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ここはゴミ箱です
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本日の二冊

高橋美保:食育の力;子どもに受け継がれる生活の知恵,2009.10.20,初版,東京,創成社
谷川彰英:食の授業をデザインする。;学校栄養職員のために,2002.07.22,第1刷,東京,全国学校給食協会

どちらも微妙に古いのですが,『給食のおにいさん』の間に,小説じゃないものも読んでみようと思いまして.私の子どもの頃には,こんな風に”食育”って言葉はメジャーではなかったので,どういう内容をいつどのように学校教育に取り入れているのか,『給食のおにいさん』の内容だけでは分からない部分があったのです.でもまぁ,二冊読んでみて『給食のおにいさん』の方が分かりやすいし網羅的になっているように思いました.選んだ本が悪かったのか.
前者は同じことを繰り返し,あまり整理せずに説明しているように思えましたし,後者はあまりに具体的すぎたかな.

一人暮らしの人間からすれば,朝食夕食は常に孤食です.全く会話のない食卓ですね.子どもの頃からというわけではなかったので,今の子ども達の状況とは違いますが.せめて早食いを改善しないと……かな.
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本日の一冊

遠藤彩見:給食のおにいさん,2015.04.01,12版,東京,幻冬舎
遠藤彩見:給食のおにいさん;進級,2015.10.30,9版,東京,幻冬舎

ミステリのカテゴリーなのかもしれないなと思いつつ,ミステリには入れませんでした.タイトル気になってはいたのですが買わずにいたところ,姉が買っていたようで読ませてもらっています.まだ続刊があるので,そちらも読みます.

給食って大量調理ならではの難しさがあるものなんですねぇ.確かに食中毒とか大変ですから,清潔,そして大きな鍋とか使うので安全も大切.うーん,私が小学生の頃は給食室のある学校ではなくて,給食センターから運ばれてきていましたので,調理風景とかは見たことないのですが,読み聞かせに行っている小学校には給食室があります.おにいさんはいないようですが(笑).

調理師として,自分の店を持つことを夢見ていた佐々目が,こども達と接するうちに給食調理の世界に目覚めていくようなお話.毛利さんのキャラクターがいまいち二巻目でも掴めませんが,こども達の給食事情を含め楽しく読んでいます.中には胸の痛むお話もありますが,それも含めて.

自分よりも,食育を受けて育ってきたこども達の方が,マナーはいいんだろうなぁと.一人暮らしも⚫︎年以上となると,食事を含め,色々なところがズボラになっていきますからねぇ(遠い目).

九州で地震,そしてエクアドルでも地震のようですね.今日は凄い強風だし…….聞いているだけで不安なのだから,現地の方々の不安はどれほどでしょうか.熊本城も実際に観光に行ったことがあるから,画像を見ただけでも衝撃でした.まずは余震が早く治まるといいな.
本日の一冊

葉室麟:蜩ノ記,2014.08.10.第10刷,東京,祥伝社

職場の方にいいよ,とオススメされてはいたのですが,読むまでに随分と時間が空いてしまいました.出だしの描写が綺麗だなぁというのが第一印象です.でもその前に実は映画の予告編を見ていたので,なんとなく最初のビジュアルは映画の印象を借りているのかもしれません.第146回直木賞受賞作なのですね.意識せずに最後まで読んでいました.

源吉がね,もう……(涙).”よくできた息子”で,妹思いの働き者,そして学がないといいつつもどこか達観したような,大きなものに委ねてかつ,自分の足で立っている感がすごくて…….彼が死んでしまった下りが大変ショックでした.秋谷や庄三郎そっちのけで,彼にぐいぐい惹きつけられていたから.

なんとなく秋谷の方に意識が向かなかったのは,織江さんがですね.まぁ,時代的な背景を考えると別に不思議ってわけではないのでしょうけれど,「彼女はこれでよかったのかな」と思ってしまう部分が抜けきれずだったわけでして.どうしても釈然としない部分があるのよね〜.

でもこの本で面白かったのは,時代劇の最後で悪代官がやられて終わるみたいなのではなくて,悪代官(代官ではないのですが)役の人の苦悩というか,そういうところまで見せてしかも彼は最後まで生きているという部分ですね.その前に一泡吹いているからこそ,源吉を間接的に殺した人と思いつつ,読者的には憎みきれない感が絶妙だったと思います.
本日の一冊

森見登美彦:有頂天家族,2010.08.05.初版,東京,幻冬舎

文庫版の初版ですね.森見さんの本を初めて読みました.ずっと気になってはいた作家さんだったのですが,なんとなく手に取らずにいたわけですが,文庫版ならいいか(?)と.なんだか理由があるようなないような……?

表紙の狸たちの中に蛙が混ざり,読みながら「ああ、表紙の蛙は次男なのか」と.結局最後まで蛙だったね,次男.
読みやすくてするする読めるのですが,最後まで読んで「はて、何の話だったか」と思った時に,タイトルそのまま”家族”の話だったという感じは個人的にしなくって.なんとなく煙に巻かれたような,狸に化かされたような……? 面白く生きて,後に何かを残すわけではなく,でも多くの人にとって人生って結局そういうものなのかもとも思うわけです.何が残せたかって,結局何にも.でもそれが悲しいとか情けないとかじゃなくて,多分「そういうもの」ってことなんじゃないかと思ったわけです.
偉くて強い天狗様はいなくって,飲んでばっかりで女好きで.弁天様だけは少し異様な立ち位置にいるように見えて,結局彼女は「人間」なのであって,それが弥三郎達にとっては異様というより異種であるというだけなのではないかと.

さて,つらつらと書いて,やっぱり最後には「何の話だったか」と思うわけです.でも嫌いじゃない.

本日の一冊

寺山修司:寺山修司詩集;現代詩文庫52,1972.10.15,東京,思潮社

カツク/ラの二号前くらいで特集されていた詩集の中で,「名前は知っているけれど一度も読んだことがないので読んでみようかな」というのが室生犀星(実際は青空文庫で読んでいた)と,寺山修司だったので,詩集ならある程度読みやすかろうと思って手にしました.

結果,読んだか読んでないかわからないくらい,何を言っているのか分からなかった.これは私の脳みその問題なのかどうなのか.とにかく,この方は死というよりも犯罪についてとても興味を持っていて,そして母殺し,猫殺しに執着しているように思えます.仮想母殺しごっこというか.

ふるさとは遠きにありて思うもの / という室生犀星のスタンスとはまた違っていて,故郷というか,田舎というか,そういうものに対する暗い気持ちが出ているような気もします.それにしても,本文に対する解説も何言っているのか分からなかったな…….
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