ここはゴミ箱です
本日の一冊
柄刀一:時を巡る肖像;絵画修復士御倉瞬介の推理,2006.11.25.初版第1刷,東京,実業之日本社
表紙面白いな〜.出版年的にはこれが一番最初だったのね.まったく逆に読んじまったが,それはそれでよし.家政夫の加護さんの存在感がすごいですよね.彼が作ったオムライス食いたい…….
絵画的には「モネの赤い睡蓮」が興味深かったです.最初から「ピカソの空白」,「『金蓉』の前の二人」,「遺影、『デルフトの眺望』」,そして「モネの赤い睡蓮」,「デューラーの瞳」,「時を巡る肖像」の6編.
柄刀一:時を巡る肖像;絵画修復士御倉瞬介の推理,2006.11.25.初版第1刷,東京,実業之日本社
表紙面白いな〜.出版年的にはこれが一番最初だったのね.まったく逆に読んじまったが,それはそれでよし.家政夫の加護さんの存在感がすごいですよね.彼が作ったオムライス食いたい…….
絵画的には「モネの赤い睡蓮」が興味深かったです.最初から「ピカソの空白」,「『金蓉』の前の二人」,「遺影、『デルフトの眺望』」,そして「モネの赤い睡蓮」,「デューラーの瞳」,「時を巡る肖像」の6編.
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本日の二冊
柄刀一:黄昏たゆたい美術館;絵画修復士御倉瞬介の推理,2008.7.25.初版第1刷,東京,実業之日本社
田淵文男監修,江澤増雄著:教会ラテン語・事始め,2004.2.28.初版,東京,サンパウロ
御倉瞬介のシリーズですが,刊行順とは逆に読んでいるようですね.まぁ,いっこずつは短篇なのでそれほど難はありませんが.
本作の収録は「神殺しのファン・エイク」,「ユトリロの、死衣と産衣」,「幻の棲む絵巻」,「「ひまわり」の黄色い囁き」,「黄昏たゆたい美術館」です.
ユトリロきた! と思いましたが,お話として大変興味深かったのは「幻の棲む絵巻」で,絵巻の展示なども少しやったことがあるので,発想としてとても面白かったです.そして「「ひまわり」の黄色い囁き」のゴッホですね.エピソード満載の人ですから,これも面白かったです.
ユトリロの解釈は,この通りだったらいいなぁという解釈でしたね.産衣になれてたらいいな.
柄刀一:黄昏たゆたい美術館;絵画修復士御倉瞬介の推理,2008.7.25.初版第1刷,東京,実業之日本社
田淵文男監修,江澤増雄著:教会ラテン語・事始め,2004.2.28.初版,東京,サンパウロ
御倉瞬介のシリーズですが,刊行順とは逆に読んでいるようですね.まぁ,いっこずつは短篇なのでそれほど難はありませんが.
本作の収録は「神殺しのファン・エイク」,「ユトリロの、死衣と産衣」,「幻の棲む絵巻」,「「ひまわり」の黄色い囁き」,「黄昏たゆたい美術館」です.
ユトリロきた! と思いましたが,お話として大変興味深かったのは「幻の棲む絵巻」で,絵巻の展示なども少しやったことがあるので,発想としてとても面白かったです.そして「「ひまわり」の黄色い囁き」のゴッホですね.エピソード満載の人ですから,これも面白かったです.
ユトリロの解釈は,この通りだったらいいなぁという解釈でしたね.産衣になれてたらいいな.
本日の一冊
柄刀一:システィーナ・スカル;絵画修復士御倉瞬介の推理,2010.11.20.初版第1刷,東京,実業之日本社
「ボッティチェリの裏窓」,「システィーナ・スカル」,「時の運送屋」,「闇のゆりかご」の4編が収められています.
「ボッティチェリの裏窓」は『ナスタジオ・デリ・オネスティの物語』を題材としたもの.物語はボッカッチョの小説≪デカメロン≫からとられているのですが,《デカメロン》未読なんですよね.これを機会に読んでみようかしら.それにしたって,この絵を新婚夫婦の寝室に飾るなんて,どんなにいい解釈が浮かんでも,自分のベッドに近いところに残虐絵があったら魘される.
