ここはゴミ箱です
本日の二冊
高田衛:八犬伝の世界;伝奇ロマンの復権,1980.11.25,初版,東京,中央公論社
田村光影,村上和光,岩淵正明編著:現代ドイツの社会・文化を知るための48章,2007.7.25,初版第2刷,東京,明石書店
自分が生まれる前に出版された本を読んでいるというのは不思議な感じですね.それも,何百年も前というわけではなくて,結構近い年のものを冊子として手に取っているというのは,なんか親近感が余計というか.いや,何百年も前のものだって手に取れることはすごいことです.不思議というより,すごい.
八犬伝をネタにして,職場のキャラクタを考えられないかと思っているのですが,実は南総里見八犬伝自体,読んだことないんですよ.長いのでちょっと……と思いつつ,新書だしこれなら読みやすいだろう,いっそ解説的なものを先に読んじまえ!(あらすじで分かった気になることも必要です)という言い訳で読みました.
うん,大体のあらすじとキャラクタが分かったので,これでいい.
それにしても馬琴という人は,本当に色々な資料を読み込んでこの南総里見八犬伝という物語を作り上げていった人なんですね〜.八という数字についての考察が面白かったですし,八房に唐獅子(狛犬)的な役割が当てられていたというのも涎出そうでした(←涎……?)
伏姫を慕った八房は結局人と獣という線を越えることはなく,再出現の時にも唐獅子聖獣的な位置で出てくるわけですが,なんとなく「狭き門」を思い出したのは私だけでしょうな.あ,でも八房の方が悟っているか…….
高田衛:八犬伝の世界;伝奇ロマンの復権,1980.11.25,初版,東京,中央公論社
田村光影,村上和光,岩淵正明編著:現代ドイツの社会・文化を知るための48章,2007.7.25,初版第2刷,東京,明石書店
自分が生まれる前に出版された本を読んでいるというのは不思議な感じですね.それも,何百年も前というわけではなくて,結構近い年のものを冊子として手に取っているというのは,なんか親近感が余計というか.いや,何百年も前のものだって手に取れることはすごいことです.不思議というより,すごい.
八犬伝をネタにして,職場のキャラクタを考えられないかと思っているのですが,実は南総里見八犬伝自体,読んだことないんですよ.長いのでちょっと……と思いつつ,新書だしこれなら読みやすいだろう,いっそ解説的なものを先に読んじまえ!(あらすじで分かった気になることも必要です)という言い訳で読みました.
うん,大体のあらすじとキャラクタが分かったので,これでいい.
それにしても馬琴という人は,本当に色々な資料を読み込んでこの南総里見八犬伝という物語を作り上げていった人なんですね〜.八という数字についての考察が面白かったですし,八房に唐獅子(狛犬)的な役割が当てられていたというのも涎出そうでした(←涎……?)
伏姫を慕った八房は結局人と獣という線を越えることはなく,再出現の時にも唐獅子聖獣的な位置で出てくるわけですが,なんとなく「狭き門」を思い出したのは私だけでしょうな.あ,でも八房の方が悟っているか…….
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本日の一冊
田中千博:食の鳥獣戯画;江戸の意外な食材と料理,2006.11.17,初版,東京,高文堂出版
きっかけは大根でしたの.
まぁ,アレな趣味でサイトを巡っていたら,江戸時代の大根の売り方について疑問を持っていらっしゃる方がいて,葉っぱを落として売っていたのか,葉っぱはそのままつけて売っていたのか,というお題を「もらったぁ!」と自分のレファレンスとしていただいて,調べていたわけです.
江戸時代の野菜,料理については『農業全書』とか,名所図絵とかにもでているようですが,『熈代勝覧』の絵を参照なさったのとのこと.インターネットに出ている『熈代勝覧』を見ましたが,かなり書き込みされた,綺麗な図巻なんですね.勤め先には図を参照できる資料がありませんでしたが,ネットでも細かいところまで見れます.
そんなこんなで,大根の図を探して,江戸時代の料理に興味が出てきたので,本書を読みました.まぁ,野菜でなくて主に肉食のお話ですが.しかし鶏卵については外せなく,途中出てきた「卵の黄身と白身を反転させる」話に「!?!」となりました.え,でき……るんだ,そんなこと.や,やってみたい……!.簡単な器具と技法でできると書いてあるが…….新聞記事調べんとだめかしら.
