ここはゴミ箱です
本日の一冊
田中芳樹:髑髏城の花嫁;Victorian Horror Adventures2,2011.10.31,初版,東京,東京創元社
シリーズ二作目.クリミア戦争から,祖国への帰還で一作目がスタートしたのですが,今回はそのニーダムのクリミア戦争中のことと,祖国へ帰る前の一仕事が語られます.あとがきで最初はこの一仕事の方がメインになる予定だったとありましたが,やっぱりメープルがいないと魅力は半減するだろうから,この形でよかったなぁと思うのです.そして,やっぱりこのシリーズ三作目が出るまで読むの待っててよかった.内容が面白いだけに,一気に短期間で読める方が断然楽しい.
あとこの本のいいところは,参考文献が巻末にたっくさん記載されていること.一応ヤングアダルト向けの本なのだろうと思いますので,こういうの見て他の本を手にとってもらえると,また嬉しいよね.
さて,なんかここ数週間ずっと体調が良くないので,自然と機嫌も悪くって.こういうの社会人としては良くないんだろうなぁと思いつつ,なかなかテンションが上げられません.困ったもんだ.
田中芳樹:髑髏城の花嫁;Victorian Horror Adventures2,2011.10.31,初版,東京,東京創元社
シリーズ二作目.クリミア戦争から,祖国への帰還で一作目がスタートしたのですが,今回はそのニーダムのクリミア戦争中のことと,祖国へ帰る前の一仕事が語られます.あとがきで最初はこの一仕事の方がメインになる予定だったとありましたが,やっぱりメープルがいないと魅力は半減するだろうから,この形でよかったなぁと思うのです.そして,やっぱりこのシリーズ三作目が出るまで読むの待っててよかった.内容が面白いだけに,一気に短期間で読める方が断然楽しい.
あとこの本のいいところは,参考文献が巻末にたっくさん記載されていること.一応ヤングアダルト向けの本なのだろうと思いますので,こういうの見て他の本を手にとってもらえると,また嬉しいよね.
さて,なんかここ数週間ずっと体調が良くないので,自然と機嫌も悪くって.こういうの社会人としては良くないんだろうなぁと思いつつ,なかなかテンションが上げられません.困ったもんだ.
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本日の一冊
田中芳樹:月蝕島の魔物;Victorian Horror Adventures1,2011.7.15,初版,東京,東京創元社
一冊目が書店に並んだ時,すでに三部作っぽいということが確か明示されていて,内容は面白そうだけど,なんと言っても御大の本なので「こいつは信用ならん」と思って,三部が完結するまで手は出すまいと思っていたのでした.
ようやく三冊目が出たということを知り,あと夜のラジオ番組で先に聞いてしまうのはいかがかなものかと思ったこともあって,まとめて借り……たかったのですが,三冊目は借りられていて,とりあえず二冊借りたのでした.
うん,相変わらず蘊蓄が時折説教臭い面を醸した出したりするのですが,語りのキャラクターに救われて軽い読み心地でした.ディケンズ,アンデルセンなど実在の人物と時代背景を交えつつ,ヴィクトリアン・ホラーというシリーズなので,不思議でちょっと恐ろしい場面もあったりして.エンタメ寄りに感じられましたね.啖呵を切るメープルが頼りになる女の子でよかったです.
もう一冊読んでいる間に,次の三冊目を予約しておかねばと思いつつ,今週は図書館に行けないかもしれないなぁ.
田中芳樹:月蝕島の魔物;Victorian Horror Adventures1,2011.7.15,初版,東京,東京創元社
一冊目が書店に並んだ時,すでに三部作っぽいということが確か明示されていて,内容は面白そうだけど,なんと言っても御大の本なので「こいつは信用ならん」と思って,三部が完結するまで手は出すまいと思っていたのでした.
ようやく三冊目が出たということを知り,あと夜のラジオ番組で先に聞いてしまうのはいかがかなものかと思ったこともあって,まとめて借り……たかったのですが,三冊目は借りられていて,とりあえず二冊借りたのでした.
