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ここはゴミ箱です
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本日の一冊

有川浩:キケン,2013.7.1,初版,東京,新潮社

新潮社祭りというわけではなく,たまたま借りている図書館の都合で文庫本は新潮社率が高いというだけの話.コミカルな表紙が発売当初から気になってはいたけれど……って,そんなのばっかりですね.

中にも挿絵というか漫画というか,が入っているとは知らなかった.機械制御研究部,略て機研でキケン.舞台は電気工科大学ということで,機械のハード,ソフトを学べる大学のようですね.機械制御といいつつ,火薬大好きの部長がいて,なんだかいつも製図引いている副部長もいて,二人とも二回生.語りはどうやら一回生の誰かが後に奥さんに語っているらしい.

ということで,部員エピソードを何個か入れて,ハチャメチャな学祭があり,ロボット相撲があり.展開がドタバタでテンポよく進んでいくので,ストレスなく読めていいなと思います.何より男子の集まりのこのテンションというか団結力というか.どうなのかな,これって女子の妄想も入っているのかな.実際こういうテンションなのかな.

ロボット相撲的な機械系ソフト系のお話がもう少しでてきても良かったかなとも思うけど,それだと話のテンポが悪くなっちゃうかしらね.工学系の頭良いけどバカな男子達のお話でした.
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本日の一冊

榎田ユウリ:ここで死神から残念なお知らせです。,2015.1.1,初版,東京,新潮社

新潮社文庫で,THORES 柴本さんの絵って,なんだかちょっと違和感ありますが,最近の文庫はビジュアルで売る傾向が強まっているようにも思いますので,こういうもんなんでしょうな.
タイトルで惹かれていた本で,絵も好きですし読んでみたいとは思っていたものの,すっかり忘れていたのです.
本日電車に乗って出かける用事があったので,事前にお供に持っていく本を借りようと図書館へ行ったところ,棚にあった本書を見かけて,さらりと読めそうだから借りてみました.行きの電車は混んでいたし,昨日酒も飲んだので,多少グロッキーで読んでいる余裕はなかったのですが,帰りの電車で少し読めました.あとは寝ちゃってたので,結局家に帰ってきてから読み終えた次第.

カブキブ!の著者さんでしたか.カブキブ!も気になってはいるのですが,まだ手を出せていません.死神から残念なお知らせ,ということですが,死神がお知らせする内容が「あなたまだ死んでませんよ」では死神の仕事じゃなくなっちゃうので,残念なお知らせの内容はまあ当たり前っちゃ当たり前.それにしてもよく喋る死神だった.続巻が出ているようなので,それも読んでみようと思いますが,これを借りた図書館には置いてなさそうだったな.
本日の一冊

加賀野井秀一:猟奇博物館へようこそ;西洋近代知の暗部をめぐる旅,2012.1.10,[初版],東京,白水社

グロテスクと美と,エロティックさと崇高なる知の追求と.まあそんな感じのものをごちゃごちゃにしたような,医学と宗教と,科学とゲテモノ趣味みたいな感じの,博物館です.デスマスクについての本を読んだりもしましたが http://agnus.blog.shinobi.jp/Entry/703/ ,これにも出てきました.
それにしてもベンサムさんもベンサムさんだけど,彼(の骨入り)を会議に出席させちゃう大学の人達も相当だと思う.

写真が小さかったり,少なかったりするのが残念ですが,骸骨寺はすごいっすね.シャンデリア作っちゃうとかありかよ.でもこの本の中で一番震撼したのは,デュピュイトランの逸話の中で,彼が幼い頃に”近くを通った金持ちの婦人に誘拐されるが、父親が馬の背に飛び乗って追跡し事無きをえた”っていう部分.可愛かったからだろうってかいてあるけど,何気に一番怖いエピソードだよ.

タイトルで倦厭されそうだけど,中身の語り口はあっさりしているので,七不思議の理科室のエピソードが好きな人は読んでみるといいと思った(という変な感想を書いて終わる).
本日の二冊

三浦しをん:神去なあなあ夜話,2012.11.30,初刷,東京,徳間書店
垣内磯子作,小林ゆき子絵:ふしぎなよるのおんがくかい,2014.11.1,第1刷,東京,小峰書店

なんだか,書店で新刊として並んでいるのを見たのはつい最近のように思うのに,2012年ってことはもう5年も前なのですね.読むのが遅くなりましたが,夜話というタイトルのように,前作よりは内容がちょっと大人しい感じ.なんせ日常の方はとんでもない祭りがありましたのでね.
今回は人の死とか,失せ物とか,そういう喪失の話が入りつつ,ちゃんと直紀との関係が進展しています.ちょっと清一の山太へのプレゼントの描写が,コレジャナイロボを思い起こさせて笑った.

後者は読み聞かせで使用.三話あるうちの二話までしか時間的には読めないボリュームですし,本は小さいので,せっかく色鮮やかにカラーで描かれているページも遠くからではわからなかったでしょうが,秋の虫が出てくるし,芸術の秋だし,と思って選びました.
秋の虫たち,猫,最後は星が,それぞれのオーケストラ(最後以外は寄せ集めというか)の指揮を,有名な指揮者リードさんにお願いします.リードさんは大事な指揮棒を手にして,それぞれのために指揮棒を振り,アドバイスを与えるという話.カネタタキっていう虫の名前が出てきて,聞いたことない名前だけど,実は音を聞いたことはあるのかしら? って思いました.

ああ,朝顔を抜いて種を集めたので,次に植えるものを選ばないとな〜と,こちらも秋を感じるこの頃です.
本日の二冊

高田崇史:鬼門の将軍,2017.2.20,初版,東京,新潮社
三浦しをん:神去なあなあ日常,2009.6.15,3刷,東京,徳間書店

あれ,高田せんせがK談社以外から出すのは珍しいんじゃなかろうか? そのせいか,シリーズ物ではなさそうな感じでしたが,将門って扱うの初めてではないよね?

http://agnus.blog.shinobi.jp/Entry/852/

でも扱っていたように,なんとなく菅原道真,平将門,崇徳院はセットのような気がしてしまいますが,そうじゃないのよ,ということですね.相変わらず,お酒をパカパカ飲みながら展開するなぁって.酒に弱すぎるような人が主要メンバーに入ったりしないんだろうか? そんなの,作者が書いていて面白くないと思うのかな?

神去はタイトルからして面白そうだなと思いつつも,手を出さぬうちに映像化し,続編っぽいのも出ましたな.ようやっと手を出したので,映像見てないし,続編はこれから.林業の話っぽいということはぼんやりわかっていたのですが,そんで,林業の話も出てきて面白かったですが,職場のおじさま達がいいキャラしてんだよね〜.地区の風習というか,祭りも面白かったし.
だからじゃないけど,余計に主人公が薄い感じがしたのかな.語り手として主張しすぎずってところが読みやすかった要因かもしれないけど.うーん,なんかなんとなく田舎に適用してしまった,人のいい都会っ子みたいな感じ.でもそれくらいの方が読み進めやすくて良かったのかも? 林業に従事していらっしゃる方で,花粉症の人ってほんと大変そう…….
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