田中千博:食の鳥獣戯画;江戸の意外な食材と料理,2006.11.17,初版,東京,高文堂出版
きっかけは大根でしたの.
まぁ,アレな趣味でサイトを巡っていたら,江戸時代の大根の売り方について疑問を持っていらっしゃる方がいて,葉っぱを落として売っていたのか,葉っぱはそのままつけて売っていたのか,というお題を「もらったぁ!」と自分のレファレンスとしていただいて,調べていたわけです.
江戸時代の野菜,料理については『農業全書』とか,名所図絵とかにもでているようですが,『熈代勝覧』の絵を参照なさったのとのこと.インターネットに出ている『熈代勝覧』を見ましたが,かなり書き込みされた,綺麗な図巻なんですね.勤め先には図を参照できる資料がありませんでしたが,ネットでも細かいところまで見れます.
そんなこんなで,大根の図を探して,江戸時代の料理に興味が出てきたので,本書を読みました.まぁ,野菜でなくて主に肉食のお話ですが.しかし鶏卵については外せなく,途中出てきた「卵の黄身と白身を反転させる」話に「!?!」となりました.え,でき……るんだ,そんなこと.や,やってみたい……!.簡単な器具と技法でできると書いてあるが…….新聞記事調べんとだめかしら.
本日の一冊
……の前に,東日本大震災から1年.
立てないくらいの地震というのを,あの日初めて体験しました.
被災地にはほとんど何も貢献できていませんが,
亡くなられた方々のために祈ります.
今年は被災地の方へ是非旅行に行けたらと思います.
大沼紀子:真夜中のパン屋さん;午前1時の恋泥棒,2012.2.5,第1刷,東京,ポプラ社
真夜中のパン屋さん続きです.これは真夜中通り過ぎる時間まで続けるのか? パンが食べたくなる本ですね.個人的には佳乃も綾乃も「?」というキャラクタだったんですが.「……え? 何したいの良くわかんね」.これはまったく個人的な感覚の違いですが.なので思うように話に入り込めませんでした.でもパンの描写は好きなんだ.実はシュトレンあんま好きじゃないけど,おいしく食べられそうに思える不思議.あとクロワッサン食べたくなりました.深夜に走って行けるパン屋さんもいいのかもしれません(←夜に外出しない人が何を言うか).
……の前に,東日本大震災から1年.
立てないくらいの地震というのを,あの日初めて体験しました.
被災地にはほとんど何も貢献できていませんが,
亡くなられた方々のために祈ります.
今年は被災地の方へ是非旅行に行けたらと思います.
大沼紀子:真夜中のパン屋さん;午前1時の恋泥棒,2012.2.5,第1刷,東京,ポプラ社
真夜中のパン屋さん続きです.これは真夜中通り過ぎる時間まで続けるのか? パンが食べたくなる本ですね.個人的には佳乃も綾乃も「?」というキャラクタだったんですが.「……え? 何したいの良くわかんね」.これはまったく個人的な感覚の違いですが.なので思うように話に入り込めませんでした.でもパンの描写は好きなんだ.実はシュトレンあんま好きじゃないけど,おいしく食べられそうに思える不思議.あとクロワッサン食べたくなりました.深夜に走って行けるパン屋さんもいいのかもしれません(←夜に外出しない人が何を言うか).
本日の二冊
伊藤博著:コーヒー博物誌,1993.5.25.初版第1刷,東京,八坂書房
埜納タオ著:夜明けの図書館,2011.12.19.第4刷,東京,双葉社
珈琲の起源として,「キリスト教説」と「イスラム教説」があり,私が珈琲豆を買っているカ○ディは前者を採用しているんですね.あのシュールな山羊の絵が頭に浮かびました.
バッハのコーヒー・カンタータは有名ですが,他にもコーヒーを歌った詩などがあるようで,「恋はマラカス楽しいルンバのリズム」と歌いたくなりました.でも本読みながら飲んでたのは紅茶なんだ.
もう一冊は漫画ですが,そりゃ……ねぇ? 読んでみないといけないっしょ.というわけで買いましたとも.感想? う〜ん.なんと言ったらいいのか.あ,でも行政職で図書館に配置された方の視点というのは,重要ですよね.デレるの早かったけども…….
