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ここはゴミ箱です
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本日の一冊

ジョージ・R・R・マーティン著;酒井昭伸訳:竜との舞踏3;氷と炎の歌5.2013.11.25.初版,東京.早川書房

うおおい,ここで終わるのかおい.次出るのいつだよ〜.
っていう感想です.

ジョンとデナーリスが中心といっていい展開になってきましたが,ちゃんとティリオンもアリアも出ます.でもブロンのことも気になっているのですが,確かにこんな風に描き出したらきりがないというか.著者一人で何人分の人生描けばいいんですかって感じになるので,伸びる気持ちも分かりますが次をなるたけ早く出してくださいお願いします(一気).

はぁ,原作が出てないから当然次が日本語で出るのもまだまだ…….
でもテレメアの次が出るようですね.こっちもちゃんと完結まで進んで欲しいところ.
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本日の一冊

アブー・ヌワース,塙治夫編訳:アラブ飲酒詩選,1988.1.18,第1刷,東京,岩波書店

えっと,ルバイヤートを読んだので,アラブの詩ということで岩波文庫の並びを見ていたらこんな本を見つけました,みたいな.題名奮ってるわと思って思わず借りてしまいましたが,面白かったです.

アブー・ヌワースは8世紀から9世紀にかけての詩人で,その詩の通り大変なのんべえだったようです.
この詩選も,半分位は飲酒詩,つまりお酒を飲むことを喜びとして,お酒を讃えたたり,禁酒の戒律なんてクソ喰らえだぜって言ってみたり,その耽溺っぷりを隠しもしないという俗物っぽさが全面に出ています.
オマル・ハイヤーム(オーマー・カイヤム)もお酒を嗜んでいましたが彼の場合は何となく漂う諦めというか,憂鬱な雰囲気がアンニュイな感じがあふれていました.
それに対してこのヌワースの詩は酒を嗜むなんて程度ではなくって,まさに溺れているというか.もうこれって中毒に近いよね? っていう感じ.でもそれが楽しそうだったりするんだな.

恋した女性に冷たくあしらわれてお酒と男色に溺れたっぽいようなところもありますが,年をとってからはお酒を飲んだことをアッラーに許してもらえるように嘆願する詩を作ってもいるようです.本気だったのか,それとも皮肉だったのか……?

これから忘年会シーズンですし,少し彼を真似して酒を楽しむこともありかなと思ったり(もちろん飲みすぎはいけません!!)
本日の一冊

J.P.ヴェルナン,吉田敦彦:プロメテウスとオイディプス;ギリシァ的人間観の構造,1978.2.24,[初版],東京,みすず書房

『はじめてのギリシア悲劇』が面白かったので,もう少しギリシア悲劇の本を読んでみようと思いまして,よくファンタジー小説などでも出てくることの多いプロメテウスがタイトルにあった本書を選びました.

取り上げられているのはアイスキュロスの「縛られたプロメテウス」.そしておそらくはその続編となる、「解放されたプロメテウス」の二作が主で,それらのプロメテウス像とヘシオドスの「神統記」「仕事と日々」とが比べられています.
当時の女性の地位の低さもあったでしょうが,ヴェルナン氏の解説によるところの女性の扱いは読んでいても腹立たしい(ギリギリ).でもプロメテウスが「前もって考える、先を見通す能力を持っている」ことと,その弟エピメテウスが「後から考える、つまり手遅れになってはじめて気が付く者」であり,すなわち人の知恵とは神の叡知には及ばないという解釈は面白いと思いました.所詮浅はかなりということなのか,人知が及ばないということなのか.
いずれにせよ,「ヒュッポリュトス」でも思いましたが,神々はとても理不尽.

そういう理不尽さの極致がソポクレスの「オイディプス王」ではないかと.そもそも事の発端というか,なぜオイディプスは自身の罪科なく,父殺しや母との結婚という呪いを受けなければならなかったのか.スフィンクスの謎を解き,知らず殺した父王の後を継いで王になりはしたけれど,驕りというほど驕っても,神を侮ってもいなかったと思うのに.

しかし劇中の彼の台詞が最初から”本人にとっては無自覚に”しかし”観客にとっては明示的に”二重の意味を持つというのは,この解説を読んでいて本当に驚きました.いや,実際は『はじめてのギリシア悲劇』にあったように,これらディオニュソスの祭典で演じられた悲劇は必ず皆が知っている神話を題材にするという前提があったのですから,”観客が知っている”ことを前提に劇も台詞も組み立てることができるんでしょうが,よく考えられているなぁと.

オイディプスは王から一転して穢れた盲目の罪人となり,自ら望んだこととはいえ,国から災いを払うために追い出されるというのは,つまり穢れを一人に集めて外に出すということ.それを考えると,彼が幼少時に殺された(実際は助かっているのですが)ことによって,彼は一旦死者となったのかもしれないなとも思います.そんな死者が再び親殺しの罪を負って戻ってきて,母と結婚して国に一時の繁栄と災いをもたらした.そして再び災いを払うために国を出るという.なんとなくマレビトという言葉を思い出しました.彼はこの国の生まれであるにも関わらず,この国の王であったにも関わらず,異邦人だったのではないかな,なんて.
本日の一冊

丹羽隆子:はじめてのギリシア悲劇,1998.12.20,第1刷,東京,講談社

名古屋に出張に行った折り,普段はネットをして過ごす時間に夜遊びもせずホテルにあるテレビを見ていたわけです.何の番組かはよく分からなかったのですが,月の女神をめぐっての旅番組のようなものだったのだと思います.ギリシアの円形劇場で,アルテミスとアフロディテの出てくる劇が少しだけ演じられまして.ああ,それが『ヒッポリュトス』だったんだなぁと本書を読んでわかりました.おそらく番組中でも言及していたんでしょうが,そこは覚えていなかったのです.

さてギリシア悲劇はディオニュソスの祭典で演じられた劇で,おそらく当時は色々な作品が演じられていたのでしょうが,現在まで残っているのは三人の詩人の作品だけだとか.そのひとつが『ヒッポリュトス』だったわけですが,この時代の演じ手と客はすべて男子のみだったそうです.そして演じ手は基本三人で,仮面を付けて演じ分けをしていたとか.殺しの部分は裏で行うのが基本だったようです.

『メディア』などは話の筋だけは絵画の解説などで知っていたのですが,苛烈な話ですよね.これを男子が演じて男子だけが観ているって……おまいらどんだけMなの? っていう気もする…….
本日の一冊

霜島ケイ:数え唄うもの;封殺鬼,2013.10.30,初版第1刷,東京,小学館

ユミちゃんが眼鏡に戻った.

ってそれは前にも言ったか…….何にせよ,相変わらずルルル文庫の他のラインナップとは一線を画す霜島先生.ついて行きますとも!

久しぶりに現代の彼らで,浮いた話が一切出て来ない三吾がメインです.本家の使役から自由になった聖と弓生はしばらくバカンスを楽しんだようですが,皆でわいわいやりたかったのか暇になったのか(多分両方),三吾に弟子入りして拝み屋をしようと言い出す始末.

私はバカンス中の鬼二人について回りたかったですよ.どこでもブランドもののスーツ着ている美人と,どこでも騒がしく食いまくる相方.なんだこいつら……!! 見ていてすっごく楽しそうです.

三吾主役で続けられるんじゃないかしらと思ったりします.人は良いし,まだ浮いた話がないことだし(失礼).しっかしお兄様はもうはっちゃけているとしか思えない……スリランカ,だと?
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