますからね,兎を.一種のナンセンス絵本かな.だって最後人参は空に飛んで行ってしまうから(笑).ロケットのようにビューンと.読んでみたいと思いませんか(大笑)
今日凄く嬉しかったのですが,両方とも読んだ絵本に興味持ってくれて,「(自分で)借りてみようかな〜」と言ってくれた子がいたこと.もう本当に「読んで良かった〜!!」とほくほくして帰ってきました.
クロード・ブージョン文と絵,末松氷海子訳:おばけニンジン,1990.6.25,第1刷,東京,セーラー出版
朝読みしてきました〜.本日は二冊で,一冊目は以前に絶賛した↓
http://agnus.blog.shinobi.jp/Entry/214/ 「だいこんどのむかし」を読みました.だいこんだからもう一冊も野菜にするか〜ということで,行きつけの公民館図書室で以前から気になっていた「おばけニンジン」で人参をチョイス.
朝読みの時に低学年のクラスは大体机を少し後ろにやって,目の前に座ってくれるので読みやすい(そしておそらく子ども達も見やすい)のですが,冬は床に直接座るの寒そうだなぁとちょっと気になります.床暖房でもあるまいし…….
でも本日は特に小さめの絵本だったので,前に来てくれるのは大歓迎.私も椅子に座らせてもらって,まずは私の好きな大根の話だと言って「だいこんどのむかし」を.そしてだいこんどのの哀愁漂う背中を見送って,次は問題の「おばけニンジン」.
この絵本……凄いっすよ.よくあのジンジャークッキーとか食べ物が走って逃げて,それを追うというパターンのお話しが型としてありますが(最後は知恵者のキツネとかに食べられちゃう),これは逆に人参が追いかけますからね,兎を.一種のナンセンス絵本かな.だって最後人参は空に飛んで行ってしまうから(笑).ロケットのようにビューンと.読んでみたいと思いませんか(大笑)
今日凄く嬉しかったのですが,両方とも読んだ絵本に興味持ってくれて,「(自分で)借りてみようかな〜」と言ってくれた子がいたこと.もう本当に「読んで良かった〜!!」とほくほくして帰ってきました.
本日の一冊
Shel Silverstein:The Giving Tree,HarperCollins,1992, NewYork
邦題は「大きな木」.日本語版を読んだ後にこのブログで一言書こうかと思ったのですが,原文がどうなっているのか知りたくて,欲しかったDaddy long-legs と一緒にアマゾンで購入.ついでだということでThe Giving TreeもCD付きにしてみた.
私は英語の勉強真面目にやっていないし,喋るのも読むのもおぼつかないですが,好きな話なら読めるかなぁと思ってあしながおじさんなんですが,大きな木と訳されたこの絵本は好きというか……とても消化できない部分があって,それがまず題名.そして日本語では確か「でもそれはほんとかな」だがなんだかで訳されていた後半部分(すみません本当は日本語訳を手元に置いておけばよかったのですが).原文はbut not really.この一言でなんだか読んでいるこっちはとっても頭がかき乱された.
「大きな木」という訳もつまり懐の大きいという意味なのか.でもGiving とあの but not really を考えるとそういう意味ではないような気もするのです.……これは読む人読む時によって解釈は異なるでしょうね.今の自分にはどう解釈していいやら分からないだけで,これで何やら腑に落ちる解釈ができたとしても,何年か後にはまた違ってきてるかも.今年早々の自分的問題作.
ちなみにCDの朗読は一部原文と変えてあるというか,多分(聞き取れてないだけかもしれないですが)but not reallyは読んでいないのではないかと…….
Shel Silverstein:The Giving Tree,HarperCollins,1992, NewYork
邦題は「大きな木」.日本語版を読んだ後にこのブログで一言書こうかと思ったのですが,原文がどうなっているのか知りたくて,欲しかったDaddy long-legs と一緒にアマゾンで購入.ついでだということでThe Giving TreeもCD付きにしてみた.