うん,相変わらず蘊蓄が時折説教臭い面を醸した出したりするのですが,語りのキャラクターに救われて軽い読み心地でした.ディケンズ,アンデルセンなど実在の人物と時代背景を交えつつ,ヴィクトリアン・ホラーというシリーズなので,不思議でちょっと恐ろしい場面もあったりして.エンタメ寄りに感じられましたね.啖呵を切るメープルが頼りになる女の子でよかったです.
もう一冊読んでいる間に,次の三冊目を予約しておかねばと思いつつ,今週は図書館に行けないかもしれないなぁ.
本日の一冊
大崎梢:スクープのたまご,2016.5.30,第2刷,東京,文藝春秋
『プリティが多すぎる』http://agnus.blog.shinobi.jp/Entry/765/ などで舞台になっている千石社(出版社)を舞台として,今回は週刊誌の記者を主人公とした連作.パッとしない,まだ学生と間違われるような外見の日向子は急な異動で週刊誌の記者となる.まさに体当たりで仕事の仕方から,スクープを得るためのノウハウ,そしてスクープを狙うこの週刊誌という仕事の意味を探っていく.
「女の子」なのに,こんな過酷な仕事を……,とは多分日向子自身もそう思っていて.でも多分段々と周囲からそう言われるのには,ちっちゃな反感みたいなのを覚えるようになっていっている日向子は,自分なりにこの仕事の意味(時に人の神経を逆撫でするような取材とか)を考えて,飲み込んで,じっくり消化して成長していく.そういうお仕事小説的な部分もあり,冒頭の事件から繋がっていくミステリでもあり.しかし,あっちこっちに東奔西走で,過酷な仕事だよな〜と思う.精神的にもフルボッコだし.
つり革広告とかで,見出しだけしかみないような雑誌だけど,こうやって作っている人達がいるんだろうなーと思える小説でした.でも別にこれでじゃあ”読んでみっか”とはならないんだ,残念ながら.
大崎梢:スクープのたまご,2016.5.30,第2刷,東京,文藝春秋
『プリティが多すぎる』http://agnus.blog.shinobi.jp/Entry/765/ などで舞台になっている千石社(出版社)を舞台として,今回は週刊誌の記者を主人公とした連作.パッとしない,まだ学生と間違われるような外見の日向子は急な異動で週刊誌の記者となる.まさに体当たりで仕事の仕方から,スクープを得るためのノウハウ,そしてスクープを狙うこの週刊誌という仕事の意味を探っていく.
「女の子」なのに,こんな過酷な仕事を……,とは多分日向子自身もそう思っていて.でも多分段々と周囲からそう言われるのには,ちっちゃな反感みたいなのを覚えるようになっていっている日向子は,自分なりにこの仕事の意味(時に人の神経を逆撫でするような取材とか)を考えて,飲み込んで,じっくり消化して成長していく.そういうお仕事小説的な部分もあり,冒頭の事件から繋がっていくミステリでもあり.しかし,あっちこっちに東奔西走で,過酷な仕事だよな〜と思う.精神的にもフルボッコだし.
つり革広告とかで,見出しだけしかみないような雑誌だけど,こうやって作っている人達がいるんだろうなーと思える小説でした.でも別にこれでじゃあ”読んでみっか”とはならないんだ,残念ながら.
本日の一冊
宮内悠介:月と太陽の盤;基盤師・吉井利仙の事件簿,2016.11.20,初版1刷,東京,光文社
碁盤が出てくるお話ということで,興味があって読みました.中身はミステリの短編集のような形でしたね.放浪の基盤師吉井利仙と,その彼を師と仰ぐ若い棋士が探偵役.碁盤の目って,日本刀で刻んでいるんですね〜,知らんかったわ.
「青葉の盤」、「焔の盤」、「花急ぐ榧」、「月と太陽の盤」、「深草少将」の5編.それに掌編的な「サンチャゴの浜辺」が加わっています.個人的には小野小町の逸話も面白かった深草少将のお話が好きでしたね.