そして「システィーナ・スカル」ですが,詳細はネタばれになるため言わないものの,やはりつい最近読んだ本が関連する部分があり,先に読んでおいてよかったなぁと思いました.あと,スカルの部分ですがいいでしょうか.ぶっちゃけ私も人の顔だとは思ったのですが,骸骨よりも
ダース・ベイダーのマスクに見えた.
……目の大きさとか激似じゃね?
柄刀一:システィーナ・スカル;絵画修復士御倉瞬介の推理,2010.11.20.初版第1刷,東京,実業之日本社
「ボッティチェリの裏窓」,「システィーナ・スカル」,「時の運送屋」,「闇のゆりかご」の4編が収められています.
「ボッティチェリの裏窓」は『ナスタジオ・デリ・オネスティの物語』を題材としたもの.物語はボッカッチョの小説≪デカメロン≫からとられているのですが,《デカメロン》未読なんですよね.これを機会に読んでみようかしら.それにしたって,この絵を新婚夫婦の寝室に飾るなんて,どんなにいい解釈が浮かんでも,自分のベッドに近いところに残虐絵があったら魘される.
そして「システィーナ・スカル」ですが,詳細はネタばれになるため言わないものの,やはりつい最近読んだ本が関連する部分があり,先に読んでおいてよかったなぁと思いました.あと,スカルの部分ですがいいでしょうか.ぶっちゃけ私も人の顔だとは思ったのですが,骸骨よりも
ダース・ベイダーのマスクに見えた.
……目の大きさとか激似じゃね?
本日の一冊
柄刀一:奇蹟審問官アーサー死蝶天国,2009.4.7.第1刷,東京,講談社
ダニエル・ケールマン著,瀬川裕司訳:世界の測量;ガウスとフンボルトの物語,2008.7.20.第2刷,東京,三修社
ミステリなのは前者だけですが.
まず奇蹟審問官アーサーの登場するシリーズですね.ずっと読みたかったのですが,住んでいる自治体の公共図書館にはなくて,勤めている隣の自治体の公共図書館にあったんですよ.家に帰る方向と違うので,つい後回しになってしまっていたところを,お休みのとれるこの時期に読もうと思いまして.
前巻と,弟が主役(?)の「サタンの僧院」と違って,今回一編だけアーサーが別の審問官と仕事を一緒にしていて,それがまた元気なおじいちゃん神父さまなので,個人的には「キタコレ!」だったんですが,本当にこの一編だけっぽいですね.残念.
クレメンス神父にも相棒がいてくれてもいいと思うんですけど…….それにしても,常におじいちゃん神父を心配しているクレメンス神父はちょっと新鮮でした.いつもちょっと捉えどころない感じですものね.
あ,ちょっと例のホラー文庫シリーズと感想が直近してしまったのですが,こちらはちゃんとミステリですので,あっちと同じ感覚で読むことはお勧めしません.……でもミステリとしては前巻の方がインパクトあったかな.
もう一冊は副題の通り,数学者・天文学者・物理学者であるカール・フリードリヒ・ガウスと,博物学者・地理学者アレクサンダー・フォン・フンボルトのお話.二人が出会った場面から始まり,過去にさかのぼってガウス,フンボルトそれぞれの視点でその人生が物語られる.
……といいつつ,これ読み進んだのは主役二人の人生の魅力が四割,あと六割はフンボルトの測量の旅に同行した植物学者エメ・ボンプランの視点があったからこそと個人的には思います.理論で世界を旅したガウスと,実践で世界を旅したフンボルト.最後には両者の世界が混じり合ってどちらのものかわからなくなるというような,ちょっと哲学めいた終わりも計算されていて綺麗でしたけど.
ドイツではベストセラーの上を行く人気ぶりとか.う〜ん,「いかにもドイツ的」だからなのか.そこらへんはよく分からんけど,ボンプランはフランスの人らしいからな.ほんと良く生きて旅を終えたよ.
