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ここはゴミ箱です
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本日の二冊

相良守峯訳:ニーベルンゲンの歌;前編,1978.5.10,第24刷(1975.1.16第18刷改訳),東京,岩波書店
相良守峯訳:ニーベルンゲンの歌;後編,1978.9.16,第24刷(1975.2.17第19刷改訳),東京,岩波書店

前編は若き英雄ジーフリトがブルゴントの国へ行き美しき王妹クリエムヒルトと結婚し,やがて王妃ブリュンヒルトとクリエムヒルトとの言い争いのためにブルゴントの勇士ハゲネに殺されるまでの話.
後編はジーフリトの死を忘れられないクリエムヒルトがフン族の国の王エッツエルと再婚し,兄王や兄弟達を呼び復讐を果たし,そのため自らも殺されて死ぬまでの話.

前編は華やかに英雄ジーフリトの活躍が書かれ,後編はひたすら血なまぐさい復讐劇となります.写本によって多少違いがあるようで,古い写本の方は最後が「ニーベルンク族の災い」となっているところ,後の写本では災いが「歌」になっているのだとか.

……どう考えても災いだわなこれ.特にクリエムヒルト.女の身でもっと賢く復讐するなら拍手喝采だったかもしれないけれど,どう考えても他の男頼り.皆さん騎士道精神にも限度がありましてよ.「うわ、この女やべぇ」と気づいて途中で殺そうとしなかったエッツエル王がいけなかったと思う(←酷い奴).
いや,本当はハゲネの騎士道うんたら全くないジーフリト謀殺の件が一番悪いですけど.結構クリエムヒルトの恨みはジーフリト半分お宝半分だったように思うんだ…….
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本日の一冊

清家未森:身代わり伯爵の告白,東京,角川書店
清家未森:身代わり伯爵の誓約,東京,角川書店

出版年と版は姉の家にあるため不明です.

遅くなりましたが,新年明けましておめでとうございます.
本年もよろしくお願い致します.ぴょん.

年末年始を姉の家で過ごし,年越しソバ,おせち,雑煮etc.

食・べ・過・ぎ

お腹の出っ張りが恐ろしい.1月の残りは粗食に勤めなくてはならないと思います.福袋も買いました.とうとうお財布も買いました(昨年中頃に小銭入れ部分のチャックが壊れていた).紅茶もコーヒーも買いました.おおむね満足であります.

年末年始はレンタルDVDで気になっていた以下のタイトルを鑑賞.順不同です.

「アリス・イン・ワンダーランド」ティム・バートン
「シャーロック・ホームズ」ガイ・リッチー
「クリスマス・キャロル」
「サマーウォーズ」

その他「K-20 怪人二十面相・伝」,「夏目友人帳1」,「伯爵と妖精1」,「ローゼンメイデン1」など.アニメは通しで見る時間がないので,「とりあえず1見てみる?」という感じで見ました.「シャーロック・ホームズ」ではあまりの探偵→→→→→助手っぷりに笑い,「K-20 怪人二十面相・伝」では小林少年が怪しい!! と最後まで思っていました.ティムはアリスに何を求めていたのでしょうか(遠い目).「クリスマス・キャロル」はあまりにアトラクション向けでちょっと……と思いましたが,それにしても老人(スクルージ)の足チラが多すぎて,誰向けのサービスなのかと思いましたよ…….寝間着だから仕方ないんですが.
本日の二冊

ヘルマン・ヘッセ作,西義之訳:ナルチスとゴルトムント—愛と死の遍歴—;上下,1977.3.10,第2刷,東京,岩波書店

ヘッセ初……かな,もしかして.何で手に取ったかと言うと,冒頭部分をチラ見したら修道院とか僧とか出てきてたから.……ほんとにそれだけというある意味で恐ろしい動機.

しかし読み進めれば修道院が出てくるのは初めと終わりだけ.つまりナルチスの出てくる部分だけなんですよね.でもグイグイ読まされましたよ,モエ抜きで.いや……モエもあったけど.

