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ここはゴミ箱です
本日の一冊

深沢梨絵:悩める助祭の緑の季節,2010.4.5,初版1刷,東京,講談社

「ウブな神父に恋の洗礼!?」って正直この帯にはドン引きだぜ…….
レジに持って行くまでの間に帯を剥がすかどうか本気で悩みました.

これって一応BLなんですかね〜.著者はそのつもりとのことでしたが,どんだけ「恋の洗礼」だったのか聖職者マニアとしては読んでおかないと駄目かと(つうかそのマニアが駄目だね)思って.表紙も綺麗だったし(モノクロ絵はちょっとイメージ変わる).

中身はね,いや結構真面目ですよ.地味と言われても仕方ないくらいに真面目ね.というか,身につまされる……(?)とりあえず東京教区に本当に杉並南教会があるかどうか検索しちゃったじゃないですか(笑).やけに具体的だったからびっくりしてさ.

一時期吉祥寺と杉並の真ん中あたりに住んでいたので,なんとなく身近に感じてしまった.この本は航平の方に視点を置くともっと悶々とした感じだったんでしょうね.頑張ってイエッサと争ってください(HP短編の話).

私は好印象な本ですけど,一般受けはしなそう.何しろコアだ.のっけから「漁師ペテロの召命」ですか? これでO.K.出した編集すげぇと思う.

ちなみに五島行きたいな〜ってもう十年近く思っているのに,今だ実現せず.
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本日の二冊

スズキヒサシ:影の王子:タザリア王国物語,2006.7.25,初版,東京,メディアワークス
スズキヒサシ:黒狼の騎士:タザリア王国物語,2006.11.25,初版,東京,メディアワークス

表紙絵が綺麗で,多分出た当初書店で気になっていたんだと思うんですが,電撃を買うことって滅多になかったのでその時も素通りで終わっていました.しかし某活字雑誌(ここまで言ってしまえば分かる)で紹介されていたので,古本探してみました.

ただラノベだという認識以外文庫名さえ覚えず行ったため,探すのにえらく苦労した(←アホです).とりあえず二冊しかなかったので,二冊だけ購入.本,増やさないってどの口が言っているのか.

さて,女子同士の陰湿ないじめってあるけど,この皇女様の主人公へのいじめっぷりは恐ろしく歪んでいる.「ははぁん? 好きの裏返しか?」なんて茶化せるレベルではない.そして早くも二巻目でヘタレっぷりを披露した冬将の騎士.お前さんのこの先が心配だ.
本日の一冊

ハンス・ツィッパート作,ミヒャエル・ゾーヴァ絵,諏訪功,ヴォルフガング・シュレヒト訳:お皿監視人;あるいはお天気を本当にきめているのはだれか,2009.10.15,第1刷,東京,三修社

ドイツでは「お皿に食べ物を残すと雨」「お皿をカラにすれば晴れ」と言われるそうな.それをネタに,天気をコントロールしようとしているお皿監視ビジネスを創造し,ひとつの奇妙な物語に仕立てたのがこのお皿監視人であります.

絵はミヒャエル・ゾーヴァ.表紙にはお皿監視人の空色の制服を着た男が二人(目が見開かれてまんまるなのはコワイ).しかし絵も奇妙だが設定も奇妙.あるお皿は天気と関係なく,あるお皿は世界中のどこかのお天気に関係しているなんて.ゾーヴァは何を基準にして挿絵書く書かないを決めているのだろうか…….
本日の一冊

村田栞:シェオル・レジーナ:百合の王座,2006.3.1,初版,東京,角川書店
村田栞:シェオル・レジーナ:大いなる深淵の鍵,2006.7.1,初版,東京,角川書店

全4巻で完結.すっきりとまとめて好印象のお話でした.ファティマ(リリス)のモテっぷりは凄かったですが,「何故創造主は楽園に禁断の果実を植えたのか」っていうことを物語によく取り込んでいたと個人的には思います.さてしかし,性別のない天使は偽りでもってでも女性と交わることができるのか……? 肉体的なものではないと考えればいいのか? 生まれたのもリリムだしね.

個人的には山羊頭さんが好きだったので,コガネムシどんと来いでしたが.てんとう虫では簡単に潰されそうだし(←酷い),蝶々はポケットに入れられなさそうだし,大きいと目立つし……うん,コガネムシでいいんじゃね?

あとグランディエの影が後半若干薄かった…….いやちゃんと告白までしていて立派ですけど.羽も戻ってちゃんと触れるようになったしね.などなどありましたが,うん天使長とか出て来ちゃうと正直聖☆お/にい/さんが思い浮かんで正直真面目に読めない.
本日の一冊

坂木司:短劇,2008.12.25,初版1刷,東京,光文社

ミステリ,とも言い難いのでカテゴリは普通の読書日記にしました.
恐怖劇? というほどでもなく.短編というよりも掌編というのでしょうかね.本当に数ページで終わる短いお話が二十七編(あとがき含む)収録されていて,元々は何かの連載だったのでしょうか.ここまで一本ずつが短い本は珍しい気もします.(私が読まないだけか)

確か出版された頃にこれまでの坂木さんのイメージを覆すような本だという話でした.坂木さんと言えばほんわか人情そしてちょっと切ない系の和み系ミステリを書かれるというイメージでしたので,それからすればそう……確かにイメージが違うかも知れませんね.ちょっと暴力的で後味の悪〜いお話も入ってましたし.でも恐怖劇ではないんだな.ちょっと唸りながら,でもあっさり読み切れる.本を読むのが嫌いという人に「じゃあこの一編だけでも」と勧められるような感じの本でした.
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