あ,フンボルトのターンで密林での旅が語られまして,蚊とか,蚊とか犬とか,蚊とか.うん,流血なので嫌な人は読まないように.
柄刀一:奇蹟審問官アーサー死蝶天国,2009.4.7.第1刷,東京,講談社
ダニエル・ケールマン著,瀬川裕司訳:世界の測量;ガウスとフンボルトの物語,2008.7.20.第2刷,東京,三修社
ミステリなのは前者だけですが.
まず奇蹟審問官アーサーの登場するシリーズですね.ずっと読みたかったのですが,住んでいる自治体の公共図書館にはなくて,勤めている隣の自治体の公共図書館にあったんですよ.家に帰る方向と違うので,つい後回しになってしまっていたところを,お休みのとれるこの時期に読もうと思いまして.
前巻と,弟が主役(?)の「サタンの僧院」と違って,今回一編だけアーサーが別の審問官と仕事を一緒にしていて,それがまた元気なおじいちゃん神父さまなので,個人的には「キタコレ!」だったんですが,本当にこの一編だけっぽいですね.残念.
クレメンス神父にも相棒がいてくれてもいいと思うんですけど…….それにしても,常におじいちゃん神父を心配しているクレメンス神父はちょっと新鮮でした.いつもちょっと捉えどころない感じですものね.
あ,ちょっと例のホラー文庫シリーズと感想が直近してしまったのですが,こちらはちゃんとミステリですので,あっちと同じ感覚で読むことはお勧めしません.……でもミステリとしては前巻の方がインパクトあったかな.
もう一冊は副題の通り,数学者・天文学者・物理学者であるカール・フリードリヒ・ガウスと,博物学者・地理学者アレクサンダー・フォン・フンボルトのお話.二人が出会った場面から始まり,過去にさかのぼってガウス,フンボルトそれぞれの視点でその人生が物語られる.
……といいつつ,これ読み進んだのは主役二人の人生の魅力が四割,あと六割はフンボルトの測量の旅に同行した植物学者エメ・ボンプランの視点があったからこそと個人的には思います.理論で世界を旅したガウスと,実践で世界を旅したフンボルト.最後には両者の世界が混じり合ってどちらのものかわからなくなるというような,ちょっと哲学めいた終わりも計算されていて綺麗でしたけど.
ドイツではベストセラーの上を行く人気ぶりとか.う〜ん,「いかにもドイツ的」だからなのか.そこらへんはよく分からんけど,ボンプランはフランスの人らしいからな.ほんと良く生きて旅を終えたよ.
あ,フンボルトのターンで密林での旅が語られまして,蚊とか,蚊とか犬とか,蚊とか.うん,流血なので嫌な人は読まないように.
本日の一冊
霧舎巧:新・新本格もどき,2010.10.25,初版1刷,東京,光文社
また「もどい」ちゃいましたね.しかし今回は新本格の第二世代以降ということで,元がほとんど分かりませんでした.表紙が天ぷら「?」だったので,てっきり中身にそういう天ぷら系の話が出てくるのだと思ったのですが,カレーでしたね.
週末は姉のところに転がり込んできました.「伯爵と妖精」のDVDと,「戦う司書」の初めだけレンタルを見せてもらいましたが,あの胸がポロンといかないところは納得できない.あれだけ開いてたら落ちるだろ(力説).
霧舎巧:新・新本格もどき,2010.10.25,初版1刷,東京,光文社
また「もどい」ちゃいましたね.しかし今回は新本格の第二世代以降ということで,元がほとんど分かりませんでした.表紙が天ぷら「?」だったので,てっきり中身にそういう天ぷら系の話が出てくるのだと思ったのですが,カレーでしたね.
週末は姉のところに転がり込んできました.「伯爵と妖精」のDVDと,「戦う司書」の初めだけレンタルを見せてもらいましたが,あの胸がポロンといかないところは納得できない.あれだけ開いてたら落ちるだろ(力説).