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ここはゴミ箱です
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本日の一冊

中勘助作:銀の匙,1999.5.17,改版第1刷,東京,岩波書店

岩波文庫読んでますが,そう言えば赤が多くて,青や緑は読んでいない……ということで,何を読むかと棚とにらめっこした結果,某漫画も同じタイトルだし,という理由で手に取った一冊.そう厚くなかったことも理由のひとつ.

随筆に分類されるんでしょうか.著者の子どもの頃のことを回想して綴った前編と後編.前編の最初にしか銀の匙は出て来ないわけですが,体の弱い引っ込み思案な幼少期に薬を掬い入れるために使った匙だそうです.

子どもの頃のことを回想しているわりに,妙な感傷がなくてとてもあっさりした印象の文章になっています.ずいぶん年をとってから回想したものかと思いきや,二十七で書いた文章でした.う〜ん,引っ込み思案の病弱でセンシティブな子どもがそのまま書いたような……? でも文章は綺麗ですし,記憶そのままだったかどうかはわかりませんが,細部の描写がどこか老成しているような.

夏目漱石が評価した文章は,最後が和辻哲郎の解説でした.漫画とは関係なかったけれども,こういう文章は滅多に読まないので新鮮でした.

ところで,青だと思って借りたのに,単に色が褪せていただけで緑って書いてあった.うん,別にどっちでもいいんだけど…….
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本日の一冊

ハウフ作,池田香代子訳:メルヒェン集;盗賊の森の一夜,1998.8.17,第1刷,東京,岩波書店

あー,本読めてねーなと,土曜日4週連続出勤したあたりで思った次第.
あ,今週は流石に休んだけど.まぁ,少し落ち着いてきた(かも?)だし.
今週から怒涛のガイダンスが始まっても,まぁ,うん……体力つけよ…….

岩波文庫読むの止まってるわーと思って借りてきましたが,どうも岩波の赤にしか手を出していないな私.
青とか緑もあるんだけどね.う~ん,青とか緑なら短いの読みたいな.

さて,鍛冶職人,錺職人,馬方,学生が偶然泊まり合わせた旅籠はなんだか怪しい.
盗賊が襲ってくるのでは? という雰囲気を感じた彼らは夜通し物語って起きていることにした.
「鹿の銀貨」,「冷たい心臓その一」,「ザイードの運命」,「スティーンフォルの洞窟」,「冷たい心臓その二」.
その物語の間に,旅籠には高貴な身分の客と,それを狙う盗賊の姿が.
さて高貴な女性の身代わりになった錺職人は,何とかバレずに盗賊の頭領の心を打つことに成功.
女装男子頑張った.

解説で気づいたけど,この話貴婦人と腰元,それど宿の女将さんくらいしか女の人出てこないし,いても影が薄い.死んでしまった馬方の妹さんの話もあったけど,印象は薄いんですよね.

メルヒェンという言葉で思い浮かべるものとは違っていましたが,カンタベリー物語みたいでおもしろかったです.
本日の一冊

ケヴィン・ハーン,田辺千幸訳:魔女の狂宴;鉄の魔道僧2,2013.9.15,初版,東京,早川書房

オベロンのために読んだ(真面目).
被害妄想気味のアティカスと愛らしいオベロンの会話が可愛くて……もうそれだけで読み進めているような気がします.今回は前回よりもちょっとスケールがこじんまりした気がしましたね.まぁ,神と魔女では相手が違うか.

新年度に入りまして,あまり頭の回転もよくないせいで仕事が回っていないかなぁと反省.馬力がないので最初の一週間で疲れてしまいました.
土日休めれば少しチャージできそうな気もしますが,今のところ土曜日は三週くらい続けて出勤しているので,今週……どうだろう.
モエで力を溜めるしかないわ.ということで,誰かオベロンみたいなワンコ飼ってないでしょうか(現実逃避).ベポでもいいわ.
本日の二冊

ケヴィン・ハーン,田辺千幸訳:神々の秘剣;鉄の魔道僧1,2013.3.15,初版,東京,早川書房
ベン・アーロノヴィッチ,金子司訳:女王陛下の魔術師;ロンドン警視庁特殊犯罪課1,2013.4.15,初版,東京,早川書房

正直ハヤカワのファンタジー文庫は表紙で売ろうとしているなと思わなくはない.
でもまぁ,取っ付きやすくなるという点ではいい戦略なんだろうな〜.その表紙戦略に釣られて読んだベルガリアード物語は大変読みづらくて難儀しましたが.

この二冊でいうと,どちらも一人称なのには変わりないのに,後者はやや読みづらい感じ.前者は読みやすく,何より犬が可愛い.オベロン可愛い.可愛い.
後者にも犬は出てきましたが,そっちは小型犬.オベロンはアイリッシュ・ウルフハウンドなので大型犬です.アティカスとの会話がかーわいいんだこれが(大事なことなので二回の二倍言った).

ただやや読みづらいとはいえ,後者の設定も大変面白いものでした.年寄り英国紳士魔法使い萌え.いやいや……魔法の設定がですね.熱量とか,エネルギー保存の法則とかをね,真面目に考え出して思考が止まらなくなる主人公がどう成長すんのか.気にはなるけど読みづらいんだ…….あと邦題は明らかに日本人向けと言わせてもらう.原題は「Rivers of London」で,なるほど中身に沿ったタイトルだが,邦題には向かないよな.
本日の一冊

清水玲奈他著:世界の夢の図書館,2014.1.15,初版第1刷,東京,エクスナレッジ

誕生日のお祝いにと買ってもらった本です.うっとりするほど美しい図書館が37館紹介されています.
時折奇抜とも思える色や形の図書館もありますが,それはそれでおもしろいですね.
ただし日本の図書館はひとつも入っていなかったのと,どうしても欧米の図書館が多くなってしまう傾向にあるようでした.今なら韓国とかだってきっと素敵な図書館あるんじゃないかしら.

そうはいってもヨーロッパの図書館は垂涎です.ハリポタの図書館だったり,何だか困り顔の聖人の像がある修道院図書館とか.そもそも書架に梯子がくっついているタイプの図書館で,実際にその梯子に登ったりとかしたことねーし,やってみてーし!! はぁはぁ(息切れ).地味にツアー時間とか料金とか書いてくれているので,写真だけでなく一度でいいから行ってみたい……と思わせる小憎い演出.引きこもりにはハードルが高すぎるぜ…….いいなぁ,ケルズの書とか飾ってあるんだぜ.

ヨウツベに図書館で蔵書を使ったドミノ動画をあげていたのはシアトル公立図書館ですね.ブランデンブルク工科大学の近未来的なピンクや緑の図書館は,工科大学だしこれくらいやってもいいよね感がたまらないです.外見もオシャレ.でも中に長時間いるのはどうかな.個人的には目がチカチカしそうなんですが(笑)

映画アレクサンドリアの舞台となったアレクサンドリア図書館は大火でなくなってしまいましたが,現代の新アレクサンドリア図書館はものすごい収納力を持ったスーパー図書館ですね.うらやましいわ.
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