「知と愛」という邦訳の方がメジャーなんでしょうか? つまりナルチスが知でゴルトムントが愛.でも私が読んだ印象だと,確かにゴルトムントは”愛”に生きたというか……普通こういう言い方をする時って愛を貫いたという意味にとれるような気がしますが,ゴルトムントの場合は愛を求めたというのがしっくりくるように思います.表象しがたい母のイメージを取り戻した時からずっと,彼は女性に従順です.女性達の求める男として振る舞う.訳のせいもあるんでしょうけど,彼はその最後の旅から帰るまではずっと若々しく,女性にとって魅力的な……イメージとしては淫魔なんですけど,一人のものにはならない男,みたいな.だから最後に相応に老人っぽくなったのは,ナルチス達登場人物もびっくりしたろうけど,私もびっくりしました.

ゴルトムントが求めたのは母の愛(愛の母?)であり,女性との愛欲であり,ナルチスとの友愛であったわけですけど,目標としていた母の愛は結局形にはならず,女性達との愛欲は結局彼の糧にはなっても目標にはならず,ナルチスとの友愛だけが最初から最後まで貫き通されて形にもなり,唯一のものとしてゴルトムントの得られた愛だったのでしょうか.放浪して様々な人々と出会い,奔放に肉体的な快楽を得て,その快楽とあいまいな境界線しか置かずに死が側にあることを知る.メメント・モリ.……う〜ん,もっと若い頃に読んでいたらもっとショックを受けたかもしれないなと思う作品ですね.ゴルトムントの奔放さは思春期の女の子には許し難いものかもしれん(笑)

だからじゃないけど,ナルチスを想ってヨハネス像を少しずつ作りあげていく部分にはほっとしたというか,緊張したというか.ナルチスは知の人だけど努力の人で,ゴルトムントは天然の愛の人で天才肌.ゴルトムントが心の中にある”感情的な”すべてを映す母の像を作ることを一生かけてやるなら,ナルチスはその”知”で様々なことを見通しながら自分の役目と決めた枠の中で非凡さを発揮できるように努力しつつ一生を築き上げるのではないでしょうか.

お互い”あぁいう風にはなれない”と思うからこそ相手が輝いて見えるのかもしれないな.

……いや,難しいことはわからんが.なんかすごい作品だった.
本日の二冊

真瀬もと:アルレッキーノの柩,2005.6.30,初版,東京,光文社
ローラ・チャイルズ,東野さやか訳:ダージリンは死を招く;お茶と探偵1,2008.1.29,第4刷,東京,ランダムハウス講談社

読んだ順は逆で,長崎の旅行のお供に連れて行ったのが後者.前者は持ち歩きに向かない大きさ&厚さだったので…….お茶と探偵は,出版された当初から気になってはいたのです.表紙可愛いし.でも手を出しそびれていてようやく借りました.……うん,紅茶の蘊蓄つまりドレイトンの出てくる部分だけでもいいかな.だって! あんまり推理はしていないんだもの…….ティーショップの仕事にはとても興味ありますので,その背景部分だけでも読んでいて楽しいですが,……人物に振り回されているだけで結末を迎えてしまった感がちょっといただけない.シリーズの続きどうしようかしら…….

真瀬もとさんの本はおそらく「レリック・オブ・ドラゴン」だけかな? 読んだことがあるのは.そういえばあれの主人公もちょっと藤十郎と似た雰囲気だったか……(うろ覚え.おそらく五年以上前に読んでいるはず).レリック〜はあれですよ.トカゲ? サラマンダー? なんか可愛い動物がいて,それ……だけだったな.ちょっと憂鬱なというか,繊細な精神を持った人物は上手に書きますよね.一方で新平みたいな人はちょっとパンチが足りないというか.もっと変でもいいと思う! 見たいなのは私個人の好みですね,すみません.魔女の本はちょっと読んでみたいです.グロそうですが.
本日の一冊

東川篤哉:ここに死体を捨てないでください!,2009.8.25,初版第1刷,東京,光文社

鵜飼探偵シリーズ久しぶりかな〜,読むの.表紙の「殺人死体・ポイ捨て禁止!」って看板,殺人死体でなければポイ捨てしていいのか……? それとその上の人シルエットがどう見ても両手を挙げて踊っているようにしか見えず,この標識は一体何が言いたいのかと思ったら,さっきようやく気づきました.

上から見たシルエットだからこの人倒れているんだ.

つまり死体のシルエットだったんですね.この男ノリノリである。っていう標識かと思った.このシリーズ読むたびに思うんですが,烏賊川市はそれだけでネーミング勝ちっていうか…….正直探偵達のおかしなやりとりよりもその市名が出てきただけで笑える.
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