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ここはゴミ箱です
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本日の一冊

米澤穂信:折れた竜骨,2010.12.10,再版,東京,東京創元社

珍しい設定の一冊ですね.架空のではありますが,全体の時代設定は十二世紀末.魔法や呪いが跋扈する世界なので,特殊な条件が設定されますが,形はちゃんとミステリ.面白かったですし,大変読みやすかったと思います.

私は普段からミステリはよく読みますが,別段ちゃんと自分で見破ってやろうとは思わないでさくさく読み進めるタイプですので,物語的にも面白い本作は本当に読みやすかったですが,その分「物語的に」この設定だと,犯人はアレかしら? と思ってしまって,うん,それで当たってましたね.

まぁ,そんなことより何よりも! 途中でモードとか,グロスター伯とか出てくるもんだから「あら……?」と思って,ぱっとみたあとがきに「カドフェル」の名前があったものだからそれだけでテンションが↑↑.それだけで「この本は良作決定!」と自分の中で決まってしまったあたり,評価は正当ではないかもしれません.

本文中の十字軍の体験を話してくれた”尊敬する老人”(p.114)とは彼のことですね分かります.

あ,ちゃんとニコラも可愛かったですし,最初から最後までアミーナ嬢も勇気ある女性で大変好感が持てましたです.
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本日の一冊

高田崇史:毒草師;パンドラの鳥籠,2012.12.30.第1刷,東京,朝日新聞出版

宇佐見教授を思い出す受難の青年西田君.今回も酷い目に遭っていますが前二作に比べれば精神的打撃が少なそうでなによりでした.

今回はパンドラというタイトルですが,浦島太郎の語りです.確かに浦島太郎の話って,おじいさんになってしまうにしろ,鶴になってしまうにしろ,救いのない話だなぁとは思っていました.もっと楽しいお土産くれりゃいいのに,それでも乙姫様がくれた「玉手箱」だから意味があるんだろうなと.

個人的には陸の世界に戻って(現世に戻って),その時間の差をどうしても割り切れないのなら(だって,記憶喪失みたいに装ってもう一度違う時代で暮らしていくという手もあるのだからして),「玉手箱」を開ければ解放されるからね,という意味だったのではないかと思っていたんです.まぁ,一種の逃げ道を用意してくれたみたいな?

でも本書の理由の方がなんていうか……女の人っぽい? かな.好きな人が帰りたいっていうんで帰してあげたけど,最終的にはやっぱり一緒に暮らしたいから……って.

それにしても,百合さんの体質は便利すぎてチートだと思いました.
本日の一冊

高田崇史:カンナ;京都の霊前,2012.7.4.第1刷,東京,講談社

聖徳太子虚構説をとると,彼の生まれたとされている年まで五百年程度あるわけで.何から数えているかというとイエス・キリストからです.子どもの頃から,聖徳太子が厩戸の前で生まれたという伝説があるのが,イエス・キリストと被っていて,まぁ聖人誕生譚としてはしばしばある形と何かで読んだ記憶がありますが,それにしても……? と思っていたんです.
でも虚構説をとれば,その誕生譚は後付けであったはずなので,キリストの(もしくはその前の)誕生譚が大陸を渡ってきて,なんだか凄い人の誕生はこうでなくちゃ,みたいな気分で付け加えられたという方が個人的に納得できちゃうわけです.時間的にも十分伝わって云々と考えていいくらいと思いますし.

一旦カンナは終わるようですが,毒草師がずいぶんとウロウロしておりましたので,今度は彼の新刊でも出るかな? と思った次第.あ,3DS買おうと思ったら,FEのソフトが在庫切れで凹みました.本体と一緒に買うと安くなるはずだったので,結局両方買わずに戻ってきたという…….クリスマスまでには買いたいけど,高く買うのも癪だ.
本日の二冊

高田崇史:カンナ;天満の葬列,2011.3.7.第1刷,東京,講談社
高田崇史:カンナ;出雲の顕在,2011.7.6.第1刷,東京,講談社

太宰府も出雲も行ったことない…….行きたいよ〜.できれば出雲はゆっくり見て回りたいです.いつが一番良い季節なんですかね.休みだって取ろうと思えば取れるはずなんだ.

須佐之男命も大変魅力的な謎の存在ですが,月読命も影が薄すぎて謎な感じですよね.どちらかというと黄泉に繋がって彼の方が黄泉の国の王にふわさしい気がするんですが.黄泉神という謎な存在もいますし…….論文とかないかしら,探してみよう.

寒くて天気悪くて…….本当は先週取るはずだった代休を明日とります.リンカーン秘密の書を観たかったのに,もう近くの映画館では上映終了になってしまっていた凹.仕方ないので,近くのスーパーがTポイント制になったのでようやくカード持ったし,ツ/タヤでも行って何か借りて来ようかしら.
本日の一冊

浅野里沙子:よろず御探し請負い候,2012.1.10.第1刷,東京,講談社

時代ものにも手をつけて行ってもいいのかも……,と光圀伝以降考えております.でもがっつり歴史だと戻って来れなそう(どこから?)なので,ミステリ系ならまだいける! と勝手に思ってみたりして.
美形(青年),美形(少年),いかつい.という組み合わせ.……いまいち美形(青年)の影が薄い気がしましたが,ひっそり弟のような少年に寄り添う形で,彼的には本望なのかも.
いちばんきゅんきゅんしたのは,少年少女の恋話でしたとさ.

北海道はすごいことになっているようですし,関東平野でも17日も早く雪が降ったとか.部屋も寒くなってきました.明日にはもう一枚毛布を引っぱり出したいと思います.
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