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ここはゴミ箱です
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本日の一冊

柏葉幸子作,山本容子絵:つづきの図書館,2010.1.14,第1刷,東京,講談社

タイトルに図書館がついていたので.そして「つづきの」ってことは物語の続きのことか? と興味を持って借りました.物語は物語でも,お話のつづきではなくて,”本を借りた(お話を読んだ)”人のその後みたいな感じですね.

主人公の山神桃さんは四十すぎの女性で,勤めていた会社が倒産して職なしの状態に.そこに生まれ故郷でもある四方山市に残っていたおばの調子が悪いから会いにきて欲しいと役場の人から連絡があり,とりあえず帰ることに.なんやかんやで図書館の分館に勤め始めた桃さんは,図書館の二階で「はだかの王様」に出会う.王様はかつての読者「青田早苗ちゃんの物語のつづき」が知りたいと言って,桃さんにレファレンスを頼むのだ.

物語の王様の頼みだから,貸出者情報なんか検索するんでしょうが,実際は難しいわなぁ.なんて,思いつつ,でも物語だからこそ”めでたしめでたし”とか”どっとはらい”で終わるんでしょうが,実際の人の物語は続きがあるわけで.でも本には残らない人が大多数なんですよね.それを”知りたい”っていうレファレンスは面白いなぁと思います.

桃さんの年齢が高めなので,児童書なのかどうなのか少し悩みましたが,作者は『霧のむこうのふしぎな町』の方ですね.
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本日の二冊

アヴィ作,トリシャ・トゥサ画,松田青子訳:はじまりのはじまりのはじまりの終わり;小さいカタツムリともっと小さいアリの冒険,2012.11.10,初版,東京,福音館書店
遠藤功:新幹線お掃除の天使たち;「世界一の現場力」はどう生まれたか?,2012.12.6,第15刷,東京,あさ出版

前者はカタツムリの絵本を探していたら見つけたという本.タイトルが奮っているなぁと思いまして.中身は実にのんびりしたお話で,冒険をしたいと思うカタツムリが,冒険を探しに出掛けるお話で,つまり冒険の前段階なわけではじまりのはじまりなんですが,結局冒険がはじまったのかわからないまま,家に戻ってきて終わります.でもカタツムリのエイヴォンとアリのエドワードは楽しそう.個人的には旅先から手紙を出そうとして,一緒に旅をしているエドワード宛に手紙を書き始めたはいいが,できた内容を確認のために全部聞かせてしまうお話が好きです.何度も起こされて,でも付き合ってくれるエドワードがいい.

そしてお仕事本,『あぽやん』,『エンジェル・フライト』は空港が主だったので,次は列車かなと.テッセイのお話.お掃除のプロ.そしておもてなしのプロだなぁと思った.頑張った取り組みがきちんと認められるというか,褒めてもらえる制度って素敵だと思いました.
本日の一冊

アーサー・ランサム,神宮輝夫訳:アーサー・ランサムのロシア昔話,1990.3.30,第4刷,東京,白水社

五輪も開催されていることですし,ちょっとロシアのお話を……と思いまして手に取りましたが,アーサー・ランサムはロシアの人ではありませんで,原著も英語で書かれたそうです.でもロシアの昔話を採取して,英訳したそうなので,それを日本語で読んでいるわけです.

ちょっと皮肉めいたところのある話が収録されているようです.「鳥とけものの戦争」、「白鳥の王女」、「オメリヤとカワカマス」、「高価な指輪」、「キツネ話」、「貧すれば貧するという話」、「小さな家畜」、「ジプシーと聖ジョージ」、「天国のかじや」、「兵隊と死神」、「二人の兄弟」収録.

キツネの話は『きつね物語』で自分的にタイムリーなのでおもしろかったです.やはり狐は騙す側なのか.そして「二人の兄弟」は浦島みたいな感じで,竜宮城が地下の墓地っていう,ちょっとホラーめいた不思議な話.何だか怖いような幸せなような……という余韻がいいと思います.

雪がふかふかしていたので,歩きながら道路脇の積もった雪に足を突っ込みながら歩くという子どものようなことをしました.うーん,だいぶ溶けてはいましたが,明日凍るかしら.ちょっと昨日一瞬電気が不安定になって,すわ停電か! とドキドキしました.実際停電している地域もあるようですね……この寒いのにガタガタ.早く復旧しますように.
本日の一冊

アンドリュー・レーン:ヤング・シャーロック・ホームズ;Vol.1,2012.9.10,初版第1
刷,東京,静山社

コナン・ドイル財団の協力を得て執筆されたという,ホームズの子ども時代のお話第一巻です.ドラマ「シャーロック」では現代のホームズが,そしてこの本では子ども時代のホームズが,ということで,うーん,ホームズ人気やね.

しかしちょっと大人ホームズとイメージ違うかなっていうのが,兄さんことマイクロフトとそんな仲良いのかっていうか…….ドラマ「シャーロック」では絶対イヤーな顔しかしない兄さんとの間に,子ども時代には「兄さんに会いたい」なんて慕っていた時代があったのかしらって,うは,そんなわけないわ(笑).と思いつつ読みました.そういえば,映画のホームズではマイクロフトは裸族でしたね.

男の子の友達としっかりものの女の子が出てきて,うん確かにメンバー的にはハリー/ポッターみたいですね.マティはだいぶしっかり者のようですけど.まだ一巻なので,家政婦さんの正体が分からずもやっとした状態で終わってしまいました.何者? あやしいと見せかけてそうでもない系なの?
本日の一冊

小川未明著,宮川健郎編集:名作童話小川未明30選,2009.1.20.初版第1刷,東京,春陽堂書店

「赤い蝋燭と人魚」以外はそんなに読んだことないんですよね.ということで借りてみました.どこかアイルランドの文学に雰囲気が似ている気がしますが,それは海がなんとなく寒いところの海みたいな印象だからでしょうか.

「赤い蝋燭と人魚」以外にも,「兄弟の山鳩」の海もどこか寒そうな印象を受けました.後の解説にもあったように,確かに死とか病気とかを書いているなぁとは思いましたが,一時期の児童文学論争のように「だから児童文学として相応しくない」ようには思いませんでした.まぁ,子どもの頃に触れていたらどう思ったか分かりませんがね,今となっては(笑).

「飴チョコの天使」は,飴チョコのパッケージの天使に目を付けるなんてすごいわと思いましたね.読んでいて楽しくなる! って感じの話はあまりないのですが,雰囲気は好きです.
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