榧といえば,実家の近くの家が榧の枝を落としていて,その枝に実がたくさんついていたので,拾って帰ってみたのですが,この榧の実の匂いを「かすかに甘い、爽やかな香り」と表現している部分があって,うーん,と思いました.グリーンな匂いはしたのですが,甘い……かな? 実は食べられるし,油がとれるそうですね.そして木は碁盤の材料となる,と.
宮内悠介:月と太陽の盤;基盤師・吉井利仙の事件簿,2016.11.20,初版1刷,東京,光文社
碁盤が出てくるお話ということで,興味があって読みました.中身はミステリの短編集のような形でしたね.放浪の基盤師吉井利仙と,その彼を師と仰ぐ若い棋士が探偵役.碁盤の目って,日本刀で刻んでいるんですね〜,知らんかったわ.
「青葉の盤」、「焔の盤」、「花急ぐ榧」、「月と太陽の盤」、「深草少将」の5編.それに掌編的な「サンチャゴの浜辺」が加わっています.個人的には小野小町の逸話も面白かった深草少将のお話が好きでしたね.
榧といえば,実家の近くの家が榧の枝を落としていて,その枝に実がたくさんついていたので,拾って帰ってみたのですが,この榧の実の匂いを「かすかに甘い、爽やかな香り」と表現している部分があって,うーん,と思いました.グリーンな匂いはしたのですが,甘い……かな? 実は食べられるし,油がとれるそうですね.そして木は碁盤の材料となる,と.
本日の一冊
ドロシー・ギルマン,柳沢由実子訳:クローゼットの中の修道女,2000.10.7,第8刷,東京,集英社
あとがきを読むと,どうやらこの作家さんは別シリーズで人気の作家さんらしいのですが,
修道女とか修道士とかに無闇に反応する私としては,このタイトルで借りたので,有名な方は読んでいないという.
女子修道院に寄贈された土地と屋敷は,何の縁があってのことか理由がわからない.とりあえず,その土地と建物を確認するために,シスター・ジョンと,シスター・ヒヤシンスが旅に出ることに.二人とも俗世間からは切り離されて生きてきたけれど,勇敢さと誠実さと怖いもの知らずといってもいい大胆さで,なにやらいわくつき+クローゼットの中身つきの建物とそれに纏わる謎を解き明かしていく.
時代はちょい古めで,どうやら70年代のアメリカとのこと.そこらへんの知識はなにもないのですが,シスター・ジョンの動じないところとか,でも吸収できるところはどんどん吸収していくところとか,なんだかとても爽やかに読むことができました.「クローゼットの中の修道女」が物語上そこまで強いキーにならなかったのは残念な気もしますが.古い建物,森,修道女とミステリな展開.結構映像向きなんじゃないかな〜と思ったり.
ドロシー・ギルマン,柳沢由実子訳:クローゼットの中の修道女,2000.10.7,第8刷,東京,集英社
あとがきを読むと,どうやらこの作家さんは別シリーズで人気の作家さんらしいのですが,
修道女とか修道士とかに無闇に反応する私としては,このタイトルで借りたので,有名な方は読んでいないという.
女子修道院に寄贈された土地と屋敷は,何の縁があってのことか理由がわからない.とりあえず,その土地と建物を確認するために,シスター・ジョンと,シスター・ヒヤシンスが旅に出ることに.二人とも俗世間からは切り離されて生きてきたけれど,勇敢さと誠実さと怖いもの知らずといってもいい大胆さで,なにやらいわくつき+クローゼットの中身つきの建物とそれに纏わる謎を解き明かしていく.
時代はちょい古めで,どうやら70年代のアメリカとのこと.そこらへんの知識はなにもないのですが,シスター・ジョンの動じないところとか,でも吸収できるところはどんどん吸収していくところとか,なんだかとても爽やかに読むことができました.「クローゼットの中の修道女」が物語上そこまで強いキーにならなかったのは残念な気もしますが.古い建物,森,修道女とミステリな展開.結構映像向きなんじゃないかな〜と思ったり.