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ここはゴミ箱です
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本日の二冊

シェンキェーヴィチ作,木村彰一訳:クオ・ワディス;中,1995.3.16,第1刷,東京,岩波書店
シェンキェーヴィチ作,木村彰一訳:クオ・ワディス;下,1995.3.16,第1刷,東京,岩波書店

あー,すごいですね,なんか.時代考証云々はよく分かりませんが,構図がすごくて,ネロ,ペテロ,パウロ,享楽と殉教と,美と醜悪と.ウィニキウスとペトロニウスと.これでペトロニウスがキリスト教徒になったりしちゃったら(史実の人らしいのでそんなことはないのでしょうが),全然つまんなく——こういう言い方どうかなと思いますが正直に——なっていたと思うんですよね.すっごい味のある書き方されてて……エウニケじゃなくても惚れるわぁ.

下巻ほぼ胸糞悪くなるような血なまぐささなので,「これおススメ!」と誰彼構わずお渡しするのはできかねるのですが,ぐぐっと引き込まれる本でした.あと,ネロの宮廷の描写が「あんた見てきたの?」っていう感じ.これは映像にしたら映えるでしょうねぇ.でも文字で読み想像するからこそその豪奢さと,どこか滑稽な部分が余計に感じられるような気がしました.
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本日の一冊

ポオ作,八木敏雄訳:黄金虫・アッシャー家の崩壊他九篇,2006.4.14,東京,岩波書店

「メッツェンガーシュタイン」,「ボン=ボン」,「息の紛失」,「『ブラックウッド』誌流の書き方/ある苦境」,「リージア」,「アッシャー家の崩壊」,「群集の人」,「赤死病の仮面」,「陥穽と振子」,「黄金虫」,「アモンティラードの酒樽」.

アッシャー家は有名なのに読んだことのない作品代表みたいなところがあったので,「ちょっくら頑張って岩波文庫読んでみようか期間」(終期未定)につき,手に取ってみた次第.

以下隠さないけどネタばれ↓

『死んだと思って葬った妹が墓から出てきてお兄様びっくり』みたいな状況を最近どこかで読んだ……? と思ったら,「アルレッキーノの柩」http://agnus.blog.shinobi.jp/Entry/342/ でしたね.事件とは関係ない部分だからネタばれでも大丈夫だろう.

くだらないことですが,「陥穽と振子」の陥穽がなんと読むのかわらからず,皆のGoogle様と林檎ちゃんに標準装備の辞書に助けられました.……これでも漢○検定2級なんだぜ…….もう十年も昔のことか…….
本日の一冊

山本博:ワインが語るフランスの歴史,2003.7.10,東京,白水社

歴史の影にワインあり(?).というほどフランスの歴史とワインは深く長く関係しているということが,この本を読むと分かります.あと,この著者はワインほんとに好きですね.ワインの蘊蓄は面白いですし,ちょっとしたフランスの観光案内も兼ねてますので,歴史とワインと観光,それととにかくフランスに興味のある方は面白い本だと思います.

……ワインの香りを表現するのに黒トリュフとか言われてもわかんねぇけど.

目次にクリュニーとシトー派修道院が載っていたので借りたんですが,読んでいてパネェと思ったのが美貌の騎士(シュヴァリエ)デオンのエピソード.剣の名手が女装して女帝に会うため秘密任務って……何それ何の物語? 気づかれないくらいの美貌だったってこと? そんな漫画みたいな…….

詳しく覚えられなくても,読んだ後にはちょっとワインを飲みたくなる.そんな本ですね〜.
本日の二冊

スズキヒサシ:山獄の獅子王:タザリア王国物語5,2008.12.10,初版,東京,メディアワークス
スズキヒサシ:乱峰の荒鷹:タザリア王国物語6,2010.1.10,初版,東京,メディアワークス

タザリア発刊分に追いついてしまいましたね.ブサンソンとお別れし,ケルビムという常識人と出会い,そしていよいよ傷心の冬将と再会.……狼大喜び.カバーのジグをおんぶしているファンの写真に大笑い.ほんと,どこまでもおぶっていきそうです.この人,ほんとにどうしようもない(笑).ケルビムに嫉妬してどうする,ファン.大人げない……というかこの人図体大きいだけで大人じゃない.

どうにも執着心強そうな人に好かれる主人公ですが,6巻の表紙でいきなり成長したような……? 足の骨で作られた指輪を,リネアとファンが持っているって,その状況絶対おかしいと思うんだ.ご利益云々のところで,ファンのは笑って握りつぶしてしまえば良かったと思うのね.
本日の二冊

吉田修一:悪人;上,2010.6.30,第5刷,東京,朝日新聞出版
吉田修一:悪人;下,2010.8.10,第6刷,東京,朝日新聞出版

母さんが年末に暇つぶしに読んでいたものを,私が読むかもしれんというので置いて行ってくれたもの.映画キャストの文庫版カバーかと思ったら帯だった.

……帯デケェ.

そして裏面にインタビューが載っているという.映画化して文庫版ももっと売れると思ったんだなきっと.
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