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ここはゴミ箱です
本日の一冊

米澤穂信:秋期限定栗きんとん事件:上,2009.3.13,再版,東京,創元社
米澤穂信:秋期限定栗きんとん事件:下,2009.3.13,初版,東京,創元社

買ってしばらく積ん読状態だったものをようやく読みましたよ.前巻で一緒にいても小市民にはなれないと,別れた小鳩君と小山内さん.今回はそれぞれ恋人を作り,小市民的なお付き合いを目指して努力するわけです.
おまいら,お互いに騙し騙され画策し謎解きし,そういう関係でいいんじゃね? みたいな.お互いの能力をお互いにのみ全力で発揮し合っていれば,他に被害が及ばず一番の策のような気がします.つまり二人だけで勝手にやってくれ,と.
それにしても,最後の小山内さんの台詞に小鳩君は「ははっ、それは確かに許せないね」と答えるでしょうか.答えて欲しいところであります.青筋とかたてて,小山内さんよりも綿密な復讐計画を五十通りくらい思い描いて欲しいところですが,それは小鳩君のキャラじゃないでしょうか.

ところで連休中に横浜へ行きました.そごうでエリック・カール展.そして人形の家に行き,中華街をひやかして元町で服を買い,川崎で一泊.翌日六本木ヒルズにてメイド・イン・カッシーナ展,国立新美術館にてルーブル美術展を見てきました.行き当たりばったりで行動したわりにちゃんと目的の場所は制覇できたことを喜びたい.
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本日の一冊

吉屋信子:花物語:中,2006.4.10,新装版第8刷,東京,国書刊行会

先日読んだ花物語の続き.続きというかひとつひとつはそれぞれのお花の短編なので,どっから読んでも構わないものですが.ダーリアから始まり向日葵まで.燃ゆる花だけが特定の花の名前をおいていませんが,ラストが衝撃的なお話.上巻を読んだ時点ではただの,淡い憧れとか,儚い美しさだけを書いているものかと思っていましたが,今回は狂気に追いつめられるまでの激しさとか,職業的な自立心に目覚めるお話(ダーリア)とかがあって,夢見るだけの少女小説ではないんだなぁと感じたりしました.

そして関係ないけど,四月ももう終わりだなぁ,なんて.
本日の一冊

ヤコブス・デ・ウォラギネ,前田敬作,山口裕訳:黄金伝説3,1986.6.30,京都,人文書院.

基本的な流れをお話ししましょう.なにげにエグイですよ,注意してください.
「神々に供物を捧げるのだ! そしたら助けてやる!」
「いやだー!」
「なにぃ! ならば皮を剥いでくれるわぁ!」
「そんなの平気だぁ!」
「うおっ! ならばこれならどうだぁ,火炙りにしてくれるぅ!」
「まだまだぁ!!」
「えぇい、小賢しい! 首を切っておしまい!」

殉教に至る.

……何故最後だけ女王様なのか,という疑問は置いてけぼりにして.
勿論穏やかに死んだ聖人もいますが,殉教者の基本的な流れは上記の通りです.身ぐるみどころか,全身の皮剥がされてますが,普通はここで死んでいるはず☆っていうツッコミはしてはいけないんです,きっと.

特に新約聖書は飾り気の少ないものなので,このような華々しい(?)エピソードを加えた黄金伝説が生まれたという解説だったように思いますが(後はまぁ,ギリシャ・ローマその他の神々に対抗するための聖人伝という意味も多いにあったのでしょうが),つまりあれですね.二/次創/作?
これに刺激された絵画作品なども多く生まれているようなので,西洋の方々の創作意欲を刺激したことだけは間違いないのでしょう.……ちょっと感性違うかなって思うのは私だけですかね.あ,でも大天使聖ミカエルとか,名前だけでときめいちゃう自分は感性違うなんて言えないか.
本日の一冊

吉屋信子:花物語:上,2006.4.10,新装版第10刷,東京,国書刊行会

鈴蘭からはじまり露草まで,少女達の美しく儚い物語を書き集めた本……だと理解してみました.全編に渡って詩的でちょっとそう……花色めいている.花物語だから当然のこと,と言える形で綴った,これは作家さんの力量でしょうか.
少女が憧れるのは美しい人,美しく儚い花のような人.ということで憧れの”マドンナ”が現れ,時には母のように,時には姉のように,時には理想の女神のように現れては消えていくという.読んでいてむず痒くなるというのも確かにありますが,ちょっとそう……憧れるというか.そんな”女の子の世界”ってあるもんなんだなぁという一種の感動.文章は美しいですし,ちゃんとお花も題だけではなく,話に関わってきますしね.私は服の描写にどきりとしましたね.同性が着ている服の半襟に美しさを感じるって,う〜ん.
本日の一冊

百瀬しのぶ:おく/り/びと,2009.3.17,第13刷,東京,小学館

ちょっとまた悪い方で話題になっていたので一応検索避けしてみました.映画は見ていないのですが,姉がノベライズを買ったらしく,それを借りて読みました.

実はお葬式に出席したことがなく——献花ならありますが,あれをカウントしていいのか——,未だに作法等々何も知らないで生きてきているのですが,納棺師という仕事があることも初めて知りました.遺体を清めて,お化粧して納棺する,そういうお仕事があるんですねぇ.映画の方が見てみたくなりました.

明日レポート書いていた件が終わるので,ちょっと週末くらい一息つけそうな感じです.GW(いつものことながらすっかり乗り遅れているので)近場で面白そうなことやってないか,検索してみようと思います.
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