私は英語の勉強真面目にやっていないし,喋るのも読むのもおぼつかないですが,好きな話なら読めるかなぁと思ってあしながおじさんなんですが,大きな木と訳されたこの絵本は好きというか……とても消化できない部分があって,それがまず題名.そして日本語では確か「でもそれはほんとかな」だがなんだかで訳されていた後半部分(すみません本当は日本語訳を手元に置いておけばよかったのですが).原文はbut not really.この一言でなんだか読んでいるこっちはとっても頭がかき乱された.
「大きな木」という訳もつまり懐の大きいという意味なのか.でもGiving とあの but not really を考えるとそういう意味ではないような気もするのです.……これは読む人読む時によって解釈は異なるでしょうね.今の自分にはどう解釈していいやら分からないだけで,これで何やら腑に落ちる解釈ができたとしても,何年か後にはまた違ってきてるかも.今年早々の自分的問題作.
ちなみにCDの朗読は一部原文と変えてあるというか,多分(聞き取れてないだけかもしれないですが)but not reallyは読んでいないのではないかと…….
本日の二冊
エリック・ファン・オス,エレ・ファン・リースハウト文,パウラ・ヘリッツェン絵,野坂悦子訳:なにももたないくまの王さま,2006.1.10,初版,東京,ソニー・マガジンズ
サム・マクブラットニィぶん,アニタ・ジェラームえ,小川仁央やく:どんなにきみがすきだかあててごらん,2004.12.25,13刷,東京,評論社
本日朝読みでした.何かを仕込んでいる時間がとれなかったので,読むだけ.でも10分では読むだけで精一杯で仕込みを披露している時間もとれなくなっていますね.インフルエンザなどで小学生も先生も時間のやりくりにいっぱいいっぱいだという風に聞いています.そういやもう流行は過ぎたのだろうか…….結局罹る子はみんな罹っちゃっているんでしょうね.
さて,2月ということで節分か……とも思ったのですが,それは他の方が読んでるかな〜というのもあって,節分ではなくバレンタインを(個人的には)意識して本を選んでみました.ストレートにチョコレートを選ばないあたりがオレ.「すき」という言葉が伝わればいいかなぁなんてぼんやり考えて選んでみました.
「なにももたないくまの王さま」はひねた見方をすれば仕事放棄して何してんの! って感じですが……自分の好きなことをして暮らせるというのがどれだけ贅沢なことかっていう.そして側にあるのは本当に必要で本当に好きなものだけで十分なんだよっていう……多分,そんな感じのお話です.
もうひとつは有名すぎて,実は私これを知ったのは同人パロなんですけどね? 「すきだよ」って何度も出てくるので,多分高学年になると聞くのは照れるというか,くすぐったくて困るんでしょうけど,あえて高学年に読み聞かせってアリかな,と思ってのチョイス.自分では英語版の方を持っています.チビウサギが眠ってからのデカウサギの言葉が好きです.
エリック・ファン・オス,エレ・ファン・リースハウト文,パウラ・ヘリッツェン絵,野坂悦子訳:なにももたないくまの王さま,2006.1.10,初版,東京,ソニー・マガジンズ
サム・マクブラットニィぶん,アニタ・ジェラームえ,小川仁央やく:どんなにきみがすきだかあててごらん,2004.12.25,13刷,東京,評論社
本日朝読みでした.何かを仕込んでいる時間がとれなかったので,読むだけ.でも10分では読むだけで精一杯で仕込みを披露している時間もとれなくなっていますね.インフルエンザなどで小学生も先生も時間のやりくりにいっぱいいっぱいだという風に聞いています.そういやもう流行は過ぎたのだろうか…….結局罹る子はみんな罹っちゃっているんでしょうね.
さて,2月ということで節分か……とも思ったのですが,それは他の方が読んでるかな〜というのもあって,節分ではなくバレンタインを(個人的には)意識して本を選んでみました.ストレートにチョコレートを選ばないあたりがオレ.「すき」という言葉が伝わればいいかなぁなんてぼんやり考えて選んでみました.
「なにももたないくまの王さま」はひねた見方をすれば仕事放棄して何してんの! って感じですが……自分の好きなことをして暮らせるというのがどれだけ贅沢なことかっていう.そして側にあるのは本当に必要で本当に好きなものだけで十分なんだよっていう……多分,そんな感じのお話です.