伊藤博著:コーヒー博物誌,1993.5.25.初版第1刷,東京,八坂書房
埜納タオ著:夜明けの図書館,2011.12.19.第4刷,東京,双葉社
珈琲の起源として,「キリスト教説」と「イスラム教説」があり,私が珈琲豆を買っているカ○ディは前者を採用しているんですね.あのシュールな山羊の絵が頭に浮かびました.
バッハのコーヒー・カンタータは有名ですが,他にもコーヒーを歌った詩などがあるようで,「恋はマラカス楽しいルンバのリズム」と歌いたくなりました.でも本読みながら飲んでたのは紅茶なんだ.
もう一冊は漫画ですが,そりゃ……ねぇ? 読んでみないといけないっしょ.というわけで買いましたとも.感想? う〜ん.なんと言ったらいいのか.あ,でも行政職で図書館に配置された方の視点というのは,重要ですよね.デレるの早かったけども…….
本日の一冊
セバスチァン・ハフナー著,魚住昌良監訳,川口由紀子訳,ウルリヒ・ヴァイラント図版協力:図説プロイセンの歴史;伝説からの解放,2000.9.15.第1刷,東京,東洋書林
まぁ,なんの影響でプロイセンという国なのかは,推して知るべし,ですね.大変立派な本で,ページ数も多かったですが,図版も多かったのでこんなものかな,と.ドイツ騎士団時代とかさらりと通り過ぎ,第一次世界大戦以降もぶった切って,本当に「プロイセン」のみを,副題にあるように伝説から解放させようという試みで綴られた本.……なのだと思います.
伝説というのは,本書では黄金のプロイセン伝説(ドイツ統一がプロイセンの使命だというもので,歴代の王達はそれを望み,意図してそれぞれの役割を果たしたという運命論的なもの)と,黒のプロイセン伝説(野蛮な軍国主義として,フリードリヒ大王,ビスマルクらがヒトラーの先駆者であったというもの)と表されていました.どちらも過去の宣伝であるとする著者の立場は明確で,ちょっとロマンとか運命にときめく人にはちょっと物足りない(笑)かもしれない.
プロイセンはプログラム,というのは面白い表現でした.人々が集まり,やがて集落を形成し街を作り,自治制度が生まれて争い,協調したりして取り決めを作り,法を整えたり王を立てたりして国となるような成長過程はこの国にはなく,恐ろしく理性的で,恐ろしく非情なプログラムができ,それを維持するために人々を集めたような逆説的な部分があるようです.そしてこの時代,そんな先駆的で,形だけの国に人が集まった.まさに時代の申し子,というような国だったのかなぁ,という.個人的にはそう理解しましたが.
それにしてもうへぇ,寒い.
セバスチァン・ハフナー著,魚住昌良監訳,川口由紀子訳,ウルリヒ・ヴァイラント図版協力:図説プロイセンの歴史;伝説からの解放,2000.9.15.第1刷,東京,東洋書林
まぁ,なんの影響でプロイセンという国なのかは,推して知るべし,ですね.大変立派な本で,ページ数も多かったですが,図版も多かったのでこんなものかな,と.ドイツ騎士団時代とかさらりと通り過ぎ,第一次世界大戦以降もぶった切って,本当に「プロイセン」のみを,副題にあるように伝説から解放させようという試みで綴られた本.……なのだと思います.
伝説というのは,本書では黄金のプロイセン伝説(ドイツ統一がプロイセンの使命だというもので,歴代の王達はそれを望み,意図してそれぞれの役割を果たしたという運命論的なもの)と,黒のプロイセン伝説(野蛮な軍国主義として,フリードリヒ大王,ビスマルクらがヒトラーの先駆者であったというもの)と表されていました.どちらも過去の宣伝であるとする著者の立場は明確で,ちょっとロマンとか運命にときめく人にはちょっと物足りない(笑)かもしれない.
プロイセンはプログラム,というのは面白い表現でした.人々が集まり,やがて集落を形成し街を作り,自治制度が生まれて争い,協調したりして取り決めを作り,法を整えたり王を立てたりして国となるような成長過程はこの国にはなく,恐ろしく理性的で,恐ろしく非情なプログラムができ,それを維持するために人々を集めたような逆説的な部分があるようです.そしてこの時代,そんな先駆的で,形だけの国に人が集まった.まさに時代の申し子,というような国だったのかなぁ,という.個人的にはそう理解しましたが.
それにしてもうへぇ,寒い.