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ここはゴミ箱です
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本日の一冊

三杉隆敏著:真贋ものがたり,1996.6.20,第1刷,東京,岩波書店

岩波新書祭りを自分の中で開催しているわけではありません.でも連続してますね.本書の著者は中国陶器の研究家の方.陶器,磁気の時代や流通,波及などを研究していらっしゃるようです.その中でもちろん,本物ニセモノという話が美術史や考古学,骨董に絡んで出てくるわけで.そういうお話を交えて,著者の考える真贋論というのが独自に展開されていきます.

古いだけで値がつくなんて,という言葉がどっかの漫画で出てきたような気がしますが,模写して勉強とか考えると,それは本物ニセモノ論とはちょっと違ってきますし,著者の言うように偽物であってもそれをわかっていて好きでいる分には価値的にはホンモノ? みたいなこともあるでしょう.真贋ものがたりも奥が深い.そして罪深くもあるのか.

そういえばブラジルは夜だとだいぶ気温も下がるらしいですね.常夏みたいなイメージで5日の日記書いちゃった(テヘ).
昨日の開会式をラジオで途中まで聞いて,昨日は地元の花火を遠くから見るということをしました.風の方向が悪く,一方は煙に巻かれて時折見えなくなってしまったりしたのですが,もう一箇所同時間で開催されていた方は,小さいながらも風の方向は影響せず,たくさんの花火が打ち上げられるのを見ることができました.うん,夏っぽいことした!!
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本日の一冊

廣末保:四谷怪談;悪意と笑い,1984.5.21,第1刷,東京,岩波書店

妖怪展を観に行ったので,妖怪の本でも……と思ったのですが,いい本が見当たらず,では夏だし幽霊の展示もあったから怪談にするか,と.
借りてみたはいいですが,四谷怪談の歌舞伎のお話で,ストーリーとか分かっている人前提の本だった…….そもそもそう言えばお話の本筋を分かっていない自分には読みにくかったです.でも読み進めればストーリーは分かった.歌舞伎を見ていないので,鼠が出てくるところとか,お岩さんの顔が醜くなってしまうところとか,どうやって演じるのかなぁと興味が湧きました.

いよいよリオデジャネイロ五輪が開幕ですね.あっつい中(ブラジルも暑いよね?)さらに熱くなるような運動をする選手達って,そのフィールドに立つだけ素晴らしいと思ってしまう万年お家大好きで運動不足な自分は思うのでした.
本日の二冊

兵庫県立歴史博物館,京都国際マンガミュージアム編:図説妖怪画の系譜,2009.4.30,初版,東京,河出書房新社
塚谷裕一:スキマの植物の世界,2015.3.25,[第1刷],東京,中央公論新社

大妖怪展なるものを見に行こうと思って,その予習復習でどうかなと借りた本の内容が展示の内容とすっごく被ってたっていう.いいのか悪いのか.ただ時代の流れにより,本では妖怪集めみたいなものがポケモンに比されていたのに対して,展示では妖怪ウォッチだったっていう…….

海坊主を大きな影だけで表すのがなんかとっても愛らしくって.稲生物怪録絵巻っていうのがあって,少年が一ヶ月の間物怪と毎日出会っては耐えを繰り返す話なのですが,少年串刺しの小坊主が蚊帳の外におろうとも,寝転がって気にしない豪胆さ.面白い.
そして展示もされていた化物嫁入絵巻.これ凄いシュールかつ面白い.見合い,結納,嫁入り,結婚式,子供が生まれるとこまでいく.それだけだとなんだっていうストーリー性皆無の話なんですが,キャラが立ち過ぎていて…….絵は拙いのに感動しちゃうレベル.

展示の構成は妖怪→病の虫→幽霊画→浮世絵→六道絵→唐突の妖怪ウォッチでした.病の虫も展示は少ししかなかったけど面白かった.採集場所とか書かれてるんだもの.
本日の一冊

佐伯順子:「女装と男装」の文化史,2009.10.10,第1刷,東京,講談社

タイトルだけ見ると,なんて本を読んでるんだって気になりますね.内容はとっても真面目なものです.シェイクスピア劇には異性装がてんこ盛りですが,歌舞伎や能の中にも異性装はごく当たり前に取り入れられていて,宝塚も然り.

リボンの騎士って,アニメ絵本かなんかで読んだのかなぁ.あんまりはっきりと内容は覚えていないんですよね.改めて古本屋で立ち読みしたら「亜麻色の髪の乙女」だったんだなぁって.今読めば,王子様じゃなくて海賊と結婚すれば良かったのにとか思っちゃいますね!

今どき(というにはやや古いか)の漫画も取り入れつつの構成で,飽きずに読める本でした.にしても,昔の日本の性的な懐の深さというか……あまり何も考えてない感がすごいな.あ,道成寺の衣装が男性のものだったってこと,この本で初めて知りました.違和感なく女性だと思ってた.
本日の二冊

S・E・グローヴ,吉嶺英美:マップメイカー;ソフィアとガラスの地図;上,2015.7.25,初版,東京,早川書房
S・E・グローヴ,吉嶺英美:マップメイカー;ソフィアとガラスの地図;下,2015.7.25,初版,東京,早川書房

何時の何処が原因で起きたのかわからない《大崩壊》後,世界は時代がばらばらになって,そのばらばらの時代が隣接するようになってしまった.新西洋と呼ばれるようになった北アメリカのボストンに住んでいる地図作成者(マップメイカー)のシャドラックとその姪ソフィアは,シャドラックが浚われたことをきっかけに,新世界を旅することになる.

世界観がよくできていて,ソフィアとセオのガール・ミーツ・ボーイの関係も可愛らしい.なにより,マップメイカーのつくる地図が面白い.平面に表されて,でも重層的な組み合わせで一種のヴァーチャル・リアリティを作ろうというのだから.ラクリマという存在は悲しいし,この新世界,時代がまだ動いているから問題は多そうだが,しかし続き物だとは思わなかった…….そりゃ,両親見つかってないものね…….
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