もうひとつは有名すぎて,実は私これを知ったのは同人パロなんですけどね? 「すきだよ」って何度も出てくるので,多分高学年になると聞くのは照れるというか,くすぐったくて困るんでしょうけど,あえて高学年に読み聞かせってアリかな,と思ってのチョイス.自分では英語版の方を持っています.チビウサギが眠ってからのデカウサギの言葉が好きです.
本日の一冊
松谷みよ子文,司修絵:道成寺;安珍と清姫の物語,2005.8,第3刷,東京,ポプラ社
道成寺絵巻について調べていた頃は,こんな絵本が出ているとは知らなかったのですが,この間図書館で見つけて,絵柄に惹かれて借りてみました.
内容は道成寺縁起絵巻ではなくて,賢学草紙寄り.巻末の解説には清姫の呼び名が定着し出した江戸時代以後の浄瑠璃などに取り入れられた物語からとっているようなことが書いてあります.
というのも,元となった平安時代の本朝法華験記(大日本国法華経験記)などで見る道成寺説話の女性は寡婦であって,決して清姫のような若い未婚の女性ではないんですよね.本朝法華験記(大日本国法華経験記)では「紀伊国牟褸郡悪女」として紹介されていて,悪女というか……色欲の強い女性のような書き方ですが,この絵本のように清姫として定着した女性は若い僧に一目惚れで運命感じちゃった初心な女の子が,「もう私の王子様はこの人しかいない」という思い込みで突っ走っちゃうという感じで,まだ……そう,かわいげがあるというか.突っ走ってとうとう蛇になっちゃうんだから,逃げる安珍の立場からすればおっかない以外にないんですけど.
読み聞かせには怖すぎるかなぁと思いますが,話と絵柄が合っていていい絵本だなぁと思います.絵巻の形になっているともっと面白いかも.というのは,逃げる安珍を追いかける清姫の走る姿,女の身から蛇身へと変わり,河を渡っていくそのスピード感が横に長い絵巻の形だとまた一層の迫力だから.前半の清姫が十三歳という若さで丸い白い顔の綺麗な女の子に描かれているからこそ,その後の髪を振り乱して履物を飛ばし,足から血を流しながらも追いかけて走る鬼女の姿が引き立つというか.……益々小学生にはコワイ絵本だな.
松谷みよ子文,司修絵:道成寺;安珍と清姫の物語,2005.8,第3刷,東京,ポプラ社
道成寺絵巻について調べていた頃は,こんな絵本が出ているとは知らなかったのですが,この間図書館で見つけて,絵柄に惹かれて借りてみました.
内容は道成寺縁起絵巻ではなくて,賢学草紙寄り.巻末の解説には清姫の呼び名が定着し出した江戸時代以後の浄瑠璃などに取り入れられた物語からとっているようなことが書いてあります.
というのも,元となった平安時代の本朝法華験記(大日本国法華経験記)などで見る道成寺説話の女性は寡婦であって,決して清姫のような若い未婚の女性ではないんですよね.本朝法華験記(大日本国法華経験記)では「紀伊国牟褸郡悪女」として紹介されていて,悪女というか……色欲の強い女性のような書き方ですが,この絵本のように清姫として定着した女性は若い僧に一目惚れで運命感じちゃった初心な女の子が,「もう私の王子様はこの人しかいない」という思い込みで突っ走っちゃうという感じで,まだ……そう,かわいげがあるというか.突っ走ってとうとう蛇になっちゃうんだから,逃げる安珍の立場からすればおっかない以外にないんですけど.
読み聞かせには怖すぎるかなぁと思いますが,話と絵柄が合っていていい絵本だなぁと思います.絵巻の形になっているともっと面白いかも.というのは,逃げる安珍を追いかける清姫の走る姿,女の身から蛇身へと変わり,河を渡っていくそのスピード感が横に長い絵巻の形だとまた一層の迫力だから.前半の清姫が十三歳という若さで丸い白い顔の綺麗な女の子に描かれているからこそ,その後の髪を振り乱して履物を飛ばし,足から血を流しながらも追いかけて走る鬼女の姿が引き立つというか.……益々小学生にはコワイ